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麻しん(はしか)について
定点情報(2026年第19週:5月4日~5月10日)/ その他情報(公表までに把握した情報)
(5月14日 山梨大学県立中央病院 三河貴裕 医師)
【要約】
現在流行中の感染症はありません。
甲府市管内で水痘の報告が増え、注意報レベルになっています。
○リスクアセスメント
現在流行中の感染症はありません。
麻しんについては3例の報告があった後、感染者の追加報告はありません。
甲府市管内で水痘の報告が増え、注意報レベルになっています。
○対応等
大西洋上のクルーズ船でハンタウイルス感染症(Andes virus)の症例拡大が報告されています。報道や専門家からの情報の通り、ハンタウイルス肺症候群を引き起こすウイルスはアメリカ大陸に存在し、一方でハンタウイルス腎症候性出血熱を引き起こす一群は、極東アジアに土着しています。日本でも港湾地区に住むドブネズミがソウルウイルスを保持している可能性が指摘されていますが、ヒトに感染した報告はなく、国内でハンタウイルス症候群に罹患する可能性は極めて低い状態です。
齧歯類に関連する感染症は他にも鼠毒(Rat bite fever: Streptobacillus moniliformis)、ペスト(Yersinia pestis)、レプトスピラ症(Leptospira interrogans)など様々あります。衛生環境の改善によりどれも山梨県で罹患する可能性はないか極めて低い状態です。
春先からはレジャーで山や森に入ることが増えます。ダニに噛まれたという患者さんの話を時々聞くようになりました。ダニも日本紅斑熱や重症熱性血小板減少症候群(SFTS)といった病気を引き起こします。山やヤブに入る際には、長袖長ズボンの着用や適切な虫除けの使用をご検討ください。
*関連ページ
インフルエンザ ⇒ 山梨県感染症ポータルサイト / 厚生労働省(インフルエンザ/Q&A) / 国立健康危機管理研究機構
麻しん ⇒ 山梨県感染症ポータルサイト / 厚生労働省 / 国立健康危機管理研究機構
麻しんの感染拡大に向けた地方公共団体の皆様へのメッセージ / 麻しんの拡大に受けた国民の皆様へのメッセージ
◆今週の感染症発生状況はこちら をご覧ください !
*保健所毎や疾患毎(インフルエンザ・コロナ・RSウイルス・感染性胃腸炎など)に今週の状況がご覧になれます。
2026年5月14日作成
インフルエンザ及び新型コロナウイルス感染症について県内35箇所の定点医療機関から報告された
患者数及び1医療機関あたりの患者数を集計しました【赤色警報 黄色注意報】。
対象期間:2026年第19週〔2026年5月4日(月曜日)~2026年5月10日(日曜日)〕
◆下記数値は、「初回公表時点での数値」を掲載しています。また、医療機関から報告がなかった場合は定点当たり数値の算出対象から除いています。
| インフルエンザ | |||||||
| 週 | 山梨県 | 中北 | 峡東 | 峡南 | 富士・東部 | 甲府市 | |
| 19週 | 報告数 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 定当 | 0.11 | 0.33 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | |
| 18週 | 報告数 | 7 | 3 | 1 | 0 | 0 | 3 |
| 定当 | 0.20 | 0.25 | 0.17 | 0.00 | 0.00 | 0.43 | |
| 17週 | 報告数 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 |
| 定当 | 0.09 | 0.08 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.29 | |
| 16週 | 報告数 | 8 | 2 | 3 | 1 | 1 | 1 |
| 定当 | 0.23 | 0.17 | 0.50 | 0.33 | 0.14 | 0.14 | |
| 15週 | 報告数 | 24 | 12 | 5 | 1 | 5 | 1 |
| 定当 | 0.69 | 1.00 | 0.83 | 0.33 | 0.71 | 0.14 | |
| 新型コロナウイルス感染症* | |||||||
| 週 | 山梨県 | 中北 | 峡東 | 峡南 | 富士・東部 | 甲府市 | |
| 19週 | 報告数 | 11 | 3 | 1 | 2 | 1 | 4 |
| 定当 | 0.31 | 0.25 | 0.17 | 0.67 | 0.14 | 0.57 | |
| 18週 | 報告数 | 35 | 10 | 6 | 3 | 5 | 11 |
| 定当 | 1.00 | 0.83 | 1.00 | 1.00 | 0.71 | 1.57 | |
| 17週 | 報告数 | 35 | 16 | 5 | 1 | 5 | 8 |
| 定当 | 1.00 | 1.33 | 0.83 | 0.33 | 0.71 | 1.14 | |
| 16週 | 報告数 | 37 | 21 | 8 | 0 | 2 | 6 |
| 定当 | 1.06 | 1.75 | 1.33 | 0.00 | 0.29 | 0.86 | |
| 15週 | 報告数 | 51 | 30 | 10 | 3 | 1 | 7 |
| 定当 | 1.46 | 2.50 | 1.67 | 1.00 | 0.14 | 1.00 | |
*本県独自基準 以下の数値を目安にYCDC医師と協議の上決定(注意報目安:定点あたり10以上、警報目安:定点あたり15以上)
◆発生動向に関する各種資料 (定点把握対象疾患・全数把握対象疾患の発生状況や病原体検出状況などがご覧になれます)
◆集団感染事例及び学級閉鎖等措置状況(PDF:78KB) ※過去の分はこちら
(施設から報告のあった事例を保健所及び施設種類ごとにご覧になれます。県保健所管内のみの情報です)
*2025年第36週以降の状況
新型コロナ措置状況(PDF:385KB)
インフルエンザ措置状況(PDF:391KB)
感染性胃腸炎措置状況(PDF:374KB)
*甲府市の状況は こちら
新型コロナウイルス感染症とは、新型コロナウイルスによって起きる感染症です。主に鼻やのど、気管、肺などの臓器(呼吸器)に感染し、インフルエンザや風邪に似た症状を引き起こします。
*新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけは、令和5年5月8日から「5類感染症」に移行しました。
新型コロナウイルス感染症に関する詳細情報は以下のページをご覧ください。
下水中のウイルスを検査・監視する下水サーベイランス(下水疫学調査)は、受診行動や検査数等の影響を受けることなく、無症状感染者を含めた感染状況を反映する客観的指標としての活用が期待されています。
本県では感染状況のトレンドを把握し、感染対策に活用するため、令和5年7月から下水サーベイランス事業を実施しています。
詳しい情報は こちら
〇厚生労働省や国立感染症研究所などが公表する最新・話題のレポート
〇YCDCレポート
警報 |
なし |
注意報 |
水痘(甲府市保健所管内) |
5月14日 |
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5月14日 |
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5月8日 |
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5月8日 |
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2月27日 |