トップ > くらし > ペット・動物愛護 > ペットの情報 > 犬、猫などのペットの正しい飼い方(衛生薬務課) > 猫を飼うためには(猫を飼った場合には)
ページID:21686更新日:2024年4月1日
ここから本文です。
猫を飼い始めるきっかけは人それぞれですが、最期まで世話を続けることは大変です。
上記のうち1つでも疑問があった場合には、まだ猫を飼う心構えができていません。
もう一度、よく考えてみて下さい。
「庭や玄関先に糞や尿をされて困る」
「花壇や植木を荒らされた」
これらすべては猫だけの責任でしょうか?
猫嫌いを増やしているのは、猫を愛するあなたなのかもしれません。
人と猫が共に暮らしていくためにはマナーが必要です。
猫が好きな人も嫌いな人も気持ちよく暮らせるよう飼い主の責任を考えましょう。
あなたが責任をもって飼えるのは何匹ですか?
猫も家族の一員です。
やむを得ない理由で飼い続けることができなくなったり、子猫が生まれて飼えない時は、新しい飼い主をみつけましょう。
「猫は外で飼うもの」という考えを、お持ちの方が多いと思います。
しかし、自由に出歩くことのできる猫が、他人の敷地に侵入したり、場所を選ばず糞尿をしてしまうことなどが、地域社会でのトラブル発生の原因となっています。
猫はエサが十分に与えられていて、安心して過ごせる空間があれば外に出なくても幸せに暮らすことができます。
むしろ外に出ることで交通事故に遭ったり、他の猫から病気に感染することもあります。
活発な猫の場合にはキャットタワーを置いたり、高低差をつけるように家具の配置を変えてあげることで室内でも十分に運動することができるようになります。本当に猫を可愛がっているのなら室内で飼うことを考えてみてください。
あなたの猫が迷子になったり、不慮の事故にあって家に戻れなくなったとき、発見されても名札がなければあなたに連絡をとることができません。
室内飼いの猫であっても名札をつけましょう。
また、マイクロチップを埋め込むという方法もあります。
猫の糞や尿は大変きつい臭いがあります。
外で自由にさせておくと、近隣の庭に入り込んで排泄し、そのお宅の人が非常に迷惑します。
猫がトイレを選ぶ際に重要なのが足の裏の感触で、一般的には手触りのよい細かい砂などを好みます。だから、猫が家の外に出ていると、庭や花壇を荒らすことになってしまうのです。
猫はトイレのしつけをして室内で飼うようにしましょう。
平成23年度には全国で131,136匹、山梨県では1,263匹の猫が処分されています。
不妊去勢手術はかわいそうな命を作らないために必要なことです。
また、不妊去勢手術をすることによって、一年中精神的に安定して過ごすことができるようになるなど健康上のメリットや、発情期の夜鳴きやけんかがなくなります。
不幸な猫が生まれないよう飼い主として責任を持ちましょう。
猫は上下運動のできる場所やリラックスできる場所があれば、それほど広い空間を必要としません。
子猫の時からその習性に充分配慮することで、屋内の比較的狭い縄張りでも満足することができます。
発情行動による問題解決のため屋内・屋外飼育にかかわらず不妊去勢手術をしましょう。
一方で、室内飼いの際にも、人の生活と猫との距離が近づくことによる弊害があるので注意が必要です。
(温度管理、床材の配慮、たばこや化学物質の影響、衛生害虫の発生防止など)
同じ建物内に多数の世帯が住み、共有部分もあるマンションなどの集合住宅で猫を飼う場合には、近隣トラブルが発生しやすく、一戸建ての住宅よりも注意が必要です。
→詳しくは、環境省の「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」をご参照ください。
猫に関わる問題を解決するための基本的なルールを示し、家庭や地域で猫を飼養する際の参考にしていただくためにガイドラインを作成しました。
これから猫を飼おうと思っている方、猫を飼っている方、猫を迷惑に思っている方、猫を助けたいと考えている方は一度読んでみてください。