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更新日:2017年5月18日

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遺跡トピックスNo.0390平林遺跡〔ひらばやしいせき〕-竪穴状遺構-

 

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平林遺跡

平林遺跡は、中部横断自動車道(仮称)身延山インターチェンジ建設に伴って2013年(平成25年)8月から2014年(平成26年)1月にかけて、約10,000平方メートルの範囲の発掘調査を行い、縄文時代の竪穴状遺構や、土坑・ピット集石土坑などが見つかっています。

0390_平林遺跡全景

  • 遺跡名平林遺跡(ひらばやしいせき)
  • 時代縄文
  • 所在地南巨摩郡身延町和田地内

竪穴状遺構=家のあと?

平林遺跡からは4基の竪穴状遺構が確認されています。そのうちの2基からは、写真1のように床面で直接火を焚いた炉や炉を取り囲むように配置された柱穴が確認され、住居跡であることがわかりました。

0390_3住

〈写真1〉住居跡だと思われます

また、写真2のように炉や柱穴をもたず、中央付近に浅いくぼみをもった竪穴状遺構も確認されています。

0390_1住

〈写真2〉炉や柱穴をもたない竪穴状遺構

竪穴状遺構の周辺からは、蒸し焼き料理に使用したと思われる集石土坑や、焼けた土も見つかっていることから、炉をもたない竪穴状遺構も、集石土坑や竪穴状遺構外の焼け土跡で料理をしていたために竪穴状遺構内に炉がなかったのかもしれません。

0390_1号集石0390_1号焼土

〈写真3〉集石土坑〈写真4〉焼土跡

平林遺跡の竪穴状遺構は、縄文時代前期後半(今から約6,000年前)のものが2基、前期末頃(今から約5,500年前)のものが1基、中期初め頃(今から約5,000年前)のものが1基と、約1,000年にわたり継続的に作られていたのではなく、断続的に作られていたことがわかります。

また、出土品の量も少なく、完全な形に近いような土器片も見つかっていないことから、狩猟などにより平林遺跡に立ち寄った縄文人がキャンプのために竪穴状遺構を作ったのかもしれません。

 

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