トップ > 組織案内 > 県教育委員会の組織(課室等) > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNo.0247東山南遺跡
ページID:32759更新日:2017年5月19日
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ペアのコーヒーカップ?いえいえ、今から1,600年ほど前の焼き物です。 東山南(ひがしやまみなみ)遺跡東山南遺跡は、考古博物館・埋蔵文化財センターのある甲斐風土記の丘・曽根丘陵公園のほぼ中央部、風土記の丘研修センターの東側から北側にかけて広がる遺跡で、標高340mの台地上に位置しています。公園の整備事業に伴い、1981(昭和56)年の調査区をA地区、1989(平成元)年と1990(平成2)の調査区をB地区とに分けて調査が行われています。
東山南(B)遺跡の円形周溝墓(手前が1号墓、奥が2号墓) 年代の「ものさし」-須恵器(すえき)-東山南遺跡では、5世紀前半から後半にかけて大阪府南部の陶邑窯跡群(すえむらかまあとぐん)で焼かれた灰色をした須恵器(すえき)が何点か見つかっています。
東山南(A)遺跡K-4号方形周溝墓の土器出土状況(右端が把手付椀)
東山南遺跡出土の須恵器把手付椀
(手前が東山南(A)遺跡K-4号方形周溝墓出土、奥が東山南(B)遺跡1号円形周溝墓出土)
須恵器にはさまざまな器(うつわ)の種類があり、これらの用途は基本的に実用の容器とお墓での葬送儀礼(そうそうぎれい)の際に使われたものとに分けることができます。 今回紹介した把手付椀を含む須恵器は、考古博物館常設展において展示中です。それにしてもこのカタチ、現代の作品だといわれても、何の不思議もありません。
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