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更新日:2017年6月13日

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遺跡トピックスNo.0089宮の前遺跡

0089宮の前遺跡-敷石住居 宮の前遺跡のある西桂町下暮地地区は、南に富士山、西には三ツ峠がそびえており縄文時代に限らず様々な時代の遺跡が確認されている場所です。また、忍野八海・山中湖を水源とし相模湖より相模川と名前を変えて相模湾に注ぐ桂川の左岸にあたる場所でもあります。この桂川流域は本遺跡と同じ頃の縄文時代中期後半~後期には大環状列石が確認された都留市牛石遺跡や中谷遺跡、大月市大月遺跡、十字型の敷石住居跡や多数の配石遺構が確認された塩瀬下原遺跡などの遺跡が点在して発見されています。

平成14年の宮の前遺跡の発掘調査は桂川流域下水道下暮地発進基地建設に伴うもので柄鏡形敷石住居跡、配石遺構、埋設土器、土坑などが発見されました。

 

所在地:南都留郡西桂町下暮地

時代:縄文時代中期後半~後期

報告書:山梨県埋蔵文化財センター報告書第207集2003年(平成14年)刊行

山梨県教育委員会山梨県埋蔵文化財センター

宮の前富士山(圧縮)

〈写真〉宮の前遺跡から富士山を望む

検出された柄鏡形敷石住居跡

宮の前柄鏡型敷石住居(圧縮)

〈写真〉柄鏡型敷石住居跡検出状況

柄鏡形敷石住居跡とは、その名前のとおり平面から見た様子が円形の区画にひとつの張り出し部が付く柄鏡のような形で床面に石が敷かれた住居跡のことで、縄文時代中期後半から後期に関東・中部地方で盛んに作られました。

写真は縄文時代中期後半の柄鏡形敷石住居跡で、居住部は半分ほど削平されてはいましたが良好な状況で発見されました。入り口部分を含めた大きさはおおよそ4.3mです。敷石はすべて自然石で造られていました。入口部分は偏平なものを敷き、その周囲を直径15cmほどの石で囲んでいます。入口部と居住部との境は、間仕切り石によって区別がされ、居住部では縁辺部と奥側に敷石が残されていました。炉石は本来存在していたと推測できますが、住居を取り壊す時に抜き取られたものと考えられ確認できませんでした。

 

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