特別支援学校への冷房設置について
冷房設備導入の経緯
- 夏季休業期間中の補習・講習の増加や週5日制の導入に伴う休業期間の短縮など、夏季における教育活動の充実が図られる中、保護者団体からの要望もあり、平成24年に冷房設備設置基準を改定し、ホームルームを実施する普通教室に冷房を設置しました。
- 平成30年3月に文部科学省は「学校環境衛生基準」を改正し、教室等の温度基準を「10℃から30℃以内」から「17℃以上28℃以下」へ見直しました。
- 平成30年の猛暑を受け、特別教室についても、生徒の学習効率の向上のみならず、熱中症予防など健康管理の面からも冷房設置が課題となっており、県議会でも冷房設置の拡充を求める質問がなされたほか、高校生議会や「やまなし創造提案便」でも設置を求める意見が出されました。
- そのため、平成30年8月に特別支援学校に対し、各教室における設置の必要性を把握するため、希望調査を実施しました。
- 一方、国では、平成30年10月に「ブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金」を創設し、本年に実施する冷房設備設置事業に対し、交付金の対象とすることを発表し、全国の自治体から該当する事業を募集しました。
- 平成30年11月30日に国へ交付金申請し、交付決定を受けました。
- 特別教室等への冷房設備設置事業を令和元年度から開始し、令和2年3月をもって完了しました。
※整備後の特別支援学校の冷房設置率: 普通教室100% 特別教室90.3%(令和4年4月1日現在)
(盲学校、ろう学校、わかば支援学校、わかば支援学校ふじかわ分校、富士見支援学校旭分校、ふじざくら支援学校、かえで支援学校、
高等支援学校桃花台学園)
- 事業内容:特別教室(音楽室、美術室、理科室など)等へ冷房設備を設置。
51室3,257平方メートル
- 設計:令和元年3月~令和元年8月
- 工事:令和元年10月~令和2年3月