ページID:5431更新日:2015年2月5日
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スギノアカネトラカミキリとカシノナガキクイムシの被害が日本各地で発生しています。本県ではまだどちらの害虫の被害も見つかっていませんが、周辺の地域では被害が発生していることから注意が必要な状況です。
スギノアカネトラカミキリはスギ、ヒノキなどを加害する穿孔虫で、この害虫に幹を加害されると材質が著しく悪くなります。また、カシノナガキクイムシはミズナラ、コナラ、クリ、ウラジロガシ、ブナなどの内部に穿孔して繁殖し、やがてその木を枯死させる害虫です。いずれも被害の県内への進入を防ぐには水際での対策が重要です。被害を発見したら森林総合研究所へご一報ください。
カシノナガキクイムシ
ミズナラ被害木(富山県林業技術センター提供)
※幹にたくさんの穴があり、表面や根元に細かい木屑が見られます。
スギノアカネトラカミキリ
関連サイト/独立行政法人森林総合研究所