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ページID:679更新日:2021年11月15日
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大門川は、八ヶ岳に源を発し、南流して須玉川、塩川と合流したのち、富士川に合流する河川です。
河川の勾配が急なため、明治43年の大水害をはじめ、近くは、昭和34年伊勢湾台風の災害など年々、大きな被害をあたえてきました。
県は、下流塩川については、中小河川改修工事を継続して行なってきましたが、須玉川改修については、沿岸一帯に人家が密集し、用地取得は非常に困難であり工費も莫大となることから、ダムによる洪水防御の方法が最も経済的と考えられ建設されました。
湛水試験の様子
また、当地域の上水道は、湧水や地下水等に水源を求めていますが、年々人口増と生活文化の向上に伴い、上水道用水に不足をきたしています。このため、大門川総合開発事業として多目的ダムを建設し、洪水調節と合わせて、この地域に上水道用水を供給します。
完成当時の様子
大門ダム地点において、洪水のおこる場合の水量を240立方メートル毎秒と見込み、そのうちの110立方メートル毎秒をダムに溜め、残りの130立方メートル毎秒を下流へ流します。このような洪水調節を行うことにより須玉川、塩川、沿岸地域(北杜市須玉町、韮崎市)の水害を防除します。
既得用水の補給(かんがい面積478.2ha)ならびに河川維持用水として塩川ダムと合わせて黒沢川基準点で維持流量を確保します。大門ダムは須玉川流末(大豆生田地点)で0.3立方メートル毎秒。
北杜市(高根町、長坂町、大泉町、小淵沢町)に1日最大13,000立方メートル(0.151立方メートル毎秒)を供給します。
ダム管理費節減等、合理化を図り、利水放流を利用し管理発電を行います(最大出力230kW)。
ダム名 |
大門ダム(清里湖) |
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河川名 |
一級河川富士川水系大門川 |
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位置 |
左岸:山梨県北杜市須玉町上津金2449-18 |
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右岸:山梨県北杜市高根町清里3654-7 |
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貯水池 |
ダム |
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集水面積 |
51.7km2 |
型式 |
重力式コンクリートダム |
湛水面積 |
0.19km2 |
堤頂標高 |
EL905.50m |
設計洪水位 |
EL904.41m |
ダム基礎高 |
EL840.00m |
サーチャージ水位 |
EL902.00m |
堤高 |
EL65.50m |
常時満水位 |
EL894.50m |
堤頂長 |
180.00m |
最低水位 |
EL886.00m |
堤頂巾 |
6.50m |
貯水容量 |
堤体積 |
180,000m3 |
|
総貯水容量 |
3,600,000m3 |
地質 |
火山砕屑物、砂岩、頁岩、チャート |
有効貯水容量 |
2,350,000m3 |
遮水工 |
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堆砂容量 |
1,250,000m3 |
型式 |
アスファルトフェイシング |
洪水調節容量 |
1,300,000m3 |
面積 |
42,000m2 |
利水容量 |
1,050,000m3 |
遮水面勾配 |
1時01分.9~1時03分.2 |
昭和41年04月 |
県単費にて予備調査開始 |
昭和43年04月 |
国庫補助実施計画調査 |
昭和52年04月 |
大門ダム治水ダムとして採択 |
昭和55年12月 |
大門ダム多目的ダムに変更 |
昭和56年02月 |
補償交渉妥結 |
昭和56年03月 |
本体工事契約 |
昭和57年04月 |
仮排水路通水 |
昭和57年10月 |
本体掘削開始 |
昭和61年07月 |
本体工事完了 |
昭和61年11月 |
試験湛水開始 |
昭和63年03月 |
完成 |
総事業費:171億円 |