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更新日:2016年2月8日

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埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNo.0073苗敷山山頂遺跡

韮崎市の遺跡

0073苗敷山山頂遺跡-穂見神社
0107大輪寺東遺跡-甘利氏館跡

苗敷山山頂遺跡(なえしきさんさんちょういせき)

穂見神社奥宮

写真:穂見神社奥宮

 

苗敷山は甲府盆地の西北に所在し、標高1,032mを測ります。古代には苗敷山に仙人が住んでいましたが、山頂には水がなかったので池をつくり、米を始めきび・あわなどの穀物を植えたと伝えられています。この仙人の行いから、穀物が豊かに実ることを願って穂見神社が祀られ、古くから信仰の山として知られていました。ふもとの集落である山寺には里宮が所在し、江戸時代には里宮から山頂の奥宮まで多くの参拝客でにぎわったとされています。また、穂見神社をお守りする寺院として、宝生寺(ほうしょうじ)が奥宮の下段に立地していましたが、明治時代には南アルプス市の加賀美法善寺に吸収されました。


所在地:韮崎市旭町上条南割地内

時代:平安時代・江戸時代

山梨県埋蔵文化財センター

信仰の道

丁石石鳥居

写真:左穂見神社の丁石写真:右寛文4年の銘(めい)を持つ石鳥居

赤い○は額束(がくつか)、黄色い○は貫(ゆき)

 

穂見神社から苗敷山奥宮まで登拝ルートが続いています。登拝ルート沿いには、登り口からの道程を示す丁石(ちょうせき:町石とも書く)が立てられており、穂見神社里宮には丁石の起点となる「苗敷山道初丁目」があります。里宮から奥宮までの登拝ルートには、長い時間が経過する中で崩落や洪水などにより付け替えられたため、現在は複数のルートが存在します。

13丁目にあたる尾根上には寛文4年(1664)の銘を持つ石華表(石鳥居)があり、額に「苗敷山」、貫に製作年代「寛文4申辰年4月3日」、柱の裏には製作者「大工府中魚町2丁目大阪吉兵衛」の銘があります。大工府中の魚町は、現在の甲府市中央3丁目付近に当たります。甲府府中からもわざわざ寄進される程、当時苗敷山への信仰が人々に浸透していたことがうかがえます。

 

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