ページID:2200更新日:2024年2月22日

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チャレンジ産廃3R事業

1 はじめに

山梨県では産業廃棄物の最終処分のほとんどを県外に依存する状況にある中、リニア中央新幹線の建設などプロジェクトの実施に伴い、産業廃棄物排出量の増加が見込まれます。このような状況を踏まえますと、最終処分量の一層の削減に向けて、今後、更に産業廃棄物の排出抑制や再生利用を促進していくことが重要です。

そこで山梨県ではこれまでの「トライ産廃スリム事業」をリニューアルし、平成29年度から「チャレンジ産廃3R事業」を立ち上げ、より一層の産業廃棄物の適正処理の確保に向けて、排出事業者の皆様の主体的な取り組みを支援していきます。

本事業は「山梨県産業廃棄物適正処理推進ビジョン」に位置付けられています。

2 事業の目的

参加事業者の産業廃棄物の排出抑制・再生利用の取り組みの支援や廃棄物相談を県が行い、廃棄物処理の側面から事業者を支援するとともに、山梨県における廃棄物の最終処分量の削減を目指します。

3 事業の概要

1. 排出抑制・再生利用に取り組む優良な事業者を認定、表彰します

「チャレンジ産廃3R事業」の趣旨に賛同し、事業に参加される事業者を県ホームページ上で公表します。また、取り組みが優良である事業者を「チャレンジ産廃3R認定事業者」として「認定証」を交付し、県ホームページ上で公表します。さらに、取り組んだことによりその成果が顕著な事業者には表彰を行います。

 

令和6年2月16日(金)に、山梨県庁環境・エネルギー部長室において、「令和4年度チャレンジ産廃3R事業表彰式」を執り行いました。

表彰事業者

「積水ハウス株式会社 山梨支店」                                                                                                      ・各現場でICタグによる数量や品目管理により、廃棄物の排出量の削減や再生利用を積極的に実施

「熊本県果実農業協同組合連合会 白州工場」
環境対策委員会を中心に、リサイクルしやすい分別方法や有価物化の検討を行うなど、廃棄物の排出抑制等の継続的な取り組みを実施

両者からは、「今後も排出抑制等の取り組みについて、引き続き頑張っていきたい。」と一言いただきました。

<積水ハウス株式会社 山梨支店>

sekisui

 

<熊本県果実農業協同組合連合会 白州工場>

kumakarenn

 

2. 廃棄物の相談に県職員が答えます(「よろず相談」)

事業者の皆様のマニフェストや分別・選別、再生利用等、廃棄物全般の疑問・相談を県が受け付け、又は排出削減につながる取組等について、県職員が実地でアドバイスをいたします。また、廃棄物処理等の社内講習会・研修会へ県職員を派遣します。

H29相談  H29相談2

3. 排出抑制・再生利用セミナーの開催 

排出抑制、再生利用に取り組む事業者の皆様への情報発信のため、廃棄物の排出抑制、再生利用の事例や新規技術の紹介を中心としたセミナーを開催します。(年1回)

→令和5年度は次のとおりセミナーを開催しました。

 

令和5年度「産業廃棄物排出抑制・再生利用セミナー」<Microsoft Teamsでのオンライン開催>

日時:令和6年2月21日(水曜日)13時30分~15時45分

開催方法:オンライン開催(Microsoft Teams)

第1部 「全員参加による3R活動の事例紹介」

    講師:萩原 久士 氏(スタンデックスエレクトロニクスジャパン株式会社 総務部 総務課 )

第2部 「清水建設(株)東京支店内の建設作業所における、

                   建設副産物の巡回回収、Reduce・Reuse・Recycleの取組み」

    講師:石井 良和 氏(清水建設株式会社 東京支店 安全環境部 環境グループ長 )

 

セミナー案内(PDF:299KB)

 

4. 事業への参加条件

  • 積極的に産業廃棄物の排出抑制・再生利用に取り組んでいること、又は、今後積極的に取り組もうと考えていること
  • 事業者名、代表者名、住所等を県のホームページに掲載しても差し支えないこと
  • 社内研修会の実施を予定していること
  • 県との意見交換に協力できること
  • 環境省令の基準に従い産業廃棄物の処理計画及び実施状況報告※の作成を行うこと

    ※多量排出事業者が県へ提出する計画・報告ですが、多量排出事業者に該当しない場合でも、同計画書及び報告書を作成し、申込みすることで参加できます。

  • 「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に違反し、県から指導を受け是正中の事業者は、原則、参加を認めません。

  チャレンジ産廃3R事業募集要項(PDF:400KB)

5. 認定(評価)方法について

  • 認定は、産業廃棄物の3R(Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル))の取組状況により認定します。
  • 認定事業者の中から3Rの取り組みにより排出抑制、再生利用の成果が顕著な事業者を表彰します。
  • 令和元年度事業より、認定に係る評価項目として、「山梨県産業廃棄物処理業者格付け制度により格付けを受けた事業者または国の優良認定制度による認定を受けた事業者に産業廃棄物の委託処理を行った」を追加しています。

   格付けを受けた事業者は、産業廃棄物処理業の許可証の余白に「☆~☆☆☆☆」の格付けマークが印字されています。

   →山梨県産業廃棄物処理業者格付け制度についてはこちら

   優良認定を受けた事業者は、産業廃棄物処理業の許可証内に「優良」の文字が印字されています。

  • 令和5年度事業分の表彰(令和6年度に実施)事業者の選定に当たり、甲府市内から排出された産業廃棄物を含めた県全体での産業廃棄物排出量率等を確認する必要がありますので、 今年度、多量排出事業者に該当する参加事業者で表彰まで目指そうとする事業者については、法定外の部分の産業廃棄物処理計画を提出してください。

         →必要な提出書類については、チャレンジ産廃3R事業募集要項内の別紙の「令和5年度チャレンジ産廃3R事業に係る申込時等提出書類フロー」を御参照ください。

      チャレンジ産廃3Rの認定について(PDF:121KB)

6. 事業の参加特典

  • 参加申込事業者には、本事業の取組活動へのPR支援として、「チャレンジ産廃3R」の参加証明書を配布します。
  • 本事業に参加し「チャレンジ産廃3R認定事業者」に2年連続して認定されると、「山梨県入札参加資格審査(建設業)」における主観点での加点対象となります。

4 事業のフロー

1.参加申込→2.県参加事業者審査(公表)→3.排出抑制の取組→4.県に実施状況報告→5.認定証交付及び表彰→6.成果の公表

  • 取組実施期間 本年4月1日 から 翌年3月31日 までの1年間
  • 参加申込期限 本年6月30日(多量排出事業者と同様)

※募集開始時期とずれますが、4月1日から行った取り組みも対象とします。

1. 参加申込 チャレンジ産廃3R事業参加申込書(ワード:36KB)及び産業廃棄物処理計画書

 多量排出事業者にあっては原則、参加申込書のみで申込みできますが、令和5年度に初めて事業に参加し、令和4年度に係る多量排出事業者の実施状況報告書の提出がない事業者については、「排出抑制」の評価に必要なため、参加申込時に令和4年度の産業廃棄物処理計画実施状況報告書の提出をお願いします。

2. 実績報告書 チャレンジ産廃3R事業実施状況報告書(ワード:36KB)及び産業廃棄物処理計画実施状況報告書

 多量排出事業者にあってはチャレンジ産廃3R事業実施状況報告書のみ提出してください。

 ※令和4年度に当事業に参加された事業者の皆様におかれましては、「令和4年度チャレンジ産廃3R事業実施状況報告書」により報告をお願いします。

  令和4年度チャレンジ産廃3R事業実施状況報告書(ワード:36KB)

5 参加状況

6  認定状況

 

 

このページに関するお問い合わせ先

山梨県環境・エネルギー部環境整備課 担当:産業廃棄物担当
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1518   ファクス番号:055(223)1507

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