平成20年度公共用水域及び地下水の水質測定結果
経緯
県内の公共用水域及び地下水の水質汚濁状況の監視は、山梨県環境保全審議会の了承を得た測定計画により実施している。
内容
公共用水域の水質測定結果
(1)人の健康の保護に関する環境基準項目
- 砒素を除く25項目については、すべての地点で環境基準を達成した。
- 砒素については、塩川ダム貯水池(須玉町)で地質由来により環境基準を超過した。(年間平均値0.013mg/リットル。環境基準は0.01mg/リットル)
(2)生活環境の保全に関する環境基準項目
- 河川:河川の評価の指標となるBOD(生物化学的酸素要求量)の環境基準達成地点は22点中21地点であった。
- 湖沼:湖沼の評価の指標となるCOD(化学的酸素要求量)の環境基準達成地点は、5地点中3地点であった。
地下水の水質測定結果
(1)概況調査
- 環境基準項目では、すべての地点で環境基準を達成した。
- 環境基準超過井戸:0地点
- 環境基準内検出井戸:43地点(うち飲用井戸14地点)
- 要監視項目は、2地点でニッケルが、1地点でアンチモンとウランが、3地点で全マンガンが検出されたが、全指針値以内であった。(指針値が設定されていないニッケルを除く。)
(2)定期モニタリング調査
39地点のうち16地点で環境基準を達成したが、23地点で引き続き環境基準を超過した。このため、引き続きモニタリング調査を実施し、継続的な監視を行う。
- 環境基準超過井戸:23地点(うち飲用井戸1地点)
- 環境基準内検出井戸:11地点(うち飲用井戸2地点)
- 不検出井戸:5地点(採水不可1地点含む)
結果詳細
オープンデータ