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年末年始の公表スケジュール
2025年第51週(12/15~12/21)の情報⇒12/25(木)
2025年第52週(12/22~12/28)の情報⇒  1/  7(水)
2026年第  1週(12/29~  1/  4)の情報⇒  1/  9(金)

山梨県の現在の警報等発令
【警 報】インフルエンザ(中北、峡東、富士・東部、甲府市保健所管内)
     伝染性紅斑(峡東保健所管内)
【注意報】インフルエンザ(峡南保健所管内)

この時期注意が必要です!

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YCDC医師からのメッセージ

 

 定点情報(2025年第50週:12月8日~12月14日)/ その他情報(公表までに把握した情報)

                             (12月18日 山梨県立中央病院 三河貴裕 医師)

【要約】
・インフルエンザ:患者数が増加している地域と減少している地域があり、現在がインフルエンザ流行のピークと考えられます
・新型コロナウイルス感染症:現在流行は下火です
・伝染性紅斑:峡東地域で比較的多く報告されていますが、全県的な流行は考えにくいです


〇リスクアセスメント
【インフルエンザ】
インフルエンザ感染症は全県で定点あたり41.71(1460人)と、先週の40.89に比べて横ばいです。患者数が増加している地域と減少している地域があり、現在がインフルエンザ流行のピークと考えられます。

【新型コロナウイルス感染症】
新型コロナウイルス感染症は全県で定点あたり1.71(60人)と、先週の1.77に比べ大きな変化はありませんでした。現在流行は下火です。

【伝染性紅斑】
峡東地域で定点あたり2.00(総数8人)でした。他の地域では報告数はほとんどありません。直近の都道府県別報告数は九州で比較的多い状態です。全国データでは2025年は20週から35週までは患者数が多く推移していましたが、現在は低下傾向にあります。峡東地域で比較的多く報告されていますが、全県的な流行は考えにくいです。地域内流行と考えます。


感染性胃腸炎の報告数は多くありません。


○対応
新型コロナウイルス感染症患者数は下火で続いています。

インフルエンザの報告数は高止まりしており、たくさんの保育所等や学校で学級閉鎖等の措置や集団発生の報告があります。さらに高齢者施設や医療機関内でも増えてきています。職場内等で体調が悪い方がしっかり休めるように配慮をしましょう。高齢者ではとくにインフルエンザにかかった後の細菌性肺炎が問題になります。インフルエンザ罹患者には、発症から5日以降でも発熱が続く場合には受診するよう伝えるなど、細菌性肺炎発症に留意をお願いします。

抗インフルエンザ薬ですが、症状が出てから48時間以内でないと効果が期待できません。もともとはウイルスが増えるのを阻止する薬です。基礎疾患がないなど、重症化リスクの低い成人および若年患者には重症化を予防する効果は限定的とされています(もともと重症化しにくい)。症状がすごく早く良くなるわけでもありません(1~2日間程度の短縮)。
元気な小児、成人は抗ウイルス薬の効果や副作用などをふまえて医師にご相談ください。最も大事なことは、しっかり休むことです。

 

*関連ページ

インフルエンザ ⇒ 山梨県感染症ポータルサイト / 厚生労働省(インフルエンザQ&A) / 国立健康危機管理研究機構
百日咳 ⇒ 山梨県感染症ポータルサイト / 厚生労働省 / 国立健康危機管理研究機構

 

感染症発生状況

 

今週の感染症発生状況はこちら をご覧ください ! 

 *保健所毎疾患毎(インフルエンザ・コロナ・RSウイルス・感染性胃腸炎など)に今週の状況がご覧になれます。

      2025年12月18日作成

インフルエンザ及び新型コロナウイルス感染症について県内35箇所(2025年14週までは41箇所)の定点医療機関から
報告された患者数及び1医療機関あたりの患者数を集計しました【赤色警報 黄色注意報】。

対象期間:2025年第50週〔2025年12月8日(月曜日)~2025年12月14日(日曜日)〕

          インフルエンザ流行マップ49w                          新型コロナウイルス感染症流行マップ39w                           

  ◆下記数値は、「初回公表時点での数値」を掲載しています。また、医療機関から報告がなかった場合は定点当たり数値の算出対象から除いています。

インフルエンザ   
山梨県 中北 峡東 峡南 富士・東部 甲府市
50週 報告数 1,460 769 199 24 257 211
定当 41.71 64.08 33.17 8.00 36.71 30.14
49週 報告数 1,431 666 185 64 261 255
定当 40.89 55.50 30.83 21.33 37.29 36.43
48週 報告数 1,145 529 152 26 284 154
定当 32.71 44.08 25.33 8.67 40.57 22.00
47週 報告数 1,199 516 261 19 213 190
定当 34.26 43.00 43.50 6.33 30.43 27.14
46週 報告数 767 343 133 13 175 103
定当 21.91 28.58 22.17 4.33 25.00 14.71
新型コロナウイルス感染症*
山梨県 中北 峡東 峡南 富士・東部 甲府市
50週 報告数 60 24 16 5 2 13
定当 1.71 2.00 2.67 1.67 0.29 1.86
49週 報告数 62 32 20 2 3 5
定当 1.77 2.67 3.33 0.67 0.43 0.71
48週 報告数 82 42 14 2 12 12
定当 2.34 3.50 2.33 0.67 1.71 1.71
47週 報告数 89 37 21 6 15 10
定当 2.54 3.08 3.50 2.00 2.14 1.43
46週 報告数 106 51 22 12 16 5
定当 3.03 4.25 3.67 4.00 2.29 0.71

*本県独自基準 以下の数値を目安にYCDC医師と協議の上決定(注意報目安:定点あたり10以上、警報目安:定点あたり15以上)

発生動向に関する各種資料 (定点把握対象疾患・全数把握対象疾患の発生状況病原体検出状況などがご覧になれます)

集団感染事例及び学級閉鎖等措置状況(PDF:35KB) ※過去の分はこちら
 
施設から報告のあった事例保健所及び施設種類ごとにご覧になれます。県保健所管内のみの情報です)

  *2025年第36週以降の状況
    新型コロナ措置状況(PDF:54KB)
    インフルエンザ措置状況(PDF:53KB)
    感染性胃腸炎措置状況(PDF:53KB)
  *甲府市の状況は こちら

 

新型コロナウイルス感染症について

 新型コロナウイルス感染症とは、新型コロナウイルスによって起きる感染症です。主に鼻やのど、気管、肺などの臓器(呼吸器)に感染し、インフルエンザや風邪に似た症状を引き起こします。
   *新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけは、令和5年5月8日から「5類感染症」に移行しました。

新型コロナウイルス感染症に関する詳細情報は以下のページをご覧ください。

 

下水サーベイランス

 下水中のウイルスを検査・監視する下水サーベイランス(下水疫学調査)は、受診行動や検査数等の影響を受けることなく、無症状感染者を含めた感染状況を反映する客観的指標としての活用が期待されています。
 本県では感染状況のトレンドを把握し、感染対策に活用するため、令和5年7月から下水サーベイランス事業を実施しています。

 詳しい情報は こちら

最新・話題のレポート


 〇厚生労働省や国立感染症研究所などが公表する最新・話題のレポート

 〇YCDCレポート

 〇感染症対策グループHP

山梨県で発生している感染症情報

警報

インフルエンザ(中北保健所、峡東保健所、富士・東部保健所、甲府市保健所管内)
伝染性紅斑(峡東保健所管内)

注意報

インフルエンザ(峡南保健所管内)