ページID:123859更新日:2026年3月4日
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本県は、富士山、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父山塊と四方を名峰が連なる山々に囲まれ、県土の約8割を森林が占める自然豊かな県です。緑あふれる森林から生み出される清らかな水や澄んだ空気など、本県の恵み豊かな自然環境は、国内外に誇れる県民共有の貴重な財産です。
こうした環境を次世代に確実に引き継ぐため、県では「第3次山梨県環境基本計画」を策定し、良好な環境の保全と創造に取り組んでいます。
今年度は、脱炭素社会の実現に向け、中小企業の脱炭素経営を支援する共同体を設立し、人材育成や企業のニーズに応じた支援を展開しています。加えて、日本最大のP2Gシステムによるエネルギー需要転換の実証を開始し、グリーン水素の製造と民間企業での利用を始めるなど、社会実装を加速させております。今後も産業界と連携し、地域の発展につながるよう、多面的に施策を進めて参ります。
また昨今、野生動物による被害が拡大しています。なかでも社会問題化しているクマについては、第二種特定鳥獣管理計画の策定や長期的視野に立った生息地の環境整備などを柱とする対策パッケージを公表し、総合的な対策を推進しています。
併せて、生態系や農林業に影響を及ぼすシカの個体数調整についても、関係機関と連携し、計画的に進めるとともに、捕獲したシカはジビエや皮製品として有効利用して参ります。
更に、廃棄物の発生抑制、不法投棄・不適正保管への厳正な対応など、生活環境の保全にも注力しています。特に、不法投棄対策は未然防止と早期発見が重要であるため、県では各種事業者団体とも連携し、監視体制強化を図っています。
環境課題が複雑・多様化する中で、環境と調和した持続可能な社会を実現していくためには、県民や事業者、行政など多様な主体の連携と積極的な参画が不可欠です。
本書は、山梨県環境基本条例第9条の規定に基づき、令和6年度における本県の環境の状況及び環境の保全と創造に関して講じた施策を取りまとめたものです。多くの皆様に本書が活用され、環境に対する関心が一層高まり、環境保全活動への実践につながることを願っています。
令和8年3月 山梨県知事 長崎 幸太郎
第1章地球環境の保全
第2章生物多様性・自然環境の保全
第3章循環型社会の形成
第4章生活環境の保全
第5章基盤となる施策の推進
重点1富士山及び周辺地域の良好な環境の保全
重点2健全な森林・豊かな緑の保全
重点3持続可能な水循環社会づくり
重点4環境にやさしく自然と調和した美しい県土作り
資料8山梨県グリーン購入の推進を図るための方針(PDF:2,352KB)