ページID:26194更新日:2026年8月18日
ここから本文です。
このページの目次
松くい虫被害は、松が急激に枯れてしまう日本最大級の森林病虫害です。
実は、松くい虫という虫はいません。
『松くい虫被害』とは、「マツノザイセンチュウ」という体長1mmにも満たない線虫(病原虫)が松の樹体内に侵入し、松が枯れてしまう被害のことを指し、正式には「マツ材線虫病」といいます。
線虫は自力では遠くまで移動できませんが、「マツノマダラカミキリ」というカミキリムシの体内にもぐり込み、このカミキリムシが松から松に移動することで被害を広げていきます。

マツノザイセンチュウ

マツノマダラカミキリ

松くい虫被害木(中央)の様子
松くい虫被害を受けると、大きな松でも短期間で枯れてしまい、元の健全な状態に戻すことはできません。
また、その被害木を適切に処理しないと、さらに松くい虫被害が広がってしまいます。
松くい虫被害の発生メカニズム
(林野庁資料「松くい虫被害対策について」より)
被害を受けた松には、次のような特徴がみられます。
松林を所有している方で、このような症状の松を発見した場合は、ページ下部の「松くい虫被害かな?と思ったら」をご確認ください。
こうした中、県と市町村は、効果的・効率的に被害対策を進めるため、県内のアカマツ林について『守るべき松林(高度公益機能森林・地区保全森林)』と、その周辺に位置し「守るべき松林」への被害を防止する『被害拡大防止松林(被害拡大防止森林・地区被害拡大防止森林)』をそれぞれ指定しました。
これらの被害対策対象松林のうち、公益的機能の高い県有林等の松林については山梨県が、その他の民有林は市町村が主体となり予防や駆除を行っています。
松くい虫被害対策には、大きく分けると「予防」と「駆除」の2種類があります。
健全な松にカミキリムシを寄せ付けない、線虫に感染させないための対策です。

薬剤散布
羽化脱出したカミキリムシの成虫を駆除

樹幹注入
線虫の侵入増殖を防ぐ薬剤を注入し松枯れを予防
また、被害拡大防止松林では、アカマツから別樹種への樹種転換事業を行い、「守るべき松林」への被害を防いでいます。
![]() |
![]() |
| 樹種転換 | |
すでに感染・枯死してしまった松を伐採・処理し、被害の拡大を食い止める対策です。

伐倒薬剤処理
薬剤を散布し、ふ化したカミキリムの幼虫を駆除

伐倒くん蒸処理
薬剤によりくん蒸し、カミキリムシの幼虫等を駆除
被害木の処理にご協力を!
被害拡大を防ぐため、森林組合や市町村による松くい虫被害対策事業にご協力をお願いします。
樹種転換事業にご協力を!
「守るべき松林」への被害を防ぐため、「被害拡大防止松林」において、県や市町村が進める樹種転換事業にご協力ください。
適切に処理していない被害木を移動させると、他の地域へ被害を広げる原因にもなります。
松には松くい虫被害以外にも様々な病気があり、枯れている原因が松くい虫被害とは限りません。
松くい虫被害が疑われる木を発見した場合は、まず「緑の相談所」や樹木医などの専門家にご相談ください。
その後、松くい虫被害であることが確認された場合は、被害木の処理等について、お近くの森林組合または市町村の担当窓口にご相談ください。
被害木がある地域を管轄する林務環境事務所でもご相談を受け付けています。
| 事業所名 | 電話番号 | FAX番号 |
| 中北林務環境事務所 森づくり推進課 | 0551(23)3089 | 0551(23)3097 |
| 峡東林務環境事務所 森づくり推進課 | 0553(20)2722 | 0553(20)2728 |
| 峡南林務環境事務所 森づくり推進課 | 055(240)4168 | 055(240)4189 |
| 富士・東部林務環境事務所 森づくり推進課 | 0554(45)7813 | 0554(45)7807 |
【山梨県】
【国の各省庁】
【その他】
| 松くい虫被害の問い合わせ窓口一覧 |
| 松くい虫被害対策対象松林位置図 |