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更新日:2017年6月6日

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遺跡トピックスNo.0205榎田遺跡(えのきだいせき)甲府市-スプーン状土製品

甲府市の遺跡

(甲府城関連・曽根丘陵公園を除く)

  • 0016岩清水遺跡-古式須恵器-
  • 0042円楽寺-六角堂-
  • 0044円楽寺-六角堂石塔群
  • 0197円楽寺-行者堂と富士山-
  • 0061富士見一丁目遺跡-田んぼ-
  • 0361富士見一丁目遺跡-プラ箱でつくったお米の量と県内の最も小さな区画された水田-
  • 0086知ろう山梨の歴史!山梨の遺跡展2007特集-
  • 0087知ろう山梨の歴史!山梨の遺跡展2007特集-
  • 0140榎田遺跡-壷型土器-
  • 0205榎田遺跡-スプーン状土製品-
  • 0255榎田遺跡-装飾器台-
  • 0321榎田遺跡-甑-
  • 0152八幡神社遺跡-発掘調査速報-
  • 0162八幡神社遺跡-発掘調査速報第2弾-
  • 0191八幡神社遺跡-整理調査速報-
  • 0207八幡神社遺跡-整理調査速報2-
  • 0223八幡神社遺跡-整理調査速報3-
  • 0185米倉山B遺跡-山梨最古の須恵器-
  • 0222米倉山B遺跡ー「貸泉」-
  • 0309米倉山B遺跡-二重口縁壺-
  • 0187上野原遺跡-古道‘中道往還’-
  • 0393上野原遺跡-水煙土器
  • 0238音羽遺跡-転用硯-
  • 0266音羽遺跡-磨製石鏃-
  • 0246菖蒲池遺跡-弥生時代のお墓-
  • 0021塩部遺跡-人形木製品-
  • 0268塩部遺跡-日本最古級のウマ-
  • 0381塩部遺跡-山梨県内の戦争遺跡-
  • 0383県指定史跡加牟那塚古墳-古墳のデータと石室-
  • 0402大坪遺跡-調査速報-
  • 0411久保田・道々芽木遺跡-

古墳時代のスプーン状土製品

榎田遺跡出土のスプーンの形の土製品

(写真1)

古墳時代(約1400年前)の住居跡から、写真1のようなスプーン状土製品が出土しました。

大きいほうは、長さ13.9cm、最大幅6.4cmで、表面に指の圧痕(あっこん)がのこり、粗雑なつくりといえるものです。また小さいほうは、長さ8.7cm、最大幅3.4cmで、こちらはきれいにつくられています。小さいほうは、何となく“れんげ”に似た形をしていますね。

これらは榎田遺跡で出土したものです。この遺跡は、古墳時代を主体とした遺跡で、方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ)や住居跡が発見され、祭祀(さいし)用と考えられる遺物もたくさん出土しています。

参考→遺跡トピックスNo.140榎田遺跡

このようなスプーン状土製品は、すでに縄文時代にもつくられていました。当時の人々は液体や粥状(かゆじょう)のものを食べる際使用していたのでしょう。

だた、このスプーン状土製品、液状のものを器にいれる時に使うのには問題ないでしょうが、素焼きですので、直接口に運ぶ際には、口当たりは悪そうですね。

おそらく、このような形をした木製のスプーンもあったのだと考えられます。また、実用性のない(祭祀のための)スプーン状土製品もあったかもしれません。

古墳時代の食器、調理器具

榎田遺跡7号住居跡出土

(写真2)

0205_榎田遺跡7号住居跡

(写真3)

写真2は、榎田遺跡7号住居跡から出土した遺物の一部です。そして写真3は、7号住居跡での遺物の出土状況です。

写真2の出土品は、一番大きなものが調理用具の甕(かめ)、その右どなりは、椀(わん)で、前に並んだ3つは、左から(こしき)、(つき)、そして坏と小さいほうのスプーン状土製品の組み合わせです。

当時の生活の様子が思い浮かんできませんか?

甑(こしき):食べ物を蒸すための調理用具

坏(つき):食器皿

 

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