トップ > 組織案内 > 新価値・地域創造推進局 > 新事業・地域ブランド課 > 山梨県全域の3次元点群データの公開について
ページID:121475更新日:2025年6月25日
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山梨県では、デジタル技術を活用し、社会課題の解決や新たなビジネスサービスの創出を図るため、県全域の3次元点群データをオープンデータ化しました。
■データのダウンロードはこちら(G空間情報センター)
■東京都デジタルツイン3Dビューワでデータを御覧いただけます。
※データ量が大きいため、県内6地域に分割しています。
3次元点群データは、X・Y・Zの3次元位置情報と色情報を持つ点のデータ群であり、地形や構造物を点データの集合としてデバイス上で表すことができます。まちづくりにおける災害シミュレーションや測量・設計業務おけるコスト削減、観光やゲームなどのクリエイティブ分野での活用でも注目されているデータです。
3次元点群データは、特に防災・災害対応において有用性が確認されており、令和3年に発生した熱海市伊豆山土石流災害における崩壊の原因となった盛土の存在や崩壊土砂量の算定に活用され、令和6年に発生した能登半島地震においても被災状況の把握・分析に活用されました。
令和7年1月18日に発生した甲府市から笛吹市にまたがる大蔵経寺山における山林火災において、煙等で視界が遮られ、地表面の焼失範囲の特定が困難であったところ、過去の3次元点群データをもとに、新たに計測した3次元点群データを分析する手法で、早期の焼失範囲の特定に寄与しました。
(画像提供:朝日航洋株式会社)