ここから本文です。

劇症型溶血性レンサ球菌感染症(PDF:66KB)  new 2024.4.19

YCDC医師からのメッセージ

 定点情報(2024年第24週:6月10日~6月16日)/ その他情報(公表までに把握した情報)

                             (6月20日 山梨県立中央病院 三河貴裕 医師)

〇リスクアセスメント
【新型コロナウイルス感染症】
この期間の新規感染者数は前週と比べてほぼ横ばいです。
新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は定点医療機関あたり2.83(報告総数116人)でした。なお、前週(第23週)の新規感染者数は定点医療機関あたり3.22(報告総数132人)でした。ゲノムシークエンシングでXDQとKP.3が検出されています。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
この期間の定点あたりの新規感染者数は3.71(報告総数89人)でした。地域別では甲府市、中北が定点あたり5人を超えています。

【手足口病】
定点あたり5.83(140人)でした。かなりの報告数が続いています。特に中北地域では定点あたり11.25(報告総数90人)と多数報告されています。

【急性出血性結膜炎】
富士・東部地域のみ18人の報告があります。

〇対応
【新型コロナウイルス感染症】
流行は下火が続いています。検出されたXDQはオミクロン株のBA.2.86.1系統とXBBの組み換え変異体で、世界全体ではマイナーですが日本で多く検出されています。KP.3はBA.2.86系統から分かれたものです。どちらもオミクロン株で、現時点で病原性や感染力についての十分な報告はありませんが、これまでの株と大差ないと考えられます。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
流行が続いています。主にこどもに喉の痛みと発熱(咽頭炎)として出ることが多く、年齢が上がるにつれこのような症状を起こす人は減少します。ただし主に手やくしゃみなどのしぶきを通じて大人(ご家族)に感染を起こすことがあり、まれに意識が悪くなったり血圧が低くなるショック状態や重い皮膚感染症を起こします。発熱に加えて水や食事が飲み込めないほどの強い喉の痛みがある場合にはこの病気を疑いますので受診して適切な治療を受けましょう。

【手足口病】
アルコールが効かないエンテロウイルス、コクサッキーウイルスによる感染症です。子供に多いですが成人に発症することもあります。まれに髄膜炎を起こすことがあります。

【その他】
蚊やダニといった節足動物が活発な時期になりました。蚊といえば国内では日本脳炎、海外ではデング熱、ウエストナイル熱、ジカ熱、マラリアを媒介します。ダニといえば国内では日本紅斑熱、ツツガムシ病、SFTSです。山梨ではダニ媒介感染症の届出が少なく、SFTSはまだ報告がありませんが、時間の問題です。ヤブに入る時には長袖長ズボン、虫除け、熱中症の予防もお忘れなく。

感染症発生状況

今週の感染症発生状況はこちら をご覧ください ! 

 *保健所毎疾患毎(インフルエンザ・コロナ・RSウイルス・感染性胃腸炎など)に今週の状況がご覧になれます。
 *3月末までトップページに掲載していたコロナ入院情報は 新型コロナウイルス感染症 のページに掲載しています。

      2024年6月20日作成

インフルエンザ及び新型コロナウイルス感染症について県内41箇所の定点医療機関から
報告された患者数及び1医療機関あたりの患者数を集計しました【黄色 注意報 今週なし】

対象期間:2024年第24週〔2024年6月10日(月曜日)~2024年6月16日(日曜日)〕

toppage_infmap202415w                                               topepagecovid202414w

インフルエンザ
山梨県 中北 峡東 峡南 富士・東部 甲府市
24週 報告数 - - - - - -
定当 - - - - - -
23週 報告数 3 2 1 - - -
定当 0.07 0.15 0.14 - - -
22週 報告数 10 6 2 - 1 1
定当 0.24 0.46 0.29 - 0.11 0.11
21週 報告数 15 6 6 - 1 2
定当 0.37 0.46 0.86 - 0.11 0.22
20週 報告数 18 6 1 - 2 9
定当 0.44 0.46 0.14 - 0.22 1.00
新型コロナウイルス感染症
山梨県 中北 峡東 峡南 富士・東部 甲府市
24週 報告数 116 43 20 3 27 23
定当 2.83 3.31 2.86 1.00 3.00 2.56
23週 報告数 132 56 11 7 29 29
定当 3.22 4.31 1.57 2.33 3.22 3.22
22週 報告数 145 47 26 10 33 29
定当 3.54 3.62 3.71 3.33 3.67 3.22
21週 報告数 165 76 7 3 36 43
定当 4.02 5.85 1.00 1.00 4.00 4.78
20週 報告数 167 70 18 5 43 31
定当 4.07 5.38 2.57 1.67 4.78 3.44

 

発生動向に関する各種資料 (定点把握対象疾患・全数把握対象疾患の発生状況病原体検出状況などがご覧になれます)

 

新型コロナウイルス感染症について

 新型コロナウイルス感染症とは、新型コロナウイルスによって起きる感染症です。主に鼻やのど、気管、肺などの臓器(呼吸器)に感染し、インフルエンザや風邪に似た症状を引き起こします。
   *新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけは、令和5年5月8日から「5類感染症」に移行しました。

 

新型コロナウイルス感染症に関する詳細情報は以下のページをご覧ください。

 

 

下水サーベイランス

 下水中のウイルスを検査・監視する下水サーベイランス(下水疫学調査)は、受診行動や検査数等の影響を受けることなく、無症状感染者を含めた感染状況を反映する客観的指標としての活用が期待されています。
 本県では感染状況のトレンドを把握し、感染対策に活用するため、令和5年7月から下水サーベイランス事業を実施しています。

 詳しい情報は こちら

最新・話題のレポート

 ★厚生労働省や国立感染症研究所などが公表する最新・話題のレポート

 ★警報・注意報疾患に関するページ

  A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
  手足口病 
  急性出血性結膜炎

 ★最近のYCDCレポート

山梨県で発生している感染症情報

警報

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(甲府市保健所管内)
手足口病(中北保健所、甲府市保健所管内)
急性出血性結膜炎(富士・東部保健所管内)

注意報

なし