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更新日:2017年5月19日

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遺跡トピックスNo.0022狐原遺跡〔きつねっぱらいせき〕

笛吹市の遺跡

0014経塚古墳-復元古墳-
0217経塚古墳-内部構造-
0251経塚古墳-石室の石積み-
0280経塚古墳-列石-
0396経塚古墳-八角形の意味-
0019桂野遺跡-石皿・磨石-
0100桂野遺跡-陥し穴-
0111桂野遺跡-前期土偶-
0262桂野遺跡-縄文時代前期の住居跡-
0265桂野遺跡-土器に描かれた物語-
0020四ツ塚古墳群-玉類-
0235四ツ塚古墳群-装身具-
0022狐原遺跡-墨書土器-
0059平林2号墳-副葬品-
0079平林2号墳-青銅鏡-
0102平林2号墳-ガラス玉-
0202平林2号墳-馬具類や装身具類-
0240平林2号墳-勾玉-
0337平林2号墳-勾玉-
0081身洗沢遺跡-田んぼと木製品-
0230身洗沢遺跡-プラント・オパール-
0339身洗沢遺跡-農具の今と昔-
0125水口遺跡-柄鏡形敷石住居跡(1号住居跡)-
0355水口遺跡-敷石住居跡(3号住居跡)-
0135花鳥山遺跡-エゴマ種子塊-
0194花鳥山遺跡-縄文時代の食生活を知る遺物-
0199花鳥山遺跡-世界最大級の縄文土器?-
0406花鳥山遺跡-耳飾り-
0145竜安寺川西遺跡-発掘調査速報-
0155竜安寺川西遺跡-発掘調査速報2-
0165竜安寺川西遺跡-発掘調査速報3-
0179竜安寺川西遺跡-ミニチュア土器-
0147境川中丸遺跡-発掘調査速報-
0157境川中丸遺跡-発掘調査速報-
0181境川中丸遺跡-S字状口縁台付甕-
0148一の沢遺跡-縄文時代中期の住居-
0293一の沢西遺跡-ヒトをモチーフにした土器-
0307一の沢遺跡-縄文土器-
0350一の沢遺跡-みんなで応援しよう!「ミュージアムキャラクターアワード2012」のいっちゃん-
0150稲山遺跡-発掘調査速報-
0160稲山遺跡-発掘調査速報2-
0170稲山遺跡-発掘調査速報3-
0209稲山遺跡-常滑甕-
0229稲山遺跡-すり鉢-
0288稲山遺跡-かわらけ-
0151三光遺跡-発掘調査速報-
0166三光遺跡-発掘調査速報5-
0171三光遺跡-発掘調査速報6-
0186三光遺跡-耳飾り他-
0173二之宮遺跡-食材をふかす道具-
0284二之宮遺跡-置きカマド-
0219亀甲塚古墳-盤龍鏡-
0264亀甲塚古墳-碧玉製管玉-
0234御坂中丸遺跡-縄文時代早期-
0275馬乗山2号墳-甲府盆地最後の前方後円墳-
0331地耕免遺跡-斎串と馬の歯-
0354中丸東遺跡-縄文時代前期の土器と古墳時代の住居跡-
0356石橋条里制遺構-古代の土地区画整理-
0371太鼓畑遺跡-調査概要-
0382六ッ長遺跡-調査概要-

狐原遺跡は、平安時代(9世紀半頃)のムラの跡です。森林公園金川の森建設のために移転された山梨県立園芸高校農業機械実習場の建設に伴い、1994年(平成6年)に約8,000平方メートルに及ぶ面積を発掘調査しました。平安時代の竪穴住居15軒や県内ではまれな平安時代の人骨を伴う墓壙(ボコウ)などの遺構を検出し、短期間に営まれた小規模なムラのほぼ全域を調査できました。


所在地:笛吹市一宮町竹原田

時代:平安時代

報告書:山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第120集1996年(平成8年)刊行

調査機関:山梨県教育委員会・山梨県埋蔵文化財センター

狐原遺跡全景狐原遺跡作業風景

〔写真〕(左)発掘調査全景[北西より、奥が国道137号線](右)発掘調査風景

狐原遺跡調査前風景狐原遺跡現在風景

〔写真〕(左)発掘調査前の風景[東より、調査全域が果樹園]

(右)現在の風景[東より、園芸高校実習場]

出土した遺物

墨書土器・線刻土器

〔写真〕狐原遺跡出土の墨書土器・刻書土器

分布状況

〔写真〕狐原遺跡における墨書土器・線刻土器分布状況

狐原遺跡からの出土遺物は、平安時代の前半期(9世紀半頃)の土師器(甕・坏・皿など)が大半を占め、総点数は約4万点に及びます。これらの中には多くの墨書土器があり、墨書の内容は、「玉井」「玉子」「午」「マル午」「好」「千」「加」「今」「工」「夷」「山中」「上川」「関」「仁」「西」「百」「内」「有」「鷹」など多種多様です。

玉井午墨書土器出土状況

〔写真〕(左)「玉井」の文字が書かれた墨書土器[拡大]

(中)「マル午」の文字の書かれた墨書土器[拡大]

(右)「今」の文字の書かれた墨書土器出土状況

 

墨書土器のうちもっとも重要なものは「玉井」と墨書された土師器皿(9世紀半頃)です。この「玉井」とは甲斐国の古代郷名のひとつ「甲斐国山梨郡玉井郷」を表すと考えられます。この「玉井」関係の墨書については、本遺跡の北方約500mに位置する大原遺跡からも「玉井郷長」墨書が出土し、この例を併せてこの地域の地名考証に大いに貢献するものです。これらの「玉井」墨書土器によって「玉井」は一宮町と石和町の境のあたり金川の左岸一帯であることがわかりました。

郡郷位置推定図

〔写真〕甲斐国郡郷位置推定図(磯貝正義氏原図)

 

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電話番号:055(266)3016   ファクス番号:055(266)3882

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