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更新日:2017年5月30日

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遺跡トピックスNo.0102平林2号墳

笛吹市の遺跡

0014経塚古墳-復元古墳-
0217経塚古墳-内部構造-
0251経塚古墳-石室の石積み-
0280経塚古墳-列石-
0396経塚古墳-八角形の意味-
0019桂野遺跡-石皿・磨石-
0100桂野遺跡-陥し穴-
0111桂野遺跡-前期土偶-
0262桂野遺跡-縄文時代前期の住居跡-
0265桂野遺跡-土器に描かれた物語-
0020四ツ塚古墳群-玉類-
0235四ツ塚古墳群-装身具-
0022狐原遺跡-墨書土器-
0059平林2号墳-副葬品-
0079平林2号墳-青銅鏡-
0102平林2号墳-ガラス玉-
0202平林2号墳-馬具類や装身具類-
0240平林2号墳-勾玉-
0337平林2号墳-勾玉-
0081身洗沢遺跡-田んぼと木製品-
0230身洗沢遺跡-プラント・オパール-
0339身洗沢遺跡-農具の今と昔-
0125水口遺跡-柄鏡形敷石住居跡(1号住居跡)-
0355水口遺跡-敷石住居跡(3号住居跡)-
0135花鳥山遺跡-エゴマ種子塊-
0194花鳥山遺跡-縄文時代の食生活を知る遺物-
0199花鳥山遺跡-世界最大級の縄文土器?-
0406花鳥山遺跡-耳飾り-
0145竜安寺川西遺跡-発掘調査速報-
0155竜安寺川西遺跡-発掘調査速報2-
0165竜安寺川西遺跡-発掘調査速報3-
0179竜安寺川西遺跡-ミニチュア土器-
0147境川中丸遺跡-発掘調査速報-
0157境川中丸遺跡-発掘調査速報-
0181境川中丸遺跡-S字状口縁台付甕-
0148一の沢遺跡-縄文時代中期の住居-
0293一の沢西遺跡-ヒトをモチーフにした土器-
0307一の沢遺跡-縄文土器-
0350一の沢遺跡-みんなで応援しよう!「ミュージアムキャラクターアワード2012」のいっちゃん-
0150稲山遺跡-発掘調査速報-
0160稲山遺跡-発掘調査速報2-
0170稲山遺跡-発掘調査速報3-
0209稲山遺跡-常滑甕-
0229稲山遺跡-すり鉢-
0288稲山遺跡-かわらけ-
0151三光遺跡-発掘調査速報-
0166三光遺跡-発掘調査速報5-
0171三光遺跡-発掘調査速報6-
0186三光遺跡-耳飾り他-
0173二之宮遺跡-食材をふかす道具-
0284二之宮遺跡-置きカマド-
0219亀甲塚古墳-盤龍鏡-
0264亀甲塚古墳-碧玉製管玉-
0234御坂中丸遺跡-縄文時代早期-
0275馬乗山2号墳-甲府盆地最後の前方後円墳-
0331地耕免遺跡-斎串と馬の歯-
0354中丸東遺跡-縄文時代前期の土器と古墳時代の住居跡-
0356石橋条里制遺構-古代の土地区画整理-
0371太鼓畑遺跡-調査概要-
0382六ッ長遺跡-調査概要-

甲府市から笛吹市にかけての甲府盆地北縁部には多くの6世紀から8世紀初頭にかけての古墳が多く分布しています。これらは大きく3つのグループに分かれており、東より春日居古墳群、大蔵経寺山(だいぞうきょうじやま)古墳群、横根・桜井古墳群と呼ばれています。平林2号墳は、この中の41基からなる春日居古墳群に属しています。発掘調査は西関東連絡道建設に伴って平成10(1998)年度に実施され、6世紀後半から8世紀初頭までの副葬品が数多く発見され注目を浴びました。

ガラス製の玉類は丸玉・小玉のほかに丸い斑文がトンボの複眼に似ていることから蜻蛉(とんぼ)玉と呼ばれているガラス玉も出土しています。

 

所在地:笛吹市春日居町鎮目

時代:古墳時代後期~終末期

報告書:山梨県埋蔵文化財センター報告書第175集2000年(平成12年)刊

山梨県教育委員会山梨県埋蔵文化財センター

 

これまでの平林2号墳遺跡トピックス

  • 0059平林2号墳-副葬品-2006年8月3日~2006年8月9日
  • 0079平林2号墳-青銅鏡-2007年1月16日~2007年1月24日

平林2号墳発掘調査前の状況

写真調査前の様子

平林2号墳古墳全景

写真上空からの様子

出土した玉類

平林2号墳丸玉出土状況

写真丸玉出土状況

 

約8.6mの長さの石室の中央奥側より丸玉などの大半が見つかりました。しかし、3mmほどの小玉などは石室内の土をすべて水で洗う根気のいる作業でひとつひとつ取り上げていきました。その結果、ガラス製の玉類は丸玉(121点)・小玉(200点)・蜻蛉(とんぼ)玉(3点)にものぼりました。これらのガラス玉は埋葬された貴人のブレスレットやネックレスとして副葬されたものでしょう。

ガラス玉の製作

平林玉類

写真左:丸玉直径約0.7~1.4cm

右:小玉直径約0.2~0.3cm

とんぼ玉

写真下段右側3点が蜻蛉(とんぼ)玉直径約1.2cm

 

日本にガラスが伝えられたのは弥生時代(2,300~1,750年前)で中国の漢の国からだと考えられています。これは、北九州地方の弥生時代の多くの遺跡からガラス製の玉類が出土していることからも良く分かります。有名なものとしては佐賀県吉野ヶ里遺跡の甕棺からも多数のガラス製の管玉が発見されています。

古墳時代(1,750~1,300年前)になると技術も向上し、それまでの青や緑系の色に加えて紺色や黄色などと色のバリエーションも多くなってきます。

また、製作方法は現在のところ3つ考えられています。ひとつは鋳型(いがた)を使う方法です。粘土板などに半球形の凹みを作り、その中央に針金を差すなどして穴の部分を確保し溶けたガラスを流し込み形を作る方法です。二つめは、「巻き玉」と呼ばれる方法です。溶けたガラスを細めの金属棒を回転させながら、巻き付けていくもので比較的大きな玉や蜻蛉玉も作ることができます。続いて「巻き玉」などによって作ったガラス管を細く伸ばして輪切りにした後に熱を加え角を取るというものです。

平林2号墳から出土した丸玉は「巻き玉」技法で、小玉はガラス管を輪切りにする技法で作られたものと考えられます。ガラス玉を作った人達の技術には驚かせられるものがあります。

 

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このページに関するお問い合わせ先

山梨県観光文化部埋蔵文化財センター 
住所:〒400-1508 甲府市下曽根町923
電話番号:055(266)3016   ファクス番号:055(266)3882

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