更新日:2018年7月27日

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新町前遺跡H30年5月24日

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新町前遺跡の発掘調査がはじまりました(平成30年5月24日更新)


埋蔵文化財センターでは、増穂商業高校、市川高校、峡南高校の3校の統合再編において新たに整備される峡南地域単位制、総合制高等学校の校舎新設に先立ち、平成30年4月26日から市川三郷町市川大門において発掘調査を始めました。
今回発掘調査を行う遺跡は「新町前遺跡(しんまちまえいせき)」といい、平成29年度に実施した試掘調査の結果、新たに発見された古代~中世にかけての遺跡です。
現在は、遺跡が埋まっている深さまで重機を使って掘削しています。重機を使ってある程度遺跡に近づいた後、人力で慎重に掘り進め、当時の遺跡の様相を掘り出していきます。
新町前写真1

写真:重機を使って遺跡のある深さまで土を掘削しているようす(後ろに見えるのは市川高校校舎)

発掘調査区域内は重機が稼働しており大変危険なため、関係者以外の立ち入りはできませんのでご了承下さい。

 

中世の水田跡発見!(平成30年6月15日更新)

調査開始から約1ケ月が経ちました。今の新町前遺跡では、中世の水田跡が見つかっています。

水田の土を少しずつ削り落としていくと、水田の耕作土の中に砂が楕円形に入る部分があることに気がつきました。

そして、その砂の範囲を白線で縁取りをしていくと・・・

水田跡に残る足跡

【写真:水田跡に残る足跡(写真上にみえる線は水田の畦の跡)

な、なんと、水田の上を歩く人の足跡だったのです!

水を張ったやわらかい水田の土の上を歩くと、体重で足が沈みますよね。その沈んだ足を引き上げたときにまわりの水と一緒に細かい土が入り込むことで、今回のように足跡としてみつかったのです!

当時の人たちは、数百年も経って自分の足跡が見つけられるとは思わなかったでしょうね。

中世の水田面調査終了!石積みの水路も見つかりました!(平成30年7月27日更新)

 中世の水田面の調査が終了しました。この遺構面で見つかった遺構は、水田面4枚とそれらを区画する畦(あぜ)、水田に水を引き込む取水口がある石積みの水路です。

新町前遺跡の遺構配置概要図

【図:遺構配置概要図(上が北)】

 

 石積みの水路は、東から西に向かって流れていました。護岸の石積みは丸い河原石で造られており、水田に水を引き込むための取水口が1ヶ所見つかりました。

新町前遺跡の石積み水路

【写真:石積みの水路】

 

 

 安定して水田に水を引き込むために、丹念に水路が造られています。機械を使わずに、こんなにたくさんの石を運ぶのはとても苦労したことでしょう。

新町前遺跡の取水口

【写真:取水口】

 

水田面の調査終了! そして次の遺構面へ・・・

 水田面の調査終了したところで、ラジコンヘリを使って空から写真撮影を行いました。調査区の少し上に見える横長の建物は市川高校です。

現在は、下層の遺構面に向かって掘削作業を行っていますので、水田面はすでに見ることはできません。

新町前遺跡の空中写真

【写真:空中写真(北から南方を望む】

 

発掘調査の状況については、随時こちらのページでお知らせします。

このページに関するお問い合わせ先

山梨県教育委員会埋蔵文化財センター 
住所:〒400-1508 甲府市下曽根町923
電話番号:055(266)3016   ファクス番号:055(266)3882

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