ページID:6082更新日:2024年4月15日
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本県では、東京湾岸からの大気汚染物質の移流を主原因として、光化学スモッグが夏期に発生し、人の健康や植物に悪影響を与えることがあるため問題となっています。
このため、光化学スモッグ注意報等の発令を適切に行い、健康被害の発生防止に努めています。
自動車の排出ガスや工場のばい煙には、窒素酸化物や炭化水素が含まれています。これらの物質は、大気中で太陽の強い紫外線を受け、光化学反応と呼ばれる現象を起こします。その時できた「光化学オキシダント」などが、特殊な気象現象になったとき、白いモヤがかかったような状態になります。
この状態を「光化学スモッグ」と呼んでいます。
主として、目がチカチカする・痛い、涙が出る、せきが出る、のどが痛いといった粘膜刺激症状や息苦しい、吐き気がするといった症状があげられます。
光化学オキシダントによる大気汚染の緊急時に対処するため、昭和51年7月に「山梨県光化学スモッグ緊急時対策要綱」を定め、県民への情報の周知及び健康被害の発生防止に努めています。
また、オキシダント濃度が上昇する時期(4月~9月)に「光化学スモッグ強化期間」を設けて監視及び連絡体制の強化を図っています。
緊急時の注意報等の発令基準は、表のとおりです。
令和6年4月20日(土曜日)から9月23日(月曜日・振替日)
予報 |
オキシダント濃度が注意報発令基準値に近く、その状態が更に悪化すると予想されるとき |
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注意報 |
オキシダント濃度が0.12ppm以上の状態が継続されると判断されるとき |
警報 |
オキシダント濃度が0.24ppm以上の状態が継続されると判断されるとき |
重大警報 |
オキシダント濃度が0.4ppm以上の状態が継続されると判断されるとき |