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更新日:2017年5月17日

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遺跡トピックスNo.0354中丸東遺跡(なかまるひがしいせき)[笛吹市]

笛吹市の遺跡

0014経塚古墳-復元古墳-
0217経塚古墳-内部構造-
0251経塚古墳-石室の石積み-
0280経塚古墳-列石-
0396経塚古墳-八角形の意味-
0019桂野遺跡-石皿・磨石-
0100桂野遺跡-陥し穴-
0111桂野遺跡-前期土偶-
0262桂野遺跡-縄文時代前期の住居跡-
0265桂野遺跡-土器に描かれた物語-
0020四ツ塚古墳群-玉類-
0235四ツ塚古墳群-装身具-
0022狐原遺跡-墨書土器-
0059平林2号墳-副葬品-
0079平林2号墳-青銅鏡-
0102平林2号墳-ガラス玉-
0202平林2号墳-馬具類や装身具類-
0240平林2号墳-勾玉-
0337平林2号墳-勾玉-
0081身洗沢遺跡-田んぼと木製品-
0230身洗沢遺跡-プラント・オパール-
0339身洗沢遺跡-農具の今と昔-
0125水口遺跡-柄鏡形敷石住居跡(1号住居跡)-
0355水口遺跡-敷石住居跡(3号住居跡)-
0135花鳥山遺跡-エゴマ種子塊-
0194花鳥山遺跡-縄文時代の食生活を知る遺物-
0199花鳥山遺跡-世界最大級の縄文土器?-
0406花鳥山遺跡-耳飾り-
0145竜安寺川西遺跡-発掘調査速報-
0155竜安寺川西遺跡-発掘調査速報2-
0165竜安寺川西遺跡-発掘調査速報3-
0179竜安寺川西遺跡-ミニチュア土器-
0147境川中丸遺跡-発掘調査速報-
0157境川中丸遺跡-発掘調査速報-
0181境川中丸遺跡-S字状口縁台付甕-
0148一の沢遺跡-縄文時代中期の住居-
0293一の沢西遺跡-ヒトをモチーフにした土器-
0307一の沢遺跡-縄文土器-
0350一の沢遺跡-みんなで応援しよう!「ミュージアムキャラクターアワード2012」のいっちゃん-
0150稲山遺跡-発掘調査速報-
0160稲山遺跡-発掘調査速報2-
0170稲山遺跡-発掘調査速報3-
0209稲山遺跡-常滑甕-
0229稲山遺跡-すり鉢-
0288稲山遺跡-かわらけ-
0151三光遺跡-発掘調査速報-
0166三光遺跡-発掘調査速報5-
0171三光遺跡-発掘調査速報6-
0186三光遺跡-耳飾り他-
0173二之宮遺跡-食材をふかす道具-
0284二之宮遺跡-置きカマド-
0219亀甲塚古墳-盤龍鏡-
0264亀甲塚古墳-碧玉製管玉-
0234御坂中丸遺跡-縄文時代早期-
0275馬乗山2号墳-甲府盆地最後の前方後円墳-
0331地耕免遺跡-斎串と馬の歯-
0354中丸東遺跡-縄文時代前期の土器と古墳時代の住居跡-
0356石橋条里制遺構-古代の土地区画整理-
0371太鼓畑遺跡-調査概要-
0382六ッ長遺跡-調査概要-

中丸東遺跡全景写真

中丸東遺跡は、御坂山塊から甲府盆地へ向かって流れる狐川の西側、標高約320mの丘陵上に立地します。平成20年の調査では、縄文時代早期後半~前期末葉(今から約7.000~6.000年ほど前)の土坑と呼ばれる穴や土器や石器が出土する土層、古墳時代前期(今から約1.700年前)の住居跡が検出されました。

縄文時代の交流を示す貴重な土器片

平成20年の調査では縄文時代前期(今から約6.000年前)の遺物包含層から、地元山梨の土器のほかに関東地方や東海地方の土器が出土しました。

縄文時代前期の土器

中丸東遺跡から出土した縄文時代前期の土器

遺跡から出土する土器は、土器に施された文様の違いなどから、どの地域の土器かを判断します。左側の土器片は、山梨県で作られていた土器です。無文のものが多く断面は厚手(10mm前後)です。中央の土器片は関東を中心に分布する土器で、ループ状に撚った縄文や瘤状の粘土が施されているのが特徴です。右側の土器片は、東海地方を中心に分布する土器で、爪を押しつけたような模様が施され、山梨や関東の土器に比べ土器の断面が薄い(5mm前後)のが特徴となります。

このような他地域の土器が出土するということは、縄文時代前期(今から約6.000年前)からその地域との交流が行われていたことを示しており、当時交易や交流を知る上で貴重な資料といえます。

古墳時代の住居跡

古墳時代の住居跡

古墳時代前期の住居跡

中丸東遺跡からは、古墳時代前期(今から約1.700年前)の住居跡が1軒検出されています。住居跡は一辺が約5mの正方形となり、柱の穴や、炉の跡などが確認されています。住居跡が検出されたことから、本遺跡は当時の集落であったと考えられます。

周辺にはほぼ同時期に築造された県内最大の前方後円墳銚子塚古墳(甲府市)や、岡・銚子塚古墳(笛吹市)などがあり、本遺跡との関係が今後の検討課題となります。

S字状口縁台付甕

古墳時代前期の土器

古墳時代の住居跡からは当時の人々が使っていた土器が出土しました。写真の土器は、食料の煮炊きに用いられた土器で、縁の部分がS字状に曲がっていることから東海地方の影響を受けた土器と考えられます。

所在地笛吹市境川町小山字中丸東

時代縄文時代早~中期・古墳時代

調査期間中丸東遺跡第1次調査2008年6月12日~10月10日

報告書山梨県教育委員会2011『中丸・中丸東遺跡』

このページに関するお問い合わせ先

山梨県観光文化部埋蔵文化財センター 
住所:〒400-1508 甲府市下曽根町923
電話番号:055(266)3016   ファクス番号:055(266)3882

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