トップ > 組織から探す > 県教育委員会の組織(課室等) > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックス一覧 > 埋蔵文化財センター-遺跡トピックスNo.0294甲ッ原遺跡

更新日:2016年2月25日

ここから本文です。

埋蔵文化財センター-遺跡トピックスNo.0294甲ッ原遺跡

 

北杜市の遺跡

  • 0002甲ッ原遺跡-埋甕-
  • 0009横針前久保遺跡-石器-
  • 0018金生遺跡-中空土偶-
  • 0031天神遺跡-硬玉製大珠-
  • 0050天神遺跡-石匙-
  • 0336天神遺跡-集落跡-
  • 0057丘の公園第2遺跡-石器-
  • 0134丘の公園第2遺跡-陥し穴-
  • 0075原町農業高校前遺跡-縄文土器-
  • 0076原町農業高校前遺跡-縄文土器-
  • 0109原町農業高校前(下原)遺跡-陥し穴-
  • 0115原町農業高校前遺跡-人面装飾付土器-
  • 0137原町農業高校前遺跡-人面装飾付土器-
  • 0094清里バイパス第1遺跡-陥し穴-
  • 0112海道前C遺跡-人面装飾付土器-
  • 0254海道前C遺跡-抽象文土器-
  • 0138甲ッ原遺跡-縄文時代前期初頭の住居-
  • 0142金生遺跡-耳飾り-
  • 0169甲ッ原遺跡-石皿とすり石-
  • 0212甲ッ原遺跡-琥珀垂飾について-
  • 0294甲ッ原遺跡-漆が塗られた土器片-
  • 0405甲ッ原遺跡-特殊脚付鉢-
  • 0226塩川遺跡-中世の調理器具-
  • 0236天神遺跡-日本最古のヒスイのペンダント-
  • 0237酒呑場遺跡-マメの圧痕-
  • 0308酒呑場遺跡-火焔型土器-2011年10月12日
  • 0316酒呑場遺跡-産まれる縄文人-2011年12月7日
  • 0319酒呑場遺跡-海へのあこがれ-2011年12月28日
  • 0239甲ッ原遺跡-縄文時代前期初頭の住居跡と土器-2010年5月26日
  • 0271金生遺跡-鉄釉兎形水滴-2011年1月5日
  • 0272中込遺跡-絡条体圧痕文土器-2011年1月12日
  • 0315郷蔵地遺跡-敷石住居-2011年11月30日
  • 0323金生遺跡-縄文ランドスケープ-2012年1月25日
  • 0328酒呑場遺跡-酒呑場遺跡で見つかった『謎』の土器片-2012年2月29日
  • 0399酒呑場遺跡-豊かな縄文時代中期文化を代表する683点の出土品-2014年8月6日
  • 0338柳坪遺跡-縄文時代中期の土器-2012年5月15日
  • 0377丘の公園14番ホール遺跡-長大な石槍で狩りをする人々の15000年前の石器作り工房跡-2013年7月24日
  • 0380日影田遺跡-住居跡と炉-2013年9月11日

甲ッ原(かぶつっぱら)遺跡で見つかったとってもきれいな土器片を紹介します。0294_甲ッ原遺跡

 

 

この土器片には、ウルシが塗られていました。ベンガラウルシクロメウルシで彩られています。このためこの土器は、彩色(さいしょく)土器または彩文(さいもん)土器とよばれています。

 

土器の表面にはベンガラウルシを塗り、縦横の細い線にはクロメウルシで線を引いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

【甲ッ原遺跡データ】

所在地:北杜市大泉町西井出字和田・字大林

時代:縄文時代前期(今から約5,500年前)

調査機関:山梨県埋蔵文化財センター

遺跡の標高:約790m

調査の原因:一般県道須玉・八ヶ岳公園線建設に伴う発掘調査

住居跡の軒数:112軒

土坑の数:約660基

調査回数:第1次調査~第7次調査まで(1989~1993年、1995年、1997年まで

報告書名:山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第96集甲ッ原遺跡(第5次)1.

山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第114集甲ッ原遺跡2.(第3次・第4次調査)

縄文時代前期後半(今から約5,500年前)に既にあったウルシ技術

縄文時代の大集落である甲ッ原遺跡は、北杜市(旧大泉村)大泉町西井出に位置しています。

縄文時代前期の諸磯(もろいそ)b式期(今から約5,500年前)のこの土器片は、1993年第5次調査の第46号住居跡から出土しました。

土器片の表面と裏面は、やや黒ずんだ淡い赤色で塗られています。

この淡い赤色の層は、土器の表面に極めてよく密着していて、薄い膜となっているのが特徴です。

この赤色はベンガラウルシで、その上に描かれた線の文様は、幅が1mm前後で高く盛り上がっています。

まず、土器を焼いたのち、まだ土器が熱い段階で器の表面にベンガラウルシを塗り、その後クロメウルシで線の文様が描かれています。

このため、ウルシが土器にとてもよく密着しています。

そしてこの細い線は、筆のようなもので引いたのではないかと思われます。

縄文時代の人はすごい技術を持っていたのに感動!

それにしても、ウルシにかぶれることはなかったのでしょうか???

もしかしたら、家の中でのたうちまわっていたりなんかして・・・・・・。

 

次の遺跡トピックスへ遺跡トピックス一覧へ一つ前の遺跡トピックスへ

山梨県埋蔵文化財センタートップへ

 

 

 

このページに関するお問い合わせ先

山梨県観光文化部埋蔵文化財センター 
住所:〒400-1508 甲府市下曽根町923
電話番号:055(266)3016   ファクス番号:055(266)3882

広告スペース

広告掲載について