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ページID:22050更新日:2024年4月1日
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公園などにいる猫が「かわいそうだから」という理由でエサを与えている人がいます。
しかし、その行為は本当にその猫を幸せにしているのでしょうか?
同じ場所で繰り返しエサを与えていると、エサに集まる猫が増え、新たな子猫が生まれてしまったり、猫の感染症が蔓延したりと、結果的に不幸な猫を増やすことになってしまいます。
また、周辺の家では、庭や畑に糞や尿をされたり、花壇や植木を荒らされた、車が傷ついたなど、猫によるトラブルで猫を嫌いになる方もいます。
公園などで猫にエサを与えている方は、もう一度考えてみてください。
猫嫌いを増やしているのは、猫を愛するあなたなのかもしれません。
もし、猫を「かわいそう」と思うのならば、その猫を自宅でしっかりとした責任とたっぷりの愛情を持って飼い主として飼ってください。
自宅で飼うことができないのであれば、あなたの周りで飼ってくれる方を探してください。
どうしても飼い主が見つからず、エサをあげたいという場合はエサをあげるだけでなく、次の点を必ず守ってください。
繁殖制限をしない限り、飼い主のいない猫が減少することはありません。猫が増えれば増えるほど、猫に関するトラブルは増えていきます。不妊・去勢手術を行って、不幸な猫を増やさないようにしてください。
カラスやハエ、ゴキブリなどの発生や悪臭の原因となるので、エサを与える場所と時間を決めて、猫がエサを食べたら片づけてください。
猫の糞尿に関する苦情が非常に多く寄せられています。猫用のトイレを設置して定期的に排泄物を片づけてください。猫用トイレはプランターや発泡スチロールの箱などで代用できます。
これらの活動をする場合は地域の方の理解と合意を得て行うようにしてください。猫が好きな方ばかりではありません。猫が好きでない方や猫によって迷惑を感じている方の気持ちも尊重しましょう。