ページID:65373更新日:2023年1月20日

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知事臨時記者会見(平成27年3月18日水曜日)

本館2階特別会議室

11時30分から

発表事項

  • 富士の国やまなし館運営委託覚書の締結について
    • 株式会社サンティールとの共同会見
資料
 

富士の国やまなし館運営委託覚書の締結について

知事

ただいま、「富士の国やまなし館」の運営委託につきまして、株式会社サンティールの田崎代表取締役会長との覚書に調印いたしました。

今回の運営委託に当たっては、山梨県と田崎会長との深い相互理解、また協力関係に基づき合意に達したところであり、田崎会長をはじめ、本日ご出席いただいています西野社長さん他関係の皆様に深く感謝申し上げます。

さて、本県には世界的に高い評価を受けているワインをはじめ、果物、野菜、ほうとうなどの郷土色ゆたかな食材が数多くあります。さらには、印傳や和紙をはじめ、本日、田崎さんと私が締めている郡内織のネクタイをなどの様々な地場産品もあります。このような物産を活用して、新しい「富士の国やまなし館」をますます発展させていただくことをお願いするところであります。

私は甲州ワインはもちろんですが、山梨の日本酒や焼酎もよく飲みます。ネクタイも含めて田崎さんとは趣味があいそうですので、これまで以上に良い関係が構築できるものと期待しております。

こうした魅力ある物産を首都圏生活者やビジネスマンに実際に使っていただくアンテナショップの「富士の国やまなし館」、そして山梨の食を実際に味わっていただくレストラン「Y-wine(わいわい)」の運営を、併せて世界最優秀ソムリエの田崎さんに委託できることとなりました。レストラン「Y-wine」では、県産ワインと県産食材を使った創作料理を提供いただいており、加えてこれからは、本県の各種物産や観光情報を一体として発信していただくことになりました。私は衆議院議員時代に、「富士の国やまなし館」やレストラン「Y-wine」を訪れ、ワインを飲みましたが、いろいろなワインが味わえますので、皆さまにも是非訪れていただきたいと思います。

田崎さんは(「Y-wine」以外にも)東京の食材を扱ったレストランや上質なサービスを提供しているフレンチレストランを経営されておりますが、山梨県のためにそのノウハウを存分に発揮していただけるものと期待しております。

田崎さんにはこれまでも、信玄公祭りの信玄公役をはじめ、メディアでの山梨の露出に度々ご協力いただいておりますが、これまで同様、“山梨の顔”として、様々なご協力をいただければ幸いです。

「富士の国やまなし館」が、レストラン「Y-wine」と手を携えて、県産品の販路拡大や観光振興に多くの効果を発揮することで、定住人口100万人を目指す「ダイナミックやまなし」の大きな推進力となっていただき、地域経済の活性化と雇用の確保につながることを期待して、私からの挨拶といたします。

株式会社サンティール代表取締役会長

ご紹介いただきました田崎真也でございます。こちらが、「富士の国やまなし館」の出来たばかりのロゴとなります。

4年前から「富士の国やまなし館」のあるビルの2階でレストラン「Y-wine(わいわい)」を運営しております。東京での飲食店の運営は、3ヶ月で駄目になるとか、そうでなければ3年で駄目になるとか、よく言われますように、たとえ東京でも飲食店を4年間に渡って、運営することは難しいものですが、たくさんの人にご来店いただき継続することが出来ました。この間、山梨県内の農作物やワイン、日本酒、焼酎などの生産者とのコミュニケーションを深めることが出来ましたが、もっと何かコラボ出来ないかを考えてきました。

実際、1階の「富士の国やまなし館」は、運営会社が異なるため、仕入れのルートも異なり、2階のレストランで美味しかったワインや食材を、1階で購入することが難しい状況でした。

4月9日まで一時閉店して、4月10日にリニューアルオープンする予定で現在進行しています。

改装のポイントですが、一つは、飲食店営業の許可を取得して、イートイン型式のコーナーを設置し、無料試飲ではなく、山梨の食材を使ったオードブルを味わいながら、ワインやビール、日本酒などを飲むことができるようにすることです。

昨年度の「富士の国やまなし館」のおよその販売実績ですが、工芸品などの小物類が8~9%、ワインが35%程度、60%近くが食品となっており、食が中心である店舗ですが、さらに、食に力を入れるため、上部開放型冷蔵庫を大きな面積で設置し、生鮮野菜などを販売し、その野菜を使ったメニューを2階レストランで提供することが二つ目のポイントとなります。

店舗内には観光情報の発信コーナーがありますが、山梨県に来ていただくことがアンテナショップの最終的な目的のひとつであり、山梨県で購入できるものは山梨県で購入することが望ましいと考えますので、「富士の国やまなし館」には、日本橋に来なければ入手できないようなオリジナルの商品も取りそろえる予定であります。

4月10日からオープンいたしますが、皆さまには是非足をお運びいただき、グラスワインやオンザロックの焼酎を飲みながら、新しい「富士の国やまなし館」をご覧になっていただければと思います。

新たな試みですが、県民の方すべてに、免許証などの住所を確認できるものをお見せいただければ、5%引きで販売させていただく予定ですので、県民のみなさまも、新たな山梨を発見しにぜひご来店ください。

<質疑応答>

記者

1階(「富士の国やまなし館」)と2階(レストラン「Y-wine」)の連携がなかったとのことですが、今後は1階でも2階と同様の商品を購入することが可能となりますか。

株式会社サンティール代表取締役会長

仕入れルートが一括になること、また商品の回転率が高くなること、販売掛け率も同一化できることなどから、可能となります。1階でもワインや生鮮野菜の品揃えを充実させる予定です。

記者

リニューアルのコンセプトは一言で言うと何でしょうか。

株式会社サンティール代表取締役会長

瞬間の思いつきではありますが、「やまなし再発見」がコンセプト的なものになるかと思います。東京の生活者は、山梨の食といえば「ほうとう」と「鳥もつ煮」のイメージしか持っていないことが多いので、様々な魅力を広く知ってもらえるようにしていきたいです。また、山梨の生活者にとっても再発見となるものを提案したいと考えております。

記者

県民は5%割引とのことですが、レストラン「Y-wine」も対象になるのでしょうか。

株式会社サンティール代表取締役会長

将来的に検討させていただきます。

記者

「富士の国やまなし館」では、食品が売れ筋とのことですが、どのようなものが売れ筋商品で、今後どこを攻めていきたいとお考えですか。

株式会社サンティール代表取締役会長

信玄餅関係の商品が強いです。次は「ほうとう」。カップ麺式や少人数で食べられるものに人気があります。その他の商品は、平均的な販売となっております。今後は、たとえば鳥もつ煮、ジャムは売り場の配置など、販売のやり方を変えますので、違った実績になると思います。

記者

山梨県産ワインに対するイメージはどのようなものでしょうか。

株式会社サンティール代表取締役会長

山梨県は、コンパクトなエリアでありながら標高差や起伏が激しく、微小気候のバリエーションが大きいため、多彩なワインが生産されていることが魅力です。特に甲州ワインは、日本の固有種の特徴を活かしており、スパークリングから辛口・甘口まで様々なバリエーションと個性があります。その土地の風土を活かした山梨固有のワインが評価されております。甲州ワインのように、その地名を冠したワインは極めて魅力的です。

記者

どのように山梨への来県を促進するのでしょうか。

知事

アンテナショップには情報発信という役割もあります。様々なツールを活用してメッセージを発信して参ります。アンテナショップで実際に食べることにより、関心を持っていただき、来県への動機付けにつなげて参ります。

株式会社サンティール代表取締役会長

現在、私が開催するワインスクールで、山梨へのツアーを計画すると、あっという間に2台分のバスが埋まってしまいます。「やまなし館」発のツアーも考えております。山梨のワイナリー全域に、ホスピタリティをベースとしたナパバレーのようなイメージが形成できれば、来県する人はさらに増えると思います。

知事

今後は、産業労働部、観光部、農政部が連携して、ワイナリーを核としたワインに関連した事業に力を入れていきたいと考えています。

記者

「富士の国やまなし館」やレストラン「Y-wine」でのイベントの構想は、どのようなものでしょうか。

株式会社サンティール代表取締役会長

「やまなし館」では、生産者による販売を常設で行います。また、正装したソムリエを常時配置して、セミナー形式でカスタマーとの双方向コミュニケーションを図って参ります。また「Y-wine」では、これまで以上にメーカーズディナーや食イベントに力を入れていく予定です。

記者

4年間、「Y-wine」を運営されてきましたが、手応えと意気込みはいかがでしょうか。

株式会社サンティール代表取締役会長

山梨は「食」が非常に豊かです。また、この4年間でとても進化しており、様々な食材をそろえることが可能になって来ております。山梨県の人にも知らない食材がたくさんありますので、山梨県の人にも食の魅力を伝えていきたいと考えております。

記者

「富士の国やまなし館」の名称を変えますか。また、前後に何か冠をつけたりしますか。

知事

「富士の国」という言葉は、山梨が世界に誇る世界遺産であり、また山梨の象徴でもあるので、どうしても冠したいところであります。

株式会社サンティール代表取締役会長

特別には考えておりませんが、何かいい案があれば教えていただきたいです。

記者

他県も出す中で、山梨のアンテナショップの強みは、どのようなものになりますか。

知事

ワインを含めた酒、生鮮野菜を含む食、東京に隣接した立地があげられます。1階(「富士の国やまなし館」)と2階(レストラン「Y-wine」)のコラボにより、一層多くの人々の来県につなげて参りたいと考えております。

このページに関するお問い合わせ先

山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1336   ファクス番号:055(223)1525

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