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日本での就職活動について

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日本人に比べ就職率が低い外国人留学生

日本での外国人留学生の就職は増えていて、2016年4月の就職者数は約1万4千人でした。日本人学生の就職率が90%以上なのに対して、日本で働きたい外国人留学生の就職率は約50%にとどまります。

外国人留学生の卒業者数・就職者数の図

外国人留学生はなぜ就職率が低いのか?

外国人留学生の就職活動における一番の問題点は、「就職活動についての理解不足」です。日本は、世界の中でも独特なスタイルで就職活動が行われています。まずはそれを理解し、必要な準備を早い時期から行うことが必要です。

次に「ビジネスシーンでの日本語能力の不足」も問題点です。日本で働くためには、高い日本語能力が求められます。特にビジネスでは、さまざまな場面で日本語を使いこなす必要があります。学生時代から先輩や後輩、先生やアルバイト先の上司など、年齢や立場が異なるさまざまな日本人と積極的に交流することが大切です。その中で敬語なども身に付けましょう。また就職活動では、提出する書類も多いので、日頃から日本語を書く練習もしましょう。

さらに「外国人留学生向けの求人情報が少ない」ことも問題点です。既に就職している先輩や就職が決まった友人、大学のキャリアセンターなど様々な経路を通じて情報を得るなどのリサーチ力が必要です。また合同説明会など就職活動中も日本人の学生に積極的に声を掛けて、友達をつくりましょう。日本人学生は素晴らしい情報収集能力を持っています。日本人の友達が多い留学生ほど、就職活動で成功している傾向があります。

これらをふまえて、日本での就職活動を行う際のポイントをご紹介いたします。