更新日:2024年2月19日

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もも

癒されるような香りと甘み
多彩な品種で広がる魅力

山梨県はももの生産量日本一を誇ります。日本一といわれる長い日照時間、盆地特有の昼夜の大きな寒暖差、水はけの良い扇状地など果樹栽培に適したさまざまな条件に恵まれている上に、新しい生産技術や品種開発に取り組む研究者やたゆまぬ努力を続ける高い技術を持った匠の生産者がいて、山梨県の高品質でおいしいももは生産されています。

品種

極早生から晩生品種まで様々な品種が導入されていることで、出荷時期も長くなり、食味の個性も豊かな山梨県。山梨県で生産されているももの中から代表的な品種を収穫時期の早い順番に紹介します。
※収穫時期はその年の気候や産地によって前後します。

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    ちよひめ

    収穫時期:6月中旬から6月下旬

    極早生品種。果実は150~200g程度ですが肉質、食味ともに良好な品種です。

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    日川白鳳(ひかわはくほう)

    収穫時期:6月下旬から7月中旬

    山梨県の早生ももの主力品種です。果肉は白色で果汁が多く、甘み・着色とも良好です。

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    夢桃香(ゆめとうか)(山梨県オリジナル品種)

    収穫時期:6月下旬から7月中旬

    山梨県果樹試験場が育成した県オリジナル品種です。早生種ですが、大玉で果肉がやわらかくなりにくい新しいタイプのももです。現在、県内で産地化を進めています。

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    夢みずき(ゆめみずき)(山梨県オリジナル品種)

    収穫時期:7月上旬から7月中旬

    山梨県果樹試験場が育成した県オリジナル品種です。大玉で着色に優れ、糖度も高く食味が良好です。県内各産地で生産されています。

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    白鳳(はくほう)

    収穫時期:7月中旬から7月下旬

    山梨県で最も生産量が多い品種です。ふんわりと色づく美しい外観、白色で果汁が多い果肉、酸味は少なく上品な味が魅力です。

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    浅間白桃(あさまはくとう)

    収穫時期:7月下旬から8月上旬

    山梨県で生まれ育った品種で、300g前後と大玉、鮮明な着色、甘く香り高い果肉と、外観・食感・味覚の3拍子そろった上品なももです。

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    なつっこ

    収穫時期:7月下旬から8月上旬

    大玉で甘みが多く、非常に着色がよいので、中生の主力品種となっています。

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    川中島白桃(かわなかじまはくとう)

    収穫時期:8月上旬から8月中旬

    晩生の主力品種です。300gを越える大玉で、甘みが多く緻密な食感で日持ち性に優れます。

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    幸茜(さちあかね)

    収穫時期:8月中旬から9月上旬

    極晩生品種で、果実は大玉で400g程度になり、日持ち性、食味ともに良好な品種です。

豆知識

ももの性質あれこれ

ももには個性豊かで魅力的な多くの品種があります。性質も様々で、果肉色のちがいから「白肉種」と「黄肉種」に分かれますし、肉質の違いから溶質と不溶質(ゴム質)に分かれます。また、成熟期の違いから極早生(ごくわせ)、早生(わせ)、中生(なかて)種、晩生(ばんせい)種、極晩生(ごくばんせい)種に分かれます。品種により、糖度や香りや肉質が違いますので、ぜひ、みなさんのお好みの品種を見つけてくださいね。1品種の収穫期間は概ね1週間です。

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特許取得!ももの果実に文字や図柄を入れる技術の開発

果皮に文字や図柄が入ったりんごを見たことはありますか?
これは、りんごの果皮に遮光シールを直接張り付けて、光を遮った部分の果皮色を抜くことで果皮に文字や図柄を入れています。
しかし、ももには果皮表面に細かい「毛じ」があり、着色期に大きく成長するため、りんごと同じ手法で文字や図柄を入れることができませんでした。そこで山梨県果樹試験場などでは、伸縮性の遮光性シートを伸縮性・光透過性・通気性のある筒状のメッシュ生地に密着させ、ももにかぶせることで、果皮に文字や図柄を入れることに成功しました。
この技術が広がっていくことで、山梨県産ももの差別化が可能となり、販売促進や有利販売が期待されています。

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ハイクオリティなももの秘密は徹底した品質のチェック!

山梨県のももは、生産者が一つひとつ丁寧に収穫適期を見定めて収穫しています。収穫時には、まずももの形や着色を確認し、次に手のひらと指で硬度をチェックして、適熟なもものみ枝や指の跡がつかないように丁寧に収穫します。その後、JAの共選所において、光センサーとカラーセンサーで糖度や着色度合い、もものサイズ等をチェックし、厳しい基準に基づいて分類され選果されています。品質が最高級として認められたももは、各産地のブランドももと位置づけられ、共選所ごとに特徴的な名前をつけて出荷されています。生産者の熟練の技と、光センサーなどの先端技術の融合により、常にハイクオリティな山梨県のももが出荷されています。

〇主な産地のブランド

 JAフルーツ山梨
  大藤支所大藤桃共選所     :粒ぞろい
  春日居支所果実部       :風雅香桃かすがいの桃
  かのいわ中央共選所運営委員会 :ぴ~一番

 JAふえふき
  一宮ブロック果実販売対策協議会:プレミアム
  御坂支所桃部会        :大糖領
  八代支所桃部会        :一桃匠・一桃匠の夢

 JA南アルプス市
  果実部会西野支部       :エクセレント

ヒストリー

邪気を払うと考えられた「もも」

最も古くは、長崎県の約6000年前の伊木力遺跡(縄文時代前期)からも出土しているももの種。現存する日本最古の書物「古事記」には、イザナギがイザナミの追手を撃退するためにももを投げた話、平安時代の今昔物語には、鬼の侵入を防ぐためにももの木を使う話が載るなど、ももは古くから邪気を払う力を持つと考えられてきました。現在でも、山梨県にはももが刻まれた道祖神があります。

江戸時代、ももはすでに山梨県で栽培されていた

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古くから日本にあったといわれているももですが、食用として広く普及していったのは明治時代以降のことです。
しかし山梨県では、 西暦1814年に編纂された「甲斐国志」に「もも」の記述があり、西暦1851年に編纂された「甲斐叢記」にも、現在の笛吹市一宮町において甘いももが生産されていた記述があるなど、江戸時代には山梨県はすでにももの産地として知られていました。当時、もも、ぶどう、なし、くり、かき、りんご、ざくろ、銀杏(またはクルミ)は「甲州(甲斐)八珍果」と呼ばれ、献上品として江戸に運ばれていたといいます。

桑畑から果樹園へ ももは全国一の生産量に

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山梨県では明治33年に、南アルプス市西野地区において今の生産につながるももが導入され、大正中期に山梨市の一町田中、大正末期には笛吹市一宮町でももが導入されました。山梨県においてももの栽培が急速に普及したのは昭和30年代のことです。養蚕業の衰退に伴い、桑畑は次々にももやぶどうなどの果樹園へと姿を変えていきました。
山梨県のももの生産量が日本一となったのは昭和41年のことです。それ以来、山梨県のもも生産量は日本一を誇っています。

次の時代を担う期待の新品種 山梨のおいしい未来

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近年、山梨県が開発したももに「夢みずき」と「夢桃香」があります。
平成25年に品種登録された「夢みずき」は、白鳳よりも収穫期が早く、大玉で糖度が高く食味は良好という期待の品種です。花粉を持ち結実しやすいため、実際に栽培をしている生産者からも非常に高く評価されています。
平成31年に品種登録された「夢桃香」は、6月下旬から7月中旬に収穫時期を迎える早生種で、大玉で食味が良好です。樹上では一定の硬さを維持し、普通のもものように完全に軟化した柔らかい果実にはなりません。夢みずきと同様に花粉を持ち結実しやすいため、今後の生産拡大が期待されています。
生産量日本一を維持するためには、多様化する消費者のニーズに対応したももを生産していくことが求められます。ここでご紹介したような新しい品種が次の時代のおいしい山梨県のももを担っていくと期待されています。

世界農業遺産のこと

令和4年7月18日、山梨県の峡東地域(山梨市、笛吹市、甲州市)は、「峡東地域の扇状地に適応した果樹農業システム」として、世界農業遺産に選ばれました。
山梨県峡東地域は、日本のぶどう栽培発祥の地とされ、ぶどう「甲州」は、平安時代にはすでに栽培されていたとも言われています。また、もも、すもも、かきなども古くから栽培され、江戸時代にはすでに果樹の産地として知られていました。
扇状地の傾斜地において、それぞれの土地に適応するために、多様な果樹を栽培するとともに、独自の技術が考案されてきました。中でも約400年前に考案されたぶどうの甲州式棚と疎植・大木仕立てを組み合わせた栽培は、降水量の多い日本の気候に適応するために開発された技術で、現在日本各地に普及しています。
また、果樹園に自生する植物を利用した草生栽培は、土壌の流亡防止や有機物の補給だけでなく、多様な生物の生息に大きく貢献しています。
果樹農業は、枯露柿やワイン醸造などの果実加工、約120年前に始まったとされる観光果実園などとともに発展し、多様な文化・祭事とともに世界に誇る特色ある地域を形成しています。

取り組み

山梨県の特色ある取り組みを紹介します。

4パーミル・イニシアチブ

4パーミル・イニシアチブとは、世界の土壌表層の炭素量を年間4パーミル(0.4%)増加させることができれば、人間の経済活動などによって増加する大気中の二酸化炭素を実質ゼロにすることができるという考え方で、農業分野から脱炭素社会の実現を目指す取り組みです。
2015年のCOP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)においてフランス政府が主導で提唱し、2022年12月現在で、日本を含む744の国や国際機関などが参画しています。
山梨県は2020年4月に、国内の地方自治体として初めて参加しました。
山梨県は、果樹王国の特徴を生かして農業分野からの脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして、4パーミル・イニシアチブを全国に先駆けて取り組んでいます。

買いたい・食べたい

時期やその年によって、取り扱いがないこともございます。

  • フルーツ王国やまなし

    フルーツ王国やまなし

    JA全農やまなしが運営するショッピングサイトです。

  • 観光果実園NET

    観光果実園NET

    山梨県観光果実園振興協議会が運営するフルーツ狩り農園を紹介するサイトです。

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