ページID:72048更新日:2016年4月13日

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知事記者会見(平成28年4月4日月曜日)

本館2階特別会議室

11時30分から

コメント

発表事項

発表事項以外の質疑応答

知事記者会見

 平成28年度 年度はじめにあたって

知事

先ほど、今年度初めての知事訓示を幹部の皆さんに行い、並びにネット中継で職員の方々にさせていただきました。今年度は実行の年であります。昨年度、徹底的に考え抜いた総合戦略ほか61の計画を新たな羅針盤として徹底的にやり抜くとお話をさせていただきました。大切なことはやり抜く意気込み、意志と合わせて、部局間の連携を昨年度以上に行い、大きな成果を挙げてほしいとお話をさせてもらいました。

合わせて、5つの心構えのお話をさせていただきました。

1点目は、失敗を恐れないチャレンジ精神を持ってほしいということ。

2点目として、虫の目と鳥の目、現場主義と俯瞰的なものを2つ持って、山梨だけでなく日本全体、また世界の中の山梨の立ち位置について、バランスを取りながらやってほしいということ。

3点目として、服務規律の徹底確保をしていただきたいということ。

4点目として、情報発信力の強化を図るということで、県内産業界、県民の皆さまはもともとより、県外、海外にも情報発信してほしいということ。一人一人がPRパーソンとして広報官としての立ち位置を意識してほしいということ。

5点目として、国や産業会へ首をつっこんで、一緒に汗をかいてほしいということ。

この5つの心構えについて、お話をさせていただきました。

特に始めの部分は、お手元にようやく印刷ができましたので、県の基本方針である「ダイナミックやまなし総合計画」を、お約束のとおり概要版について英語版を作成し、アジアを中心に大使館にお配りしながら、今週、来週からはアジアの大使の方が何人かお見えになるので、私自身がお配りをしながら、山梨の位置づけをお示ししたいと考えています。

また、31日の退職者と1日の新採用職員で新旧入れ替えとなったので、幹部の方々には新採用職員のメンタルの部分の配慮をしていただきながら、新しいはつらつとした意欲やチャレンジ精神、経験がないことは逆にしがらみがないことでもあるので、フレッシュな感性を仕事に生かして、計画の実行に当たってはそのような意欲を取り込んでいただきたいと思います。

最後に、今年は「剛毅果断」の4字熟語を職員の皆さんと共有させていただきたいとお話をさせていただきました。剛毅は意志がしっかりし、何事にも屈しないということであります。昨年、計画を含めたいろいろな部門の方向性を含めた羅針盤を62作りましたが、果断は決断を大胆に行う、その計画を強い意志を持って行ってほしいということであります。今年度は勝負の年、地方創生の年、更には実行の年であり、ふさわしい言葉といえます。職員の皆さんにも、この言葉の意志、精神は伝わったと思います。県民の皆さまと一緒に、剛毅果断で、平成28年は山梨にとって大きなステップアップの年であると御理解をいただく努力をしたいと考えています。

私からは以上です。

記者

総合計画の概要版の英語版は、過去作成したことがありますか。

知事

私が承知している限りではありません。

中国の方が山梨にいらっしゃった時は、できたら中国語でご案内できるような環境を作ることが必要となります。それがリーピーターに繋がり、情報発信力の強化にも繋がります。そのような観点で、昨年の夏に総合計画の概要版について英語版を作成する旨のお話しをしましたが、その第1歩を踏み出せてうれしく思っています。

記者

先ほど、大使館のお話が出ましたが、長いスパンでどういうところに配る考えでしょうか。

知事

国、時期ともに決まっていませんが、昨年は中国、シンガポール、インドネシアでトップセールスをさせていただきましたので、そのような場で活用したいと考えています。

また、観光部、農政部、産業労働部を中心にしながら、職員の皆さんも仕事で携帯し、山梨のPR、山梨の立ち位置、これからの方向性をお示しし、理解を求める努力は昨年度に増して強力に展開していきたいと考えており、その一貫と理解していただきたいと思います。

記者

他の言葉のバージョンは考えていますか。

知事

29日の観光アプリでは6カ国7言語で対応しています。コスト、時間はかかりますが、ニーズが見込める場合は、まずは英語でかなりカバーできると思いますが、内容をできるだけ、しっかり理解してもらうには、その国の言葉が望ましいことは言うまでもないと考えています。

記者

概要版の最後のページにやまなし自慢のページがありますが、1ページを使って、甲州弁を使いながらこのページを設けた狙いはなんでしょうか。

知事

県民の皆さまのほか、県外、国外にも理解をしていただくことが重要となります。県内でも自分の職業、地域以外で全てを承知しているわけではありません。本体では38ページから50ページくらいで整理したものを、凝縮して分かりやすく説明していますが、1番のものがこんなにあり、将来にわたり継続するには県民の皆さまの理解が必要で、それに携わっている方の思いも相互に理解していただくことが必要と思っています。方言を駆使しながら、理解を深め、県外でも甲州弁が認知されつつありますので、言葉の部分で心に溶け込むという工夫をさせていただいたところです。

  県議会臨時会の招集について

知事

先月24日、地方自治法第101条第3項に基づき、県議会臨時会の招集請求があったところであります。議会の状況も加味し、4月6日に招集告示を行い、13日に招集することに決めさせていただきました。なお、101条の規定では請求のあった日から20日以内に招集することとされており、当然この期間内となっております。2月議会に提出させていただいた平成28年度一般会計予算案のほか46件については、先月24日に地方自治法179条第1項の規定により専決処分させていただきましたので、同条第3項の規定により県議会に報告し、承認を得たいと考えております。

記者

今回の臨時会の中では、会派の中で議長人事については棚上げして、両会派とも出席する見通しとなっていますが、今回流会した根本に両会派の対立もしくは議長人事をめぐる対立というのがあって、根本的な解決にはなっていないと思うんですが、それについての知事の見解を教えてください。

知事

その部分について私からどうこうと申し上げない方がよろしいかと思います。一点だけ言えば、専決処分をする際に3項の規定で次の会議で報告、承認を求めるという規定がございますから、できるだけその部分が対応できれば良いかなという私なりの思いがありましたので、4月13日ですから専決処分をして20日以内に、議会の皆様からもご理解をいただけるようになるということについては嬉しく思っております。前者については私からお答えしない方がよろしいのではないかと思います。

記者

もう一点、不勉強なので教えていただきたいのですが、今回の臨時会を開くにあたって費用はいくらくらいかかり、どのように対応されるのでしょうか。

知事

細かな点は後で財政課長から報告させますが、1号から47号議案まで、全て出し直しということになりますから、そこでの印刷費用が500万円程度かかると報告を受けています。その他の件については、議会の分でどういうふうにプラスαでかかるか承知しておりません。私どもが議案提出、要するに報告し承認を求める47件の部分で言えば、13日までに間に合うようにもう一度印刷をして番号を振るという部分で、500万円ほどかかると承知しています。

記者

今日でも明日でもなく、リミットである6日に招集告示を行うことにした理由を教えてください。

知事

物理的に、もう一度印刷をかけて、数字をチェックする時間です。これは、24日には進まなかったのでお話ししませんでしたが、最低でも物理的に印刷に一週間ほどを要する時間を勘案して決めさせていただきました。

記者

いろんなところを加味して、今回招集と。以前の会見では、今の議会の状況だと、再度同じようなことがあっても、という話もありましたが、今の知事の見解で、議会側からどのような説明を受けたので、召集しようとしたのか、議会の状況変化をどのようにお聞きになっていますか。

知事

皆さんの報道を含めて、いろんな形で情報収集はしております。その中で、先週の議会の中の動きで、基本的には専決処分をした47の案件につきましては、本会議の中で報告、承認を得られるということを頭に入れて今日発表させていただいたということで、ご理解をいただきたいと思います。

記者

県民を含め、議会の正常化を求める声が強いのですが、執行部としてどのように考えているのでしょうか。

知事

専決処分の時もお話させていただきましたが、2元代表制の一翼を県議会は担っています。今回、その一翼が御参加していただくことはうれしく思いますが、内部でのいろいろな議論について、私はコメントしない方がよいかと思います。

 

発表事項以外の質疑応答

検診針の使い回しが報じられている件について

記者

一部報道で、都留市内の病院で前立腺がんで検診針を使い回していたというようなことが報じられていると思いますが、それに対して意見をお伺いしたいです。まず一点目として、知事がこの件をどのように受け止めていらっしゃるのか。二点目として、報道の中で県への虚偽の報告の可能性が指摘されていると思うのでが、それに対して、県として今後どのようにご対応されていくつもりか、二点お伺いします。

知事

私ども県の責任というものは、県民の皆様方の健康と安全を守ることですから、まだ最終的な確認はさせておりませんが、事実であれば大変遺憾だというふうに考えております。虚偽の報告どうこうは、これから事実確認を富士・東部保健所を中心に今日からさせますので、その中で仮にそういうことがあれば、国も関係を当然するでしょうし、あわせて事案のクリニックは、所在の本部は東京だというふうにも言っていますから、必要に応じて東京都とも相談をしなければならないかもしれません。まずは、事実確認を当該保健所を中心に対応させたいと思います。

記者

その事実確認というのはどういった方法で考えていますでしょうか。

知事

口頭で話を聞くということからまず、スタートしなければ、と思っております。

 

以上

 

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山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1336   ファクス番号:055(223)1525

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