ページID:116726更新日:2025年1月7日
ここから本文です。
緩和ケアとは、重い病を抱える患者やその家族一人一人の身体や心などの様々なつらさをやわらげ、より豊かな人生を送ることができるように支えていくケア(日本緩和医療学会『市民に向けた緩和ケアの説明文』)とされています。
がんになると、体や治療のことだけではなく、仕事のことや、将来への不安などのつらさも経験するといわれています。緩和ケアは、そんながんに伴う心と体のつらさを和らげます。
がんと診断されると落ち込むこともあります。また、診断を受けたときには、すでに痛みや息苦しさなどの症状がある場合もあります。緩和ケアは、そのような落ち込みや症状に対して、がんと診断されたときから始まります。緩和ケアは、がんが進行してから始めるものではありません。がんの治療とともに、つらさを感じるときにはいつでも受けることができます。
緩和ケアは、基本的には担当の医師や看護師から受けますが、必要に応じて心理士やソーシャルワーカー、薬剤師といったさまざまな職種の人が連携し、チーム(緩和ケアチーム)となって支えてくれます。
さらに詳しい情報については、国立がん研究センターが運営するがん情報サービスをご覧ください。
がん等の診療に携わる医師等に対し、がん等と診断された時から痛みをはじめとした、苦痛に対する緩和ケアの知識、技術を修得し実践できるよう、がん診療連携拠点病院等において、厚生労働省から示された指針に基づき緩和ケア研修会を開催しています。
詳しくは下記のリンク先をご覧ください。