知事臨時記者会見(令和5年10月13日金曜日)

ページID:111145更新日:2023年10月16日

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知事臨時記者会見(令和5年10月13日金曜日)

防災新館401,402会議室

11時00分から

発表事項

発表事項以外の質問事項

231013記者会見

「山梨県総合計画」について

知事

本日、総合計画推進本部におきまして、山梨を更に飛躍させる豊かさへのロードマップとなります「山梨県総合計画」を決定いたしました。

この総合計画は、これまで4年間、作り上げて参りました山梨発展の基盤の上に立ち、目指すべき山梨の将来像を明らかにし、そして、今後4年間に取り組むべき「政策のすがた」を体系化したものであります。

計画の策定に当たりましては、これまで県議会をはじめ、山梨政策評議会など、大変多くの皆様から貴重なご意見、ご提言をいただきました。この場をお借りして改めて感謝を申し上げます。

実施段階におきましても引き続き、多くの県民の皆様のご参画、さらには、事業者或いは県内外のステークホルダーの皆様に、ぜひとも参画を求めて参りたいと思います。

計画につきましては、県ホームページに公表するとともに、冊子として作成をいたしまして、市町村、図書館など、目に触れやすい場所に配布したいと思います。県民の皆様におかれましては、ぜひ、ご覧いただければと思います。

また、計画を進めるに当たりましては、私自らも県民の皆様と対話を重ねるなど、多様なステークホルダーの皆様に、山梨の豊かさづくりに参画していただけるよう、その機運醸成に努め、いわゆる集合知というものを発揮できるようにしていきたいと思います。

多くの県民の皆様からのお力添えを、引き続き、お願いを申し上げる次第であります。

なお、計画の概要につきましては、後ほど担当部局から説明申し上げます。

記者

総合計画には、知事の公約を網羅した中で、人口減少危機対策パッケージを新たに盛り込んだのかと思うのですけれども、改めて人口減少危機突破に向けて、知事の思いを教えてください。

知事

少子化を主な原因とする人口減少については、私の考えでいきますと、まだ生まれていない子どもたちも含めた将来世代からの警告であると受け止めるべきだと思います。

まだこんなことをやっているのかよみたいな、早くちゃんと社会をあるべき姿にしていかなければ、どこかに逃げちゃうよ、違うところへ行ってしまうよというような、そういう警告だと受け止めるべきだと思っています。

したがって、やるべきことを、さらに加速をさせてやっていかなければいけない。その中には様々躊躇することもあります。時に摩擦が起きたり、或いはちょっと違和感があったりするようなこともあろうかとは思いますが、ただ、しっかりやるべきことを、今まで以上にアクセルを踏んで加速をさせていかない限り、彼らの賛同は得られないだろうと思っています。

そういう意味で、この「やるべきこと」というのは、特別なことももちろんありますけれども、基本的には、私が先般公約で掲げました、ふるさとを強靱化し、それを土台として、しっかりと内外に開かれた山梨をつくって、多くの皆さんの参画をいただき、そして、繰り返しになりますが「集合知」、みんなの知恵を集めて、誰もが一つの重要なプレーヤーとなって、山梨づくりに貢献をしていただく、こういう地域づくりをさらに進めていく必要があろうかと思っています。

記者

今の質問に関連して少し違う角度からですが、自然首都圏の創出のための基盤整備について、今回の議会でも富士山登山鉄道などの議論はいろいろと賛否が分かれるところもありましたが、富士五湖の地域を世界に発信していくための今後のステップについて、今、知事のお考えがあれば教えてください。

知事

まさに富士五湖自然首都圏構想は、富士五湖エリアのポテンシャルというものをしっかりと発揮し尽くしていこうと。その上で、単なる地域創生ではなくて、首都機能が自然環境の中にしっかり根づいていくというか、埋め込まれていく、こういう地域を目指していこうということなのですが、いくつかのテーマを掲げております。

まずは、近々でタイミングを見て詳細を発表したいと思いますが、外との繋がりをしっかり作るための活動というのは、もうすでに始まっていて、それを具体的な姿として、そう遠くないうちに発表していきたいと思います。

首都圏のキャピタルシティになるわけですので、外国の関係団体との交流の拠点になる、こういう姿を示していきたいと思います。

記者

本日の本部会議で、アクションプランを含めて総合計画の全体像が決定したと思うのですが、アクションプランに様々な目標値を設定されていると思います。ただ、目標値に縛られ過ぎても、と知事ご自身が思われていると思うのですが、達成について、令和8年度までの4年間の目標値について、どの程度達成していきたいという意気込み等々ございましたら言及いただいてもよろしいでしょうか。

知事

できる限り、達成度を高めていくというのは基本のことだろうと思います。それぞれの分野に対して、それぞれ担当者もいて、当然私たちもそれに向き合うわけですが、それぞれの分野で最大限の前進を図るべく、力を尽くしていきたいと思います。

記者

教育の分野で、少人数教育の推進については知事も重点政策として掲げていらっしゃいますが、現在は小学校の25人学級実現は、今は三年生、そのあと四年生ということになりますが、五・六年生については、まだこれから、中学校についてはまだということになっています。

総合計画の中で、少人数教育の推進も掲げられていますが、今後のあり方について総合計画に込めた知事の思いなどありましたら教えていただければと思います。

知事

少人数教育の話としてお話をさせていただきますと、ご案内のとおり来年度における小学校四年生までについては25人学級を実現する、こういう目処が立っているわけであります。

そこから先、今お話のとおり、小学校五年生・六年生、さらには中学校一・二・三年生、ここをどういう形で少人数教育というものを実現していくかは、これからしっかり議論をさらに深めていかなければいけないと思っています。

当然、財源の問題しかり、先生のなり手の問題しかり、そういう制約条件の中で、いかに目指すところに到達するか、その工程表は、直近で議論をしているわけですが、どういう工程表でやるかは、さらに詳細なものを、今年度これからもそうですし、来年度において議論をして、県民の皆様にお示しをしていきたいと思います。

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発表事項以外の質問事項

県議会の答弁に対する記者会見について

記者

先日県議会で、飯島修県議が知事の一般質問の答弁で「悪意ある曲解」という部分に対して、記者会見を開いて到底容認できるものではないというお話もありましたけれども、知事の受け止めを教えてください。

知事

あの時の答弁ぶりや私の発言は、聞いている方はもちろん明らかだったと思いますし、また、実際、文に目を通していただけば明らかなのですが、「いかに悪意ある曲解にさらされようとも云々」ということで、これはある意味、私の心意気を述べたもので、当該議員の方の特定発言を指したものではないというのは、普通の読解力があれば明らかで、それこそ私から言わせると曲解だと思います。

議会において適切に対処されると思います。

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リニア中央新幹線の建設促進について

記者

本日、リニアの第一南巨摩トンネルが貫通します。県内ではあと5本のトンネルが貫通されますが、まず、この本線のトンネルの初貫通についての受け止めと、南アルプストンネルであったりだとか、静岡県境の話でいろいろ協議が進む中で、今後、リニアの促進に向けてどのように動かれるか改めてお考えを伺います。

知事

まずは、本日貫通いたしましたトンネルに関して、無事貫通できたことは大変良かったと思います。県内においては、一歩一歩、ステップを踏んでいるということの一つの表れであると思っています。

今後のリニアは、南アルプストンネル問題が最大の課題となっているわけですが、今、関係者が一生懸命議論をしているところです。

私の役割としては、今ちょっと止まっているようですけど、まず、とにかく先行ボーリング調査は、しっかりやっていただいて、科学的なエビデンスを得た上で、より建設的な議論になるようにしていくべきだと思っています。

他方で、やはり静岡県も含めて、沿線全体で待望論というのが高まることも重要な要素だろうと思っています。

そういう意味で期成同盟会を通じて、例えば、リニアが全線通った後の高速交通体系の姿というものもしっかりと具体的にお示しをして、静岡県の皆さんとも、例えば、静岡空港駅ですとか、或いはひかり・こだまの停車頻度の問題ですとか、こういうことについて、しっかりその沿線全体の総意として、こうあるべきだというものを示して、それに対して、そういうものを実現するべく、静岡県の皆さんも含めて、、或いは国に対して理解を求めていきたいと思います。

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富士山登山鉄道構想について

記者

富士山登山鉄道構想について、先ほど対話を重ねてというお話もありました。登山鉄道構想に関して11月から地元説明も始まるようなのですけれども、知事ご本人が対話するような機会はありますか

知事

あります。その予定です。

記者

何か具体的日程が決まっていますか。

知事

今スケジュールを持ち合わせていませんので、後で聞いてください。ただ、それはやります。

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山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
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