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更新日:2017年5月22日

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遺跡トピックスNo.333-4月上旬の中道古墳群〔甲府市〕-

曽根丘陵公園の遺跡

0028国指定史跡銚子塚古墳-保存修理事業1-
0040国指定史跡銚子塚古墳-保存修理事業2-
0045国指定史跡銚子塚古墳-保存修理事業3-
0096国指定史跡銚子塚古墳-立柱-
0103国指定史跡銚子塚古墳-木製品-
0110国指定史跡銚子塚古墳-火きりんぼう-
0159国指定史跡銚子塚古墳-木-
0318国指定史跡銚子塚古墳-鼉龍鏡-
0335国指定史跡銚子塚古墳-立柱2-
0374国指定史跡銚子塚古墳-壺形埴輪-
0407国指定史跡銚子塚古墳-突出部と周濠区画帯-
0391国指定史跡大丸山古墳-雪におおわれた前方後円墳-
0126稲荷塚古墳-銀象眼大刀-
03334月の中道古墳群-
0388かんかん塚古墳-県内最古の馬具-
0067立石遺跡-山梨最古の旧石器-
0211上の平遺跡-方形周溝墓群-
0299上の平遺跡-地震の痕跡-
0097東山北遺跡-火打ち金-
0192東山北遺跡-方形周構墓-
0290東山北遺跡-ウマの歯と骨-
0353東山北遺跡-鉄製品-
0247東山南遺跡-把手付椀-
0414鍋弦塚と『東山の碑』-

甲府市南部にある甲斐風土記の丘・曽根丘陵公園は、わが埋蔵文化財センターが県立考古博物館とともにあるところです。中央自動車道の甲府南インターから右折してすぐが考古博物館の駐車場です。ここから西側は遺跡公園として整備され、山梨県下最大の史跡銚子塚古墳や丸山塚古墳、かんかん塚古墳などがあります。ふだんは家族連れなどが多く落ち着いた公園として知られています。この公園以外にも大きな古墳があり、一帯は古代甲斐国の重要な場所でした。

この4月上旬は公園内のサクラや木の花が咲きほこりとてもきれいです。平成24年4月11日現在ではサクラが見頃を迎えています。そのほかの花はこれからといったかんじです。また公園外にちょっと足をのばせば、またきれいな木の花を見ることができます。今回は風土記の丘公園内の古墳とその周囲にある古墳を木の花といっしょに紹介します。公園から見て回ってだいたい1時間半くらいで行って来ることができます。

考古博物館から日本庭園側にある古墳

考古博物館の正面玄関から西側に向かうと広い芝生広場があります。この南側に二つの小さな古墳があります。むかって左側が「杯塚」、右側の平べったい盛り上がりが「かんかん塚古墳」です。かんかん塚古墳は、5世紀後半につくられた墓で、直径20m程、高さ3.5m程の円墳です。昭和52年の発掘調査で、頂上の竪穴石室内から県内最古の馬具、鉄製のヨロイ、鉄剣などの武器がみつかりました。これらは考古博物館で展示されています。杯塚は、古墳ではなく中世の供養塚であることがわかっています。

古墳の前にはきれいなサクラがいま咲いているところです。古墳の中には入れませんが、道がついていて頂上までいって横断できます。

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かんかん塚古墳とサクラ4月7日

丸山塚古墳と銚子塚古墳

かんかん塚古墳のうらに脱けると丸山塚古墳の勇姿が目の前に広がります。直径72m、高さ11mの円墳です。明治40年に偶然に発掘され、鏡などの副葬品がみつかりました。つくられたのは副葬品からみて5世紀初頭頃と考えられています。昭和5年に銚子塚古墳とともに国史跡となりました。この古墳、二段構築のため途中に段差があります。これが子どもたちが芝すべりするのにこの段差でバウンドするので迫力があって人気です。でも古墳が傷むのでひかえていただきたいと思います。

丸山塚古墳のまわりには砂利が敷いてあって、これはこの古墳の堀があった範囲を示しています。深さは2m程あったようです。古墳を見上げるといま大きなサクラが咲いています。階段にしたがって古墳をのぼると上は平坦になっています。石室があった位置が石で示されています。この古墳の石室内には赤い円文が描かれていたそうです。古墳の高さは11m、3階の建物に相当する高さで、意外と見晴らしがよく、サクラとともに風がとても気持ちよいです。ここから西には銚子塚古墳がよく見えます。

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丸山塚古墳の墳頂に咲くサクラ4月7日米倉山の花景色ここをのぼる

米倉山古墳群

考古博物館や銚子塚古墳がある風土記の丘・曽根丘陵公園は東山という丘陵にあります。銚子塚古墳からさらに西側へでて、甲府市中道支所のほうへ行くと、滝戸川をはさんで米倉山の東斜面がみえます。ここには山梨県で最古といわれている小平沢古墳があります。川沿いに道を少しもどり、橋をわたって松本集落に入ります。集落内の山裾を左にまがって農道をのぼっていくとつづら折れの道になってきます。このあたりの果樹園の花はまだ咲き始めですが、一部ではきれいに咲いています。花をめでながらすこしずつ登ったところで振り返れば銚子塚古墳や甲府盆地を望むことができます。これらの古墳の大きさには驚かされます。しばらくいって山林にはいったところで五叉路となり、ここの道わき右側に小平沢古墳があります。

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小平沢古墳付近から望む銚子塚古墳と甲府盆地小平沢古墳

小平沢古墳は、前方後方墳という県内唯一の形で最古の古墳で、4世紀中頃につくられたと考えられています。昭和22年に鏡、勾玉などが発見されています。南北に45m、高さ7.5mの大きさですが、現状は山林となっていて見晴らしはよくありません。おそらくは眼下をながれる滝戸川や甲府盆地が少し望めるのだと思います。

5叉路の左の道をすすんでいくともうすぐ米倉山山頂となります。果樹が広がるなだらかな山頂となりますが、果樹の花にかこまれて道に沿って進んでいけば左側に米倉山発電所の太陽光パネルをみながら十字路となり、山頂につきます。山頂は畑ですが、石垣に囲まれて少し高くなったところに三角点が打たれており、380.8mを測ります。じつはこれも古墳です。

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山頂を南に下ると太陽光パネルが並ぶ米倉山発電所です。この下り道の左脇には菖蒲池という池があり、米倉山山頂で水がわくという不思議なところです。つきあたりを左にまがり、しばらく下っていくと発電所の展望台入口があります。展望台からは甲府盆地ではなく米倉山南斜面からみる曽根丘陵と御坂山地の景色が広がります。また米倉山からつづく台地上にある天神山古墳の森がみえます。

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天神山古墳遠景ゆめソーラ館やまなし

天神山古墳は、山梨県内第2位の大きさの前方後円墳です。甲府市指定史跡であり、最近前方部の発掘調査をしたときいています。現状では民地にありますので見学はむずかしいところです。

展望台を下れば、発電所の見学施設「ゆめソーラ館やまなし」です。太陽光発電の仕組みなどがたのしい映像なんかで学べます。入場無料です。

ここから金沢集落へ下れば、左側の神社に藤塚古墳があります。このまわりのサクラがみごとに満開です(4月10日)。古墳とサクラのシルエットは古代のロマンをさそいます。

金沢集落から天神山古墳を右手にみながら下って滝戸川を渡れば佐久集落です。まっすぐすすむと白山神社です。中道支所の南側になります。この季節、その参道がサクラ並木となっています。きつい階段ですがサクラを見ながら登ればすぐに白山神社。そこから右手の道を上りきると、あれあれ風土記の丘公園研修センター駐車場へ到着です。

駐車場を左へ進み、銚子塚古墳方面へ下ります。右手に稲荷塚古墳、しばらくして鍋鉉塚を左手に見ながら丸山塚古墳を目指して下って到着です。

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藤塚古墳白山神社の参道

この季節だけのお花見プチハイキング。所要時間は1時間半くらい。せっかくなのでたくさん時間をかけて、写真を撮ったりして春の花や古墳を堪能してみてはいかがですか。

銚子塚古墳→約40分→米倉山山頂→約10分→ゆめソーラ館やまなし→15分→白山神社→約10分→A)銚子塚B)風土記の丘公園駐車場→約15分→丸山塚古墳

トイレ:ゆめソーラ館やまなし、佐久ホタル公園、風土記の丘公園研修センター

 

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山梨県観光文化部埋蔵文化財センター 
住所:〒400-1508 甲府市下曽根町923
電話番号:055(266)3016   ファクス番号:055(266)3882

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