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ページID:76300更新日:2025年11月25日

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夏山期間以外の富士山登山(スキー・スノーボードの滑走含む)について

夏山期間以外の富士山登山の危険性

積雪期の富士登山は、猛烈な突風や吹雪など気象条件が特に厳しいため、山岳遭難のリスクが極めて高く、大変危険です!七合目以上では、突風による転倒やアイスバーンでの滑落の恐れがあります。

夏山期間以外は、登山道は通行止めです。

毎年、積雪期における登山がなされ、山岳遭難事故は数多く発生しており、死傷者・行方不明者が出ています。平成28年の富士山の閉山以降(9月11日以降)以降、平成29年1月5日までに、10件の滑落等の遭難事故が発生しており、7人が死亡しています(山梨・静岡両警察本部調べ)。

遭難の原因は、気象などの情報不足、十分な装備を持たない、知識・経験不足、無理な登山や過密スケジュールによる強行日程、単独登山など様々ですが、安易な気持ちや、自分は事故を起こさないという過信も、原因のひとつです。山岳会会員など、十分な知識・経験があり、装備も万全な登山者による死亡事故も発生しています。

富士登山における安全登山のためのガイドライン

こうした遭難事故を防止するため、平成25年に策定した「富士登山における安全確保のためのガイドライン」では夏山期間以外での富士登山における3つのルールが決められていますので、これらのルールを遵守してください。

  • 万全な準備をしない登山者の登山禁止

十分な知識やしっかりとした装備、計画を持たない登山者の登山は禁止されています。夏山期間以外は、特に気象条件が厳しく、救護所、トイレも閉鎖、携帯電話も通じにくいなど、安全確保が困難です。

  • 「登山計画書」を必ず作成、提出

登山は自己責任です。しかし、万が一の遭難時の迅速な救助のため、登山する際には、行程・メンバー・装備・緊急連絡先等を記載した「登山計画書」を必ず作成して提出して下さい。なお、「登山計画書」を提出したからといって、登山道の通行が許可されたことにはなりません。

  • 登山者として「携帯トイレ」持参のマナー

五合目以上にある山小屋や公衆トイレは、夏山期間以外は閉所されています。万全な準備をした登山者が登山を行う場合、自然環境を保全するため、携帯トイレを持参して下さい。また、自らの排泄物は必ず回収して持ち帰ってください。

このページに関するお問い合わせ先

山梨県観光文化・スポーツ部富士山観光振興グループ 担当:富士登山対策
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1315   ファクス番号:055(223)1438

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