平成30年度山梨県イメージアップ大賞実績

菊池彩花選手に山梨県イメージアップ大賞

平昌冬季オリンピックにおいて、スピードスケート女子チームパシュートで金メダルを獲得した菊池彩花選手に、平成30年4月7日、山梨県イメージアップ大賞を贈りました。

表彰理由

菊池彩花選手は、平成18年(2006年)に富士急行株式会社に入社。富士急行スケート部に所属し、本県を拠点に練習を積まれ、国内外において数々の輝かしい実績を残してきました。

平成28年8月、練習中の転倒により右ふくらはぎに大けがを負ったものの、夢や希望を捨てず、スケート競技への復帰を目指して、ひたむきな努力を積み重ねてきました。

先般の第23回オリンピック冬季競技大会（2018平昌）では、スピードスケート女子チームパシュートに出場し、この種目では日本初となる金メダル獲得に大いに貢献しました。冬季オリンピックにおける金メダル獲得は、県勢初の快挙です。

菊池選手の活躍は、県民に大きな感動と勇気、夢や希望を与えるとともに、数多くのメディアに取り上げられ、国内外における本県のイメージアップに大いに貢献したため、山梨県イメージアップ大賞により顕彰することとしました。

表彰式

次のとおり表彰式が開催され、賞状と副賞目録が授与されました。

日時：平成30年4月7日（土曜日）午前11時から

場所：知事室

表彰状を受け取る菊池選手

知事との記念撮影

知事あいさつ要旨

本日は、県庁までご足労いただきまして、誠にありがとうございます。平昌冬季オリンピックから、もう2か月が経過しようとしています。そのときの感動は、今でも、私の記憶、そして心に強く残っています。

本日は、山梨県づくしです。賞状も山梨県産材のヒノキを使ったものです。これは、多分、世界に1つしかありません。

また、副賞は、山梨県の地場産業であります宝飾の「Koo-fu」というブランドのネックレス、甲州印伝の合切袋、郡内織物で作った長傘、これらについては、これから長く愛用していただければ本当にうれしく思います。

菊池選手のご活躍は、県民の皆さんだけでなく、国民全体に夢と希望、そして感動を与えてくれました。これまでの菊池選手の生き方、そして練習に打ち込み、また、けがを乗り越えてこられた姿の全てが今回のイメージアップ大賞での表彰という形になったのだと思います。

これからも、長い人生の中で、スケート競技をはじめ、あらゆる仕事やチームの活動において、山梨県のさらなるイメージアップにご尽力とご理解を賜ることをぜひ、お願いしたいと思います。

一度頂点に立つと、とても重い期待というものが求められる覚悟が必要です。ただ、それをクリアして、次の段階に向かうということは、菊池さんの新たな人生として、また素晴らしいものになると私は確信しています。

県民の皆さんも、菊池さんのこれからのいろいろな活動やお仕事に期待していると思います。いろいろな場面で、県民の皆さんに、これからも感動や夢や希望を与え続ける存在になっていただけるように期待しています。あまり重荷に感じないようにリラックスしながら、その期待にぜひ応えてほしいと思います。

本日は、誠におめでとうございます。

菊池選手あいさつ要旨

本日は、このような素晴らしい賞をいただきまして、本当にありがとうございます。今まではスケート一筋でやってきて、ようやく、このような結果を出すことができました。

県民の皆さんをはじめ、本当にたくさんの方々の応援を力にして金メダルを獲得することができて、本当にうれしく思いました。

今大会を通じて、たくさんの方々からの「ありがとう」という声をいただきまして、その声に私もこれから応えていけるようにしたいです。

今日いただいた賞状は、ヒノキのいい香りがしてちょっと驚いたのですが、副賞のネックレス、合切袋、傘を先ほど少しだけ見せていただきましたけれども、職人の方々の心、そして準備してくださった方々の温かさというものを感じました。そういう山梨県の伝統的なものや県民の皆さんの温かさというものを、もっともっとたくさんの方々に知っていただけるように私自身も頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございます。