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ページID:23833更新日:2017年5月12日

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遺跡トピックスNo.149大師東丹保遺跡(だいしひがしたんぼいせき)[南アルプス市]

南アルプス市の遺跡

  • 0006十五所遺跡-方形周溝墓-
  • 0010大師東丹保遺跡-網代-
  • 0108大師東丹保遺跡-遺跡から発見された地震のツメ跡-
  • 0149大師東丹保遺跡-木製品-
  • 0200大師東丹保遺跡-出土した種子は何?-
  • 0259大師東丹保遺跡-下駄-
  • 0287大師東丹保遺跡-扇子の骨組-
  • 0357大師東丹保遺跡-洪水に埋もれた中期古墳-
  • 0392大師東丹保遺跡-地震痕のある遺跡-
  • 0017二本柳遺跡-木棺墓-
  • 0122二本柳遺跡-福寿院跡-
  • 0164二本柳遺跡出土の擂鉢-
  • 0276二本柳遺跡-火きり臼-
  • 0023宮沢中村遺跡-昆虫・網代-
  • 0051仲田遺跡-田んぼ-
  • 0052百々遺跡-八稜鏡-
  • 0065百々遺跡-錘-
  • 0066百々遺跡-馬の骨-
  • 0101百々遺跡-洪水の跡-
  • 0136百々遺跡-浄瓶-
  • 0172百々遺跡-平安時代の住居跡-
  • 0269百々遺跡-黒色土器-
  • 0274百々遺跡-古代のウシ・ウマ-
  • 0077善応寺遺跡-祭祀の水場-
  • 0081油田遺跡-田んぼと木製品-
  • 0144油田遺跡-木製竪杵-
  • 0231油田遺跡-体験学習用の復元品-
  • 0084堤防遺跡No.23-堤防の内部-
  • 0409釜無川堤防跡遺跡-
  • 0105石橋北屋敷遺跡-道路跡・区画溝-
  • 0106村前東A遺跡-パレススタイルの壺-
  • 0241村前東A遺跡-手焙形土器-
  • 0250村前東A遺跡-住居跡-
  • 0286村前東A遺跡-S字甕-
  • 0139宮沢中村遺跡-茶碗の焼継ぎ-
  • 0163大塚遺跡-約1,700年前の家の跡-
  • 0168新居道下遺跡の住居跡-
  • 0216長田口遺跡の鏡片-
  • 0340向河原遺跡-水田跡と杭列-

遺跡詳細

  • 所在地:南アルプス市大師東丹保175ほか
  • 時代:弥生時代・中世
  • 調査機関:山梨県埋蔵文化財センター
  • 報告書:山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第132集1997.3

 

大師東丹保遺跡からは、たくさんの木製品が出土しています。普通の遺跡では、木製品は土の中で腐って残りません。この遺跡は、釜無川右岸(滝沢川と坪川にはさまれた場所)にあり、水分が豊富で、たくさんの土が堆積(たいせき)し、その水分と土により木製品が真空パックされた状態になり残ったのです。

0149大師東丹保_椀2

写真椀1.出土状況(現在、考古博で展示中)

0149大師東丹保_椀1

写真椀2.出土状況

0149大師東丹保?しゃもじ

写真3.杓子出土状況

 

出土した木製品には、下駄(げた)・草履(ぞうり)・くしなどの生活用品、斎串(いぐし)[→リンク遺跡トピックスNo.60]・人形など祭りやまじないに使う道具がありました。生活用品の中に、漆椀・箸・杓子・曲物など食生活に関係する遺物も出土しています。
特に漆椀(写真:椀1.)は、発掘調査の時、漆のウリ類(カボチャとスイカか)の模様がとても鮮明で、700年前当時に使われたままのような状態でした。
この遺跡では建物の跡も発見されています。これらの遺物は、この建物に住んでいた人が使ったものなのでしょうか。また、鎌倉時代の甲斐の人々はどんなものを食べていたのでしょうか。

 

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