ページID:93234更新日:2020年2月5日

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令和元年度外部評価結果

「山梨県立試験研究機関における評価指針(H13.3策定)」に基づき、山梨県産業技術センターが計画・実施する試験研究が、効率的かつ効果的に実施されるよう、公平中立の立場から客観的なご意見をいただくために実施しています。

第1回外部評価では、平成30年度に終了した11テーマの研究課題に対する事後評価を実施しました。

第2回外部評価では、令和2年度に研究開始予定の研究課題に対する事前評価と平成30年度に開始した3年計画の研究課題に対する中間評価を実施しました。

実施日:<第1回>令和元年6月18日および令和元年6月19日、<第2回>令和元年9月24日

実施場所:山梨県産業技術センター

1.試験研究課題の外部評価に対する考え方

 

評価を受ける目的 「山梨県立試験研究機関における評価指針(H13.3策定)」に基づき、山梨県産業技術センターが計画・実施する試験研究が、効率的かつ効果的に実施されるよう、公平中立の立場から客観的なご意見をいただくために実施する。
評価を受ける課題

山梨県産業技術センターが実施する研究は、すべて評価対象研究課題とする。ただし、国や企業等からの受託研究は、評価対象研究から除く(※)

(※)受託研究は国や企業等の目的に基づいて行うものであり、研究費も委託者が負担するものであるため。

研究課題の評価方法 評価の種類は、「事前評価」「中間評価」「事後評価」の3種類とする。評価方法は、効果的・効率的な研究の推進と、研究員の意識啓発をねらいに、客観的判断が可能な5段階評価方式とする。
 

事前評価項目

中間評価項目

事後評価項目

 
  1. 研究の必要性
  2. 研究内容の新規性
  3. 研究目標、研究計画の妥当性
  4. 研究予算、研究体制の妥当性
  1. 研究計画の進捗度
  1. 研究目標の達成度
評価結果に対する対応

事前評価、中間評価では、評価の平均点に対し、次のとおり対応する。

評価の平均点が2点以下の課題は、原則不採用または中止とする。

評価の平均点が2点を超え、3点未満の課題は、コメントを参考に実施について再検討する。

評価の平均点が3点以上の課題は、評価コメントを参考に必要に応じて修正し実施する。

 

事後評価は、次の基準で採点される。

5点:計画を上回る成果となった

4点:計画どおりの成果となった

3点:おおむね計画どおりの成果となった

2点:計画を下回る成果となった

1点:成果が得られていない

それぞれの評価コメントを、技術移転や研究立案に役立てていく。また、評価点は、研究者が自らの研究を客観的に評価するための参考としていく。

2.外部評価委員

  • 地場分野
氏名 所属 役職
委員長寿 国立大学法人山梨大学 教授
国立大学法人山梨大学 教授
前田 株式会社前田源商店 代表取締役社長
斉藤 株式会社アセラ食品部食品理化センター センター長
井上 メタルスタジオ・ストリームライン 主宰

  • 基盤分野
氏名 所属 役職
副委員長太郎 国立大学法人山梨大学 教授
宮嶋 国立大学法人山梨大学 准教授
青木 キヤノンアネルバ株式会社 富士事業所長
三浦 三浦化成工業株式会社 取締役副会長

その他1名(民間企業)

3-1.<第1回>評価対象課題

  • 地場分野(事後評価)
課題名 実施年度
分裂酵母を使用した高品質清酒製造法の開発 平成28~30年度
貴金属のバレル研磨条件の最適化に関する研究 平成29~30年度
銀合金の鋳造欠陥の低減に関する研究 平成29~30年度
ワイン製造副産物による染色技術の確立 平成29~30年度
天然素材のバナジウム媒染による機能化 平成29~30年度

 

  • 基盤分野(事後評価)
課題名 実施年度
県内の未利用バイオマスを利用した機能性材料の合成と評価 平成28~30年度
光触媒を利用した水素製造技術に関する研究 平成28~30年度
光を用いた微粒子計測に関する研究 平成29~30年度
身体動作シミュレーション技術を活用した製品設計手法の研究 平成29~30年度
製造現場における装置監視用IoTシステムの開発 平成30年度
市販ドローンを利活用した安価な搬送システムの開発 平成30年度

 

 

3-2.<第2回>評価対象課題

  • 地場分野(事前評価)
課題名 実施年度
県産日本酒の競争力向上のための新規日本酒酵母に関する研究 令和2~6年度
山梨県産ワインの多様化および品質安定 令和2~3年度
郡内織物産地の組織部品に関する調査研究 令和2~3年度

  • 基盤分野(事前評価)
課題名 実施年度
高強度ステンレス鋼線の新しい伸線加工技術に関する研究 令和2~3年度
金属3Dプリンタを活用した高付加価値製品創出に関する研究 令和2~4年度
放射EM試験における可視化システムの効率的な適用に関する研究 令和2~3年度
AIを用いた製品検査の効率化と製造現場への適用に関する研究 令和2~3年度
PLCと安価な組み込みコンピュータを用いた生産性向上IoTシステムの開発 令和2年度
3Dプリンティングで作製した樹脂型の射出成形への適用について 令和2~3年度

 

  • 地場分野(中間評価)
課題名 実施年度
県内各地域の農産物の加工適性の把握と加工品開発 平成30~令和2年度
富士北麓・東部地域の伝統的な織物を活用した新商品開発 平成30~令和2年度

 

  • 基盤分野(中間評価)
課題名 実施年度
不整地対応3次元地図作成・自律移動制御システムの開発 平成30~令和2年度
プラスチック材料の耐光性評価に関する研究 平成30~令和2年度

 

4.評価の方法

「1.試験研究課題の外部評価に対する考え方研究課題の評価方法」に示している方法に基づき、研究主担当者が研究結果についての説明を行い、外部評価委員の皆様から評価をいただきました。

5.評価結果

  • 事後評価・地場分野では、3.0~5.0の範囲で、平均点は3.6でした。
  • 事後評価・基盤分野では、3.0~4.0の範囲で、平均点は3.5でした。
  • 事前評価・地場分野では、全てのテーマで3.5点でした。
  • 事前評価・基盤分野では、3.0~4.0の範囲で、平均点は3.5でした。
  • 中間評価対象8課題では、3.0~4.0の範囲で、平均点は3.7でした。

6.総括

それぞれの研究課題に対し評価委員の皆様からいただいたコメント等の評価結果は、今年度実施する研究や来年度の研究計画立案および研究結果の技術移転等に活かしていきます。

このページに関するお問い合わせ先

山梨県産業政策部産業技術センター 
住所:〒400-0055 甲府市大津町2094
電話番号:055(243)6111   ファクス番号:055(243)6110

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