ページID:86676更新日:2018年8月7日
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適正な計量の実施を確保するためには、使用する計量器が正確であることが必要です。このため、「検定」とは、取引又は証明における計量や人の生命・健康に関係する計量に使用される特定計量器が、法令で定める構造や精度を有しているかを検査し、認定することです。
「検定」に合格すると「検定証印等」が付されます。
一方、「定期検査」とは、取引又は証明に使用される特定計量器のうち、「非自動はかり」「分銅及びおもり」「皮革面積計」について、定期的に性能及び器差(誤差)を確認する検査です。検査周期は2年に1回となります(皮革面積計のみ1年に1回)。
「定期検査」に合格すると「定期検査済証印」が付されます。
分銅は、実用基準分銅又はこれらに準ずる性能を有する分銅を依頼検査として行っています。詳細は、「依頼検査について」をご覧ください。
はかり及びおもりの精度確認、調整、校正は、検定所では行っていないため、メーカー又は購入先にお問い合わせください。
また、ISO関係で計量トレーサビリティの証明等が必要な場合は、JCSS登録事業者、メーカー又は購入先にお問い合わせください。
JCSS登録事業者は、独立行政法人製品評価技術基盤機構センター(NITE)のホームページで確認できます。
ガソリン、灯油等を計って給油する給油機を燃料油メーターといいます。燃料油メーターは、製造の段階で、計量法令に定められた基準の構造・性能を有しているか、及び誤差が許容範囲内にあるかの検定等を受検し、合格したものには検定証印又は基準適合証印が付されて正確性が保証されます。
また、燃料油メーターは、一定期間使用すると構造・性能や誤差に変動が生じる恐れが高いために、検定の有効期間が定められています。検定の有効期間を過ぎたものは、再検定を受検し合格しなければ使用できません。
有効期間の確認方法は、「特定計量器の検定詳細」をご覧ください。
料金を表示しているタクシーメーターは、距離の誤差が計量法令で定められた許容範囲内にあるかどうかの検査を毎年受検しています。タクシーの運賃は、設定された料金、距離及び時間により決まりますが、この料金等は、国の運輸局により認可され、タクシー会社の営業区域、車種等で異なります。
タクシーの運賃は、距離だけでなく時間と併用されています(時間とは、時速10km以下又は停車時に、一定時間毎一定運賃が加算されていることです)。よって、交通状況(渋滞等)により同じ道で同じ距離をタクシーに乗っても料金が変わることがあります。