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ページID:4360更新日:2017年6月16日

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埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNo.0085小井川遺跡

中央市の遺跡

  • 0036小井川遺跡-布施荘・五輪塔・大型建物跡その1-
  • 0085小井川遺跡-カマド-
  • 0120小井川遺跡-池状遺構・五輪塔-
  • 0130小井川遺跡-大型建物跡その2-
  • 0041平田宮第2遺跡-井戸-
  • 0060平田宮第2遺跡-祭祀-
  • 0401鎌田川旧堤防遺跡

平安時代の竪穴住居跡

写真小井川遺跡で発掘された平安時代の竪穴住居跡

 

小井川遺跡は、中央市布施地内にあり、新山梨環状道路の建設に先立って発掘調査が平成15年度から平成18年度に4回の調査を行いました。平成17年度の調査では中世の荘園「布施荘」の存在の手がかりとなる五輪塔が発見されました(遺跡トピックスNo.0036参照)。

今回は平成17年度発掘調査区の東隣で行った平成18年度発掘調査で発見された平安時代の竪穴住居跡のカマドを紹介します。


所在地:中央市布施

時代:平安時代・中世・近世

山梨県埋蔵文化財センター

 平安時代竪穴住居跡に設置されたカマド

 

カマドと出土遺物カマドに使用された杭

(写真:左)竪穴住居跡に設置されたカマドと遺物出土状況

(写真:右)カマドに打ち込まれた木の杭

 

小井川遺跡平成18年度発掘調査では、地面から約3m下から平安時代(9世紀中頃)の竪穴住居跡が3軒発見されました。この3軒の住居の内、1号住居跡のカマドは粘土で作られていましたが、粘土の中には木の杭のようなものがカマドの両側に打ち込まれていました。山梨県内のカマドは石や粘土をつかって作られることが多いですが(遺跡トピックスNo.0034滝沢遺跡参照)、木材を使う例は珍しく、カマドを作る技術の新しい発見になりました。

 

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住所:〒400-1508 甲府市下曽根町923
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