トップ > 組織案内 > 県教育委員会の組織(課室等) > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNo.0186三光遺跡

ページID:24691更新日:2017年5月15日

ここから本文です。

遺跡トピックスNo.186三光遺跡[さんこういせき]遺跡

笛吹市の遺跡

  • 0014経塚古墳-復元古墳-
  • 0217経塚古墳-内部構造-
  • 0251経塚古墳-石室の石積み-
  • 0280経塚古墳-列石-
  • 0396経塚古墳-八角形の意味-
  • 0019桂野遺跡-石皿・磨石-
  • 0100桂野遺跡-陥し穴-
  • 0111桂野遺跡-前期土偶-
  • 0262桂野遺跡-縄文時代前期の住居跡-
  • 0265桂野遺跡-土器に描かれた物語-
  • 0020四ツ塚古墳群-玉類-
  • 0235四ツ塚古墳群-装身具-
  • 0022狐原遺跡-墨書土器-
  • 0059平林2号墳-副葬品-
  • 0079平林2号墳-青銅鏡-
  • 0102平林2号墳-ガラス玉-
  • 0202平林2号墳-馬具類や装身具類-
  • 0240平林2号墳-勾玉-
  • 0337平林2号墳-勾玉-
  • 0081身洗沢遺跡-田んぼと木製品-
  • 0230身洗沢遺跡-プラント・オパール-
  • 0339身洗沢遺跡-農具の今と昔-
  • 0125水口遺跡-柄鏡形敷石住居跡(1号住居跡)-
  • 0355水口遺跡-敷石住居跡(3号住居跡)-
  • 0135花鳥山遺跡-エゴマ種子塊-
  • 0194花鳥山遺跡-縄文時代の食生活を知る遺物-
  • 0199花鳥山遺跡-世界最大級の縄文土器?-
  • 0406花鳥山遺跡-耳飾り-
  • 0145竜安寺川西遺跡-発掘調査速報-
  • 0155竜安寺川西遺跡-発掘調査速報2-
  • 0165竜安寺川西遺跡-発掘調査速報3-
  • 0179竜安寺川西遺跡-ミニチュア土器-
  • 0147境川中丸遺跡-発掘調査速報-
  • 0157境川中丸遺跡-発掘調査速報-
  • 0181境川中丸遺跡-S字状口縁台付甕-
  • 0148一の沢遺跡-縄文時代中期の住居-
  • 0293一の沢西遺跡-ヒトをモチーフにした土器-
  • 0307一の沢遺跡-縄文土器-
  • 0350一の沢遺跡-みんなで応援しよう!「ミュージアムキャラクターアワード2012」のいっちゃん-
  • 0150稲山遺跡-発掘調査速報-
  • 0160稲山遺跡-発掘調査速報2-
  • 0170稲山遺跡-発掘調査速報3-
  • 0209稲山遺跡-常滑甕-
  • 0229稲山遺跡-すり鉢-
  • 0288稲山遺跡-かわらけ-
  • 0151三光遺跡-発掘調査速報-
  • 0166三光遺跡-発掘調査速報5-
  • 0171三光遺跡-発掘調査速報6-
  • 0186三光遺跡-耳飾り他-
  • 0173二之宮遺跡-食材をふかす道具-
  • 0284二之宮遺跡-置きカマド-
  • 0219亀甲塚古墳-盤龍鏡-
  • 0264亀甲塚古墳-碧玉製管玉-
  • 0234御坂中丸遺跡-縄文時代早期-
  • 0275馬乗山2号墳-甲府盆地最後の前方後円墳-
  • 0331地耕免遺跡-斎串と馬の歯-
  • 0354中丸東遺跡-縄文時代前期の土器と古墳時代の住居跡-
  • 0356石橋条里制遺構-古代の土地区画整理-
  • 0371太鼓畑遺跡-調査概要-
  • 0382六ッ長遺跡-調査概要-

三光遺跡は甲府盆地の南側、浅川扇状地上(標高約420m)の笛吹市御坂町竹居地区にあり、今から約40年前の1975年に作付転換に伴って発掘調査がなされ、縄文時代中期から晩期までの大量な土器類に加え、約11cmの鰹節型の翡翠製大珠(ひすいせいたいじゅ)が発見され、話題を呼びました。また、遺跡南東方向には縄文時代前期を中心とした花鳥山遺跡がこちらを見下ろしています。

今回は、約40年前の調査地点より標高が低い遺跡の縁にあたる地点約2,900平方メートルがリニア実験線建設に伴って、調査の対象となりました。

所在地:笛吹市御坂町竹居

時代:縄文時代中期~後期

山梨県教育委員会山梨県埋蔵文化財センター

0186_hanatori

三光遺跡から花鳥山遺跡を望む

『縄文時代のピアス』

0186_mimipiasu

〈写真〉栓状耳飾り

この耳飾りは縄文時代中期(今から約5,000~4,000年前)の栓状耳飾り(せんじょうみみかざり)と呼ばれ、古くから耳たぶに、はめ込む耳飾りとして知られているものです。

県内からは栓状耳飾りを装着した土偶も出土しており、ピアスとしての使用で間違いないと思われます。また他県での事例では埋葬された人骨との共伴関係から男女ともに付けられていたものといえます。

『土器の再生品』

0186_enban

〈写真〉縄文時代中期の土製円盤

これは、土製円盤(どせいえんばん)とよばれ、土器片を円形に擦(す)って丸く整えたものです。縄文時代の集落跡を調査するとよく出土する遺物なのですが、現在のところ、おもちゃ・装飾品という説や、なかにはトイレットペーパー説を唱えている研究者もいますが、その使用方法は決め手を欠くものばかりです。しかし、逆さに埋められた土器の中から発見されている事例もあり、マツリの道具だったのかも知れません。

 

 

次の遺跡トピックスへ遺跡トピックス一覧へ一つ前の遺跡トピックスへ

山梨県埋蔵文化財センタートップへ

 

このページに関するお問い合わせ先

山梨県観光文化・スポーツ部埋蔵文化財センター 
住所:〒400-1508 甲府市下曽根町923
電話番号:055(266)3016   ファクス番号:055(266)3882

このページを見た人はこんなページも見ています

県の取り組み

pagetop