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山梨県の現在の警報等発令
【警 報】インフルエンザ(中北、富士・東部保健所管内)
【注意報】インフルエンザ(峡東保健所管内)

注意が必要です!

 ryuukou mashin

 

YCDC医師からのメッセージ

 

 定点情報(2026年第10週:3月2日~3月8日)/ その他情報(公表までに把握した情報)

                             (3月12日 山梨県立中央病院 三河貴裕 医師)

【要約】
インフルエンザ:今回の猛威はピークを超え、もう少しで収束しそうです。
麻しん:注意が必要です。日本全国で麻疹感染者の報告が相次いでいます。

 

〇リスクアセスメント
【インフルエンザ】
インフルエンザは全県で定点あたり10.26(359人)と報告されています。先週が定点あたり15.40でしたから、ピークを超え、もう少しで流行が収束しそうです。ほとんどがB型インフルエンザと思われます。感染者の約70%が20歳未満であり、おもに小児に多いようです。

【新型コロナウイルス感染症】
新型コロナウイルス感染症は全県で定点あたり1.29(45人)です。前週が定点当たり1.49でした。

【感染性胃腸炎】
感染性胃腸炎は定点あたり3.62で急激な増加はありません。

【麻しん(はしか)】
麻しんの発生報告はありませんでした。

 

○対応
インフルエンザの今回の猛威はピークを超え、もう少しで収束しそうです。なぜインフルエンザB型が大きく流行したか、なぜ小児に多かったのかはこれから研究発表があるかもしれません。

先週の鈴木先生のコメントにもあったように、麻しんに注意が必要です。日本全国で麻しん感染者の報告が相次いでいます。ワクチン未接種者がおもに東南アジアに旅行に行き、麻しんに感染し、帰国後発症、周囲に感染を広めているのではないかと推測します。
ワクチン接種者であっても感染の報告があるようですが、日本では麻しん感染者の接触者には積極的疫学調査を行います。おそらくワクチン未接種の方が麻しんに罹患し、周囲の人に感染を広げ、ワクチン接種済みの方が何らかの症状があり検査したところ麻しんウイルスが検出された、ということではないかと思います。

ワクチン未接種者が麻しんにかかると、周りにいる「麻しんに免疫のない人」12~18人に感染させる力があります。一方で、ワクチン接種済み者が麻しんにかかった場合、周りの人にうつす力はほぼありません。
大事なことは、麻しんのワクチンを打っている人が大多数である状態を作ることです。
皆様のお子様は定期接種のワクチンをしっかり打っていますでしょうか?麻しん含有MRワクチンは2回接種(1歳及び小学校就学前の1年間)が基本です。

 

*関連ページ

インフルエンザ ⇒ 山梨県感染症ポータルサイト / 厚生労働省(インフルエンザQ&A) / 国立健康危機管理研究機構
麻しん ⇒ 山梨県感染症ポータルサイト / 厚生労働省 / 国立健康危機管理研究機構
 

 

感染症発生状況

 

今週の感染症発生状況はこちら をご覧ください ! 

 *保健所毎疾患毎(インフルエンザ・コロナ・RSウイルス・感染性胃腸炎など)に今週の状況がご覧になれます。

      2026年3月12日作成

インフルエンザ及び新型コロナウイルス感染症について県内35箇所の定点医療機関から報告された
患者数及び1医療機関あたりの患者数を集計しました【赤色警報 黄色注意報】。

対象期間:2026年第10週〔2026年3月2日(月曜日)~2026年3月8日(日曜日)〕

          インフルエンザ流行マップ10w                          新型コロナウイルス感染症流行マップ39w                           

  ◆下記数値は、「初回公表時点での数値」を掲載しています。また、医療機関から報告がなかった場合は定点当たり数値の算出対象から除いています。

インフルエンザ
山梨県 中北 峡東 峡南 富士・東部 甲府市
10週 報告数 359 168 69 6 73 43
定当 10.26 14.00 11.50 2.00 10.43 6.14
9週 報告数 539 269 59 15 105 91
定当 15.40 22.42 9.83 5.00 15.00 13.00
8週 報告数 1,027 543 118 25 155 186
定当 29.34 45.25 19.67 8.33 22.14 26.57
7週 報告数 1,465 737 204 34 248 242
定当 41.86 61.42 34.00 11.33 35.43 34.57
6週 報告数 2,108 1,102 326 89 306 285
定当 60.23 91.83 54.33 29.67 43.71 40.71
新型コロナウイルス感染症*
山梨県 中北 峡東 峡南 富士・東部 甲府市
10週 報告数 45 24 8 6 4 3
定当 1.29 2.00 1.33 2.00 0.57 0.43
9週 報告数 52 29 5 13 1 4
定当 1.49 2.42 0.83 4.33 0.14 0.57
8週 報告数 78 28 7 18 13 12
定当 2.23 2.33 1.17 6.00 1.86 1.71
7週 報告数 93 53 10 4 14 12
定当 2.66 4.42 1.67 1.33 2.00 1.71
6週 報告数 148 89 25 3 7 24
定当 4.23 7.42 4.17 1.00 1.00 3.43

*本県独自基準 以下の数値を目安にYCDC医師と協議の上決定(注意報目安:定点あたり10以上、警報目安:定点あたり15以上)

発生動向に関する各種資料 (定点把握対象疾患・全数把握対象疾患の発生状況病原体検出状況などがご覧になれます)

集団感染事例及び学級閉鎖等措置状況(PDF:37KB) ※過去の分はこちら
 
施設から報告のあった事例保健所及び施設種類ごとにご覧になれます。県保健所管内のみの情報です)

  *2025年第36週以降の状況
    新型コロナ措置状況(PDF:57KB)
    インフルエンザ措置状況(PDF:57KB)
    感染性胃腸炎措置状況(PDF:56KB)
  *甲府市の状況は こちら

 

新型コロナウイルス感染症について

 新型コロナウイルス感染症とは、新型コロナウイルスによって起きる感染症です。主に鼻やのど、気管、肺などの臓器(呼吸器)に感染し、インフルエンザや風邪に似た症状を引き起こします。
   *新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけは、令和5年5月8日から「5類感染症」に移行しました。

新型コロナウイルス感染症に関する詳細情報は以下のページをご覧ください。

 

下水サーベイランス

 下水中のウイルスを検査・監視する下水サーベイランス(下水疫学調査)は、受診行動や検査数等の影響を受けることなく、無症状感染者を含めた感染状況を反映する客観的指標としての活用が期待されています。
 本県では感染状況のトレンドを把握し、感染対策に活用するため、令和5年7月から下水サーベイランス事業を実施しています。

 詳しい情報は こちら

最新・話題のレポート


 〇厚生労働省や国立感染症研究所などが公表する最新・話題のレポート

 〇YCDCレポート

 〇感染症対策センターHP

山梨県で発生している感染症情報

警報

インフルエンザ(中北保健所、富士・東部保健所管内)

注意報

インフルエンザ(峡東保健所管内)