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ページID:25294更新日:2017年5月19日

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遺跡トピックスNo.0192東山北遺跡

曽根丘陵公園の遺跡

0028国指定史跡銚子塚古墳-保存修理事業1-
0040国指定史跡銚子塚古墳-保存修理事業2-
0045国指定史跡銚子塚古墳-保存修理事業3-
0096国指定史跡銚子塚古墳-立柱-
0103国指定史跡銚子塚古墳-木製品-
0110国指定史跡銚子塚古墳-火きりんぼう-
0159国指定史跡銚子塚古墳-木-
0318国指定史跡銚子塚古墳-鼉龍鏡-
0335国指定史跡銚子塚古墳-立柱2-
0374国指定史跡銚子塚古墳-壺形埴輪-
0407国指定史跡銚子塚古墳-突出部と周濠区画帯-
0391国指定史跡大丸山古墳-雪におおわれた前方後円墳-
0126稲荷塚古墳-銀象眼大刀-
03334月の中道古墳群-
0388かんかん塚古墳-県内最古の馬具-
0067立石遺跡-山梨最古の旧石器-
0211上の平遺跡-方形周溝墓群-
0299上の平遺跡-地震の痕跡-
0097東山北遺跡-火打ち金-
0192東山北遺跡-方形周構墓-
0290東山北遺跡-ウマの歯と骨-
0353東山北遺跡-鉄製品-
0247東山南遺跡-把手付椀-
0414鍋弦塚と『東山の碑』-

0192東山北遺跡位置図

遺跡がある場所

東山北遺跡[ひがしやまきたいせき]は、風土記の丘・曽根丘陵公園内に位置し、坊ヶ峰[ぼうがみね]・東山[ひがしやま]・米倉山[こめくらやま]などの台地によって構成された曽根丘陵[そねきゅうりょう]にあります。

  • 所在地:山梨県甲府市下向山町字東山
  • 時代:弥生時代・古墳時代
  • 調査期間:1990年5月7日~8月24日,1991年5月7日~8月19日,

1992年5月11日~10月2日

  • 報告書:山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第79集

遺跡から確認されたもの

東山北遺跡からは、弥生時代(約2.300~1.700年前)の集落の跡や土器、古墳時代(約1.700~1.300年前)の方形周溝墓[ほうけいしゅうこうぼ]が確認されました。
この方形周溝墓は、県内で一番大きく、全国でも最大の部類にはいるものですが、山梨県ではこうしたタイプのこれより小さいお墓は数多く発見されています。

0192東山北遺跡発掘の様子

方形周溝墓は、四角く、ぐるりと溝[みぞ]を掘り、その内側に土を盛ってつくられたお墓です。東山北遺跡で確認された周溝は、遺跡が斜面に位置し、南側が深く、北側が浅くつくられていました。

0192東山北遺跡イメージ

  • 外周を含めた規模たて31.4mよこ36.0m
  • 周溝一番幅が広い場所7.20m
    一番溝が深い場所1.68m

0192馬の骨・歯の出土


写真は、当時の発掘の様子です。周溝の中を発掘している様子を見ても、幅が広く、とても深いことがわかると思います。黄色い線の場所では、馬骨と歯が、全部で23点発見されました。馬は弥生時代以降に朝鮮半島を経由して渡来したと考えられています。この馬は、この方形周溝墓の時代(約1.600年前)のものだと考えられます。公園の敷地内にある「かんかん塚古墳」(茶塚)の竪穴石室[たてあなせきしつ]からは、馬具(馬に乗るための道具)が発見されています。(こちらの馬具は県立考古博物館で展示しています。)

0192現在の写真

遺跡の上から見た風景です。とても眺めがよく、気持ちがいいです。当時の風景とはだいぶ変わりましたが、当時の人と同じ場所に立ち、ここからの風景と風を体感してみませんか?「歴史植物園」には様々な植物があり、はじめて見る植物もあるかもしれません。公園内にはたくさんの遺跡があります。

「甲斐風土記の丘・曽根丘陵公園」で遺跡探検をしてみませんか!

0192公園内地図

 

 

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住所:〒400-1508 甲府市下曽根町923
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