ホーム > 疾患別情報 > デング熱

更新日:2021年9月20日

ここから本文です。

デング熱

発生動向のグラフ

デング熱とは

デング熱は、デングウイルスを持った蚊に吸血されることで感染する病気です。

アジア、中南米、アフリカなど熱帯・亜熱帯地域において広く発生しており、日本国内でも、海外で感染し帰国後発症するいわゆる輸入症例が、近年、年間200例ほど報告されています。また、2014年8月には、過去60年以上報告がなかった国内感染事例も1例確認されています。


デング熱について(第2版)(PDF:425KB)

特徴(症状、感染経路等)

症状

主な症状は、発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹など。予後は比較的良好な感染症で、通常、発病後2~7日で解熱し、そのまま治癒します。しかし、患者の一部に出血症状を発症することがあり、その場合は適切な治療がなされないと、致死性が高くなります。

感染経路

デングウイルスを保有した蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)に吸血されることにより感染します。ヒトからヒトへ直接感染する病気ではありません。

※日本にはデング熱の主たる媒介蚊のネッタイシマカは常在していませんが、媒介能力があるヒトスジシマカは国内に広く生息しています。このことから、仮に流行地でウイルスに感染した発症期の人(日本人帰国者ないしは外国人旅行者)が国内で蚊にさされ、その蚊がたまたま他者を吸血した場合に感染する可能性はあります。ただし、その蚊は冬を越えて生息できず、また卵を介してウイルスが次世代の蚊に伝わることも報告されたことがないため、限定された時期・場所での一過性の感染と考えられます。
なお、ヒトスジシマカは、日中、屋外での活動性が高く、活動範囲は50~100メートル程度です。国内の活動時期はおおむね5月中旬~10月下旬頃までです。

発症までの期間(潜伏期間)

デングウイルスに感染後、症状が現れるまでの期間(潜伏期間)は、2~15日(多くは3~7日)とされています。

治療と予防

治療

特異的な治療法はなく、対症療法が主体となります。

予防

(1)予防法

特に日中、蚊との接触を避けること。具体的には、次の対策をすることが望ましい。

  • 長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等はさける。
  • 虫除け剤の使用等によって、屋外だけでなく屋内でも蚊に刺されないように注意する。
  • 室内の蚊の駆除を心がける。
  • 蚊幼虫の発生源を作らないように注意する。

(2)ワクチン接種

現在、国内で利用可能なワクチンはありません。

デング熱(蚊媒介感染症)の対策・対応

指針と手引き

平成26年、日本では約70年ぶりとなるデング熱の国内感染症例が162名報告されました。

デング熱を含む蚊媒介感染症について総合的に予防のための施策を推進するため、厚生労働省は、平成27年4月28日に「蚊媒介感染症に関する特定感染症予防指針」を告示しました。

本指針は、蚊媒介感染症について、適切なリスク評価を行った上で、必要な範囲において対策を実施することを目標とし、あわせて、国、都道府県、市町村、医療関係者、国民等、すべての関係者が連携して取り組んでいくべき施策について、新たな方向性を示すものとなっております。

本指針を踏まえ、国は、「デング熱・チクングニア熱等蚊媒介感染症の対応・対策の手引き(地方公共団体向け)」を作成しました。

その後、小頭症及び神経障害の集団発生との関連性が指摘されるジカウイルスへ対応するため、国は、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第6条第5項第11号の規定により、平成28年2月15日からジカウイルス感染症を四類感染症に位置づけることとしました。このことを踏まえ、国立感染症研究所は平成28年2月12日、本手引きを改訂し、厚生労働省は平成28年3月30日、指針の一部を改正しました。

蚊媒介感染症に関する特定感染症予防指針(PDF:232KB)

デング熱・チクングニア熱等蚊媒介感染症の対応・対策の手引き(地方公共団体向け)(H28.9.26.改訂)(PDF:2,729KB)

手順書

県は、上記指針と手引きを踏まえ、蚊媒介感染症の発生段階に応じて関係機関(医療機関、施設の管理者等、蚊の防除を行う事業者、市町村、県)が対策・対応を円滑に実施できるよう、平成27年7月31日に「蚊媒介感染症の対策・対応手順」を作成しました。

平成28年6月30日、ジカウイルス感染症(ジカ熱)に関する記述を追加するなどの改正を行いました。

蚊媒介感染症の対策・対応手順(H28.6.30.改正)(PDF:1,351KB)

新旧対照表(PDF:585KB)

県民の皆様へ

デングウイルスを媒介するヒトスジシマカは、低木の茂み等の日陰に生息しており、吸血する時間帯は、朝方から日没までとなっています。

蚊の発生時期(5月中旬~10月)にヒトスジシマカが生息しやすい場所にイベント等で長時間滞在する際には、長袖・長ズボン等、肌の露出の少ない服装とし、首筋・手の甲などは忌避剤を利用することが効果的です。

<海外渡航される方へ>

デング熱流行地域へ渡航される方は、現地で蚊に刺されない対策をとりましょう。

また、帰国後に体調の異状又は不安がある方は、医療機関を受診いただき、渡航歴(どこの国に行っていたか)を医師にお伝えください。

なお、デング熱流行地域は、厚生労働省検疫所のホームページをご確認ください。

デング熱予防リーフレット

デング熱の予防のための情報を集めたリーフレットを作成しました。

当リーフレットを参考に、デング熱の予防に努めましょう。

デング熱予防リーフレット(PDF:1,884KB)(山梨県)

施設管理者の方へ

幼虫発生源となる場所は、雨水が溜まった容器やくぼみなど、比較的小さな水域となりますので、水が溜まった容器を逆さにして水を無くす等、定期的な清掃や物理的駆除による環境整備が有効です。(特に5月から8月の間)

蚊の予防啓発資料(サンプル)(ワード:32KB)

幼虫発生源となる場所の例<出典:国立感染症研究所>(JPEG:271KB)

医療機関の皆様へ

海外渡航歴がない場合であっても、下記「蚊媒介感染症の診療ガイドライン」の「デング熱を疑う目安」等を参考に診断の上、国内感染が疑われる事例については保健所へ情報提供をお願いいたします。

蚊媒介感染症の診療ガイドライン(第5版)(PDF:2,211KB)

定点モニタリング結果

上記指針及び手引きに基づく媒介蚊の発生状況の継続的な観測(定点モニタリング)の実施状況については、次のページに掲載しています。

蚊の定点モニタリング(サイト内ページ)

平成26年国内感染症例

平成26年8月下旬、さいたま市内の医療機関から海外渡航歴のない患者でデング熱の感染が疑われる情報提供があり、国立感染症研究所において確認検査を実施したところ、デング熱の患者であることが確認されました。その後も患者が確認されており、海外渡航歴のなかったことから国内でデング熱に感染したと考えられています。

法令上の取り扱い

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律

全数把握対象(4類感染症)であり、診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出なければならない。

届出基準はこちら

参考情報

上記のほか、詳細な情報は次のページをご覧ください。

 

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

このページに関するお問い合わせ先

山梨県知事直轄組織感染症対策グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1321   ファクス番号:055(223)1649

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?