6 虎に竹林図絵甲斐絹     (大正2年製作)

 5では龍の図柄を紹介しましたが、ここでは龍と対比され猛々しい動物の代表である「虎」の図柄を選んでみました。虎は十二支の中にもあり、東洋的な存在感が好まれ和装の模様として非常に好まれています。図柄は、虎とは切っても切れない竹林と獲物を狙っているかのように爛々と眼を輝かせ身構えた虎を段構成とし、その境目によこ縞を配し明確に区切ることによって、竹、虎それぞれの特徴を際立たせています。今にも飛び掛かりそうな躍動感が秀逸です。


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