ページID:123342更新日:2025年10月31日
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たばこの煙や大気汚染などの有害な空気を長年吸うことで起こる肺の病気です。
肺の中の空気の通り道(気管支)が炎症で狭くなり、さらに酸素を取りこむ袋(肺胞)が壊れてしまいます。その結果、息がしにくくなります。
日本のCOPDの推定患者数は40歳以上で約530万人と推定されていますが、一方で現在治療を受けている患者数は約36.2万人と少なく、適切な治療を受けていない患者さんが多くいます。

COPDの認知度は低く、令和4年度県民健康づくり実践状況調査では、「内容を知っている」人は22.3%にとどまりました。一方、「聞いたことがない・知らない」と答えた人は44.3%で、まだまだ知られていない病気です。
COPDははじめはほとんど症状がなく、気づかないうちに進行します。また、壊れた肺胞は元に戻りません。次のような症状がある場合は、早めに医療機関で検査を受けてみましょう。



・呼吸機能が低下し、酸素が足りなくなる
・入院や酸素吸入、人工呼吸器が必要になることも
・心筋梗塞や脳卒中など、命に関わる合併症のリスクが高まる
・日常生活が制限され、外出や運動が困難に
・うつや不安など、精神的な負担も増える
・肺の機能がさらに低下し、生活の質(QOL)が大きく下がる
COPDの可能性があるかどうか、チェックしてみましょう。4点以上の場合は、医療機関へ相談しましょう。

あなたの肺の健康チェック(COPD)(PDF:1,538KB)
COPDの原因の9割以上が喫煙。禁煙しないと悪化が続きます。
COPDは初期には症状がほとんどなく、気づかないうちに進行する病気です。進行すると命に関わることがありますが、早期から適切な治療を続ければ、予後を改善できます。
あなたのその症状COPDかもしれません(COPD)(PDF:1,111KB)
タバコを吸う方・かつて吸っていた方へ(COPD)(PDF:1,614KB)
あなたの肺の健康チェック(COPD)(PDF:1,538KB)