更新日:2021年12月16日

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令和2年度山梨県花き品評会

農林水産大臣賞 塚越朝城氏

くだものだけではない、果樹王国やまなしから届ける高品質なバラ

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山梨県は、ブドウとモモ、スモモの生産量が日本一の果樹王国ですが、果樹農家の中には、果樹栽培に加えて野菜や花などの品目を組み合わせた、多角化経営を行っている方がいます。今回取り上げる塚越さんは、山梨県の峡東地域に位置する笛吹市で、シャインマスカットなどの果樹栽培(6,100㎡)に加えて、バラを栽培(1,100㎡)しています。幼少期から祖父や父と一緒に果樹栽培に関わり、高校卒業後に就農し、祖父や父から学んだ果樹栽培の技術を高めるとともに、「年間通して、消費者の方々に魅力ある農産物を届けたい」という思いから、高まる花の需要に合わせて、バラの栽培を始めました。現在、バラやシャインマスカットを栽培し、優れた農業経営を行いつつ、周辺の若手農家を育成する「山梨県指導農業士」の認定を受け、農業の担い手育成に貢献しています。

消費者の方々が手に取る姿を思い浮かべ、品質の高いバラを提供

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塚越さんは、消費者の方々が手に取る姿を想像し、長年の経験から身に着けた卓越した農業技術をもとに、品質の高いバラを生産しています。収穫したバラは出荷日まで冷蔵庫で保冷しておくことが一般的ですが、塚越さんの場合は出荷前日から出荷日までにバラを収穫することで、鮮度が高く、品質の良いまま消費者の方々に届けることを可能にしています。出荷日は非常に忙しくなってしまいますが、「消費者の方々が特別な時に手にするバラだからこそ、労を惜しむことはない」とのことです。

指導農業士として、後継者を育成

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塚越さんは、自身の優れた農業技術や経営手腕をいかして、指導農業士として、若手農業者を育成しています。若手農業者を育成する際には、技術的な内容以外に、地域の方とのコミュニケーションを図ることや消費者の気持ちになって栽培することに重きをおいて指導しています。これは、「農作業は一人で黙々と作業するものではなく、地域の方々と情報交換しながら、一体となって取り組むものである」という思いの表れです。また、自身が大切にしている「消費者の方々が手にする時を想像して栽培する」という思いも、若手農業者に伝承し、高品質な農産物を将来にわたって提供することを目指しています。

令和2年度山梨県花き品評会の農林水産大臣賞を受賞しての塚越さんの言葉

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山梨県の優れた品質の花きを表彰する令和2年度山梨県花き品評会において、農林水産大臣賞の受賞後、家族や周囲の人が喜んでくれて、今後も高品質な花きを生産しようというモチベーションがますます高まりました。新型コロナウイルスの感染拡大により、バラの消費量に少なからず影響がありますが、高品質なバラを消費者の皆様に届けることにより、なんとか乗り越えていくという強い思いを持っています。

"サスティナブルな未来"に向けて

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バラ栽培のハウスでは、冬季に暖房機器を使用するため、昨今の原油価格高騰を受け、経営に少なからず影響がありますが、塚越さんは重油を燃料とする暖房機に加えて、電力で稼働するヒートポンプを導入しているため、重油の使用量を削減することができます。また、暖気を逃さないように、透明フィルムのカーテンでハウス内を覆い、重油の使用量を削減しています。
塚越さんのこの取り組みは、重油の使用量を削減するという持続可能な取り組みで、「おいしい未来へ やまなし」のストーリーの一つ、“サスティナブルな未来”につながります。
塚越さんは、こうした優れた取り組みが、バラ栽培のみならず、果樹栽培などの他の品目にも拡大していくことを目指し、農家の集まりなどで積極的に情報提供していきたいと考えています。

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