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更新日:2015年6月4日

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遺跡トピックスNo.0400谷村城歴史と変遷

都留市の遺跡

0026四ノ側遺跡-平安時代住居-
0070玉川金山遺跡-奈良時代甕-
0080玉川金山遺跡-土坑墓-
0090玉川金山遺跡-炉穴-
0093玉川金山遺跡-鉄鏃-
0099玉川金山遺跡-地下式坑-
0118玉川金山遺跡-集石-
0182玉川金山遺跡-台石-
0082中溝遺跡-耳飾り-
0104天正寺遺跡-弥生土器-
0128天正寺遺跡-さまざまな弥生土器-
0153中谷遺跡-柄鏡形敷石住居跡-
0190中谷遺跡-三角とう形土製品-
0258中谷遺跡-注口土器と蓋-
0263中谷遺跡-集石土坑-
0167美通遺跡-敷石住居跡-
0174美通遺跡-猿橋溶岩と集石土坑-
0201美通遺跡-発掘調査速報-
0204美通遺跡-発掘調査速報2-
0206美通遺跡-発掘調査速報3-
0220美通遺跡-発掘調査速報4-
0281美通遺跡-イノシシ形装飾付浅鉢-
0289美通遺跡-D区発掘調査速報-
0300美通遺跡-D区発掘調査速報2・玦状耳飾り-
0175九鬼2.遺跡-埋納された装飾土器-
0305九鬼2.遺跡-蔵骨器-
0298三ノ側遺跡-皇朝十二銭・発掘調査速報1-
0303三ノ側遺跡-須恵器・発掘調査速報2-
0320三ノ側遺跡-竪穴住居跡のカマド・発掘調査速報3-
0326三ノ側遺跡-掘立柱建物-
0349三ノ側遺跡-羽口-
0372牛石遺跡-縄文時代のストーンサークル-
0400谷村城-歴史と変遷-
0413谷村城-発掘調査速報-
 

0400谷村城調査地点

谷村城発掘調査現場(仮囲いの中に現場があります。)

谷村城とは?

谷村城は山梨県東部地域を治めるために築かれた江戸時代の城です。現在の都留市役所や谷村第一小学校付近に位置していたと推定されています。今回、発掘調査を実施している場所は、谷村城下町における武家屋敷の一角に位置しています。(都留市中央から上谷一・二丁目にかけて「谷村城」という遺跡名称で登録されています。)

では、今回調査を行う地点は、どのような変遷をたどったのでしょうか。

所在地:都留市中央二丁目1番1号

時代:中世、近世

調査機関:山梨県教育委員会

谷村館

戦国時代において、小山田越中守信有は都留市金井の中津森に館を構えていましたが、天文元年(1532)に谷村へ館を移します。この際に武田信虎からも使者が遣わされ、一族や武田の重臣たちもそろってお祝いにかけつけたと『勝山記(妙法寺記)』に記されています。

谷村館の規模は不明ですが、甲州市塩山下於曽の県史跡於曽屋敷と同じく方形単郭の形状で土塁・水路・礎石建物などが伴っていたのではないかと想定されています。谷村館は小山田氏の滅亡以降、織田氏・後北条氏・徳川氏・豊臣氏とその主を変えていきました。

谷村城下町

慶長五年(1600)、関ヶ原の戦いの後、甲斐(山梨県)は再び徳川氏が領有することとなり、郡内領は鳥居成次が封じられました。この頃から谷村館は谷村城と呼び変えられたと推定されています。

寛永十年(1633)、上州総社(群馬県)から秋元泰朝が移封されて谷村城に入り、宝永元年(1704)に至るまで、三代にわたる治世が展開します。この時期の絵図は現在まで伝えられていますが、今回発掘調査を行う場所は、「谷村城絵図」[天和三年(1683)から元禄五年(1692)]によると、家臣屋敷だったようです。

0400谷村城推定位置

都留市役所・谷村第一小学校遠景

谷村陣屋

宝永元年(1704)十二月から宝永二年(1705)二月十七日までは、松平下総守が在藩しましたが、宝永二年(1705)三月二三日から関東代官町野惣右衛門と清野与右衛門が谷村に入って政務をとることになりました。この際に家臣屋敷を壊して田畠とし、谷村城を崩して溝や池を埋めましたが、高山甚五兵衛の屋敷だけを残して陣屋として用いたと記録に残されています(『甲斐国志草稿』)。この陣屋が今回調査を実施している場所にあたります。また、谷村陣屋には天保十三年(1842)に一般庶民の教育にあたるための教諭所が設けられ、後に「興譲館」と名付けられました。

0400谷村陣屋跡石碑

「谷村陣屋跡」の石碑

その後の谷村城

明治時代に入ると、明治五年(1872)に谷村区裁判所が置かれました。この後、組織の改編や数度の立替工事を経ながらも、裁判所として用いられてきました。

発掘調査速報

8月から開始した発掘調査によって、石を並べた石列遺構が検出されました。この遺構は入口から裁判所の庁舎に向かうまでの道に石を敷設したものと考えられます。この下に江戸時代の陣屋に伴う遺構が眠っています。今後の発掘調査の成果にご期待ください。

石列遺構

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