トップ > 県政情報・統計 > 知事 > 開の国やまなし こんにちは。知事の長崎です。 > 知事記者会見 > 知事記者会見(平成21年5月21日木曜日)
ページID:24942更新日:2023年1月20日
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本館2階特別会議室 11時30分から 配付資料「平成21年5月臨時県議会招集告示」(PDF:3KB) 配付資料「平成21年5月臨時県議会提出予定案件について」 (報道機関向け資料)(PDF:6KB) 配付資料「平成21年5月臨時県議会提出予定案件」(PDF:7KB) 発表事項以外の質疑応答 |
知事
お手元に資料がありますけれども、平成21年5月臨時県議会提出予定案件につきまして発表させていただきます。5月の臨時県議会は5月28日に招集することといたしまして、本日招集告示を行ったところであります。
提出案件は、条例案6件の予定であります。提出案件の条例案についてでありますけれども、県人事委員会の期末手当等に関する勧告に鑑みまして、県の一般職の職員、知事・副知事等及び県議会議員の平成21年6月期の期末手当等の支給月数の一部を凍結することとし、「山梨県職員給与条例及び山梨県一般職の任期付き職員の採用及び給与の特例に関する条例中改正の件」などを提出することといたしました。
凍結の内容は、その下に書いてあるとおり、人事委員会の勧告どおりでありまして、一般職の期末勤勉手当を0.2月凍結をすると、従いまして6月期は2.15月のところが、1.95月ということになります。
次のページに特別職につきましても、0.2月凍結をすると、県議会議員につきましては0.15月、これは約1割を凍結ということから、県議会議員の場合には、ここにありますように6月期1.6月を1.45月に、0.15月凍結するものであります。
以上であります。
記者
ボーナスカットの件ですけども、組合側との今後の交渉について何かお考えはありますでしょうか。
知事
組合側にもこの内容は提示をいたしまして、結論的に組合側もやむを得ないものと一定の理解はしてくれたものと思っております。
記者
明野廃棄物最終処分場なのですけれども、予定では今日から搬入が始まりますが、現地で地元住民の抗議で搬入ができない状況が続いているようなのですけれども、これについて知事の感想と、まだ搬入ができていないということなのですけれども、今後どうしていくかという点があれば教えていただけますでしょうか。
知事
現地からの情報によりますと、おっしゃるように搬入をしてきたトラックに対しまして、女性がそれを妨害したということで、搬入できないという状態があるようであります。これは事業団とそして搬入事業者に対する、いわば営業妨害であります。道路の交通を阻止するという行為もまた違法行為でありますから、そういう違法行為が行われるということは非常に残念で遺憾なことであります。
現在時点で今日は事業団が、なんとか円満に退去してもらうべく、説得をしていると聞いております。
記者
八王子や川崎で新型インフルエンザの患者さんが出ているということで、現時点での知事の感想と、今後県としてどうしていきたいかというところを聞かせてください。
知事
今朝新型インフルエンザ対策本部を開催いたしまして、八王子及び川崎において、新たに患者が見つかったということに対する対応を検討したところでありますけれども、患者さんは海外から帰ってこられて、その後学校に登校しているわけでもないし、接触している人も非常に少ないという状況であります。
そういうことも考慮して、本県としては今の段階では、当該地域へ行くことを自主規制をするとか、そういう措置は当面は取らないで、現在行っております国内発生早期という段階での対応を、今後引き続き続けていくとしたところであります。
いずれにいたしましても、我々としては、常に国からの情報も得ながら、県民の皆さんに適宜的確に情報を伝えて参りたいと考えておりますので、県民の皆さんには県からの情報に基づいて冷静な対応をお願いしたいと思います。
記者
関連なのですけれども富士吉田市で発生があったといううわさ話が広まったいるようなのですが、それについてのご感想をお聞かせ下さい。
知事
そういう話しがあったと聞いておりますが、現在時点で本県内で新型インフルエンザの患者が発生しているという事実はありません。
今後患者が発生した時には直ちに公表をしたいと思います。県民の皆さん方には、県から発せられる正確な情報に基づいて、冷静沈着に行動していただきたいとお願いをしたいと思います。
記者
今日の対策本部で、東京・神奈川への自粛はしないということに決まりましたけれども、一方昨日の深夜に県教委から各市町村の教育委員会に、東京・神奈川への修学旅行を自粛してくれというファックスが行っていまして、実際中止してしまった学校も出てきているという事実があるのですけれども、知事の見解をお聞きしたいのですが。
知事
今日の対策本部の会議ではそういう話しは出なかったのですが、事実関係はどうなのですか。ちょっと事務方に説明させてください。
健康増進課長
お答えさせていただきます。深夜の情報でございましたので、県教委も、少し混乱された部分もあったようですけれども、まず一報として、広めに安全を取ってということでなされたということで伺っております。
今日対策本部で正式にこういうことはしないということになりましたので、それをもって県教委も対応されるのではないかと思っております。
記者
実際にもう大月では今日出発を中止した学校もあると聞いていますが、そういうケアはどうするのでしょうか。かなり子供にとっては深刻な問題かと思いますが。
知事
そうですね。その善後策をどうするのかということはありますが、今の(健康増進)課長の話では、県教委としてみれば、急遽当面の措置としてそういう行動を取ったということで、子供の安全というものに責任を持つ県教委の立場として、分からないではないわけでありますが、混乱が生ずるのは好ましくないですから、今朝の段階で急遽、有識者の皆さんに集まっていただいて、有識者の立場から議論をしていただき、その議論に基づいて新型インフルエンザ対策本部で、当面はそういった行動規制、自粛ということは求めないという決定をしたところであります。大月市のその問題についてどのようにするか、今の段階で、私としてお答えをすることはできないわけでありますが、大月市の教育委員会、それから県教委の間で、然るべく善後策を協議するものと思います。
記者
学校関連なのですけれども、今日、先ほど報道資料が出まして、山梨英和(中学・高校)で、お年寄りとの交流会をインフルエンザで中止するという、投げ込みがあったのですけれども、若干、過剰反応ではないのかと気がしますけれども、知事として、今後、少なくとも県内では発生していない中で、県内の行動を自粛する団体・学校・企業等が出てくるかと想像されますが、知事としての見解をお聞かせください。
知事
県として、今の段階の対応ははっきりしておりまして、今朝の対策本部で決定したとおり、集会等の自粛の要請は行わないということであります。そういう前提のうえで、集会の主催者が、自発的に自粛をするということは、あるいはあるかと思います。そのことについて、それはいけないとは言わないですけれども、県として、集会の自粛を要請することは、今の段階では行っておりません。
記者
全国の自治体で、発熱外来の位置付け、設置箇所であるとか、設置箇所数であるとか、いわゆる大阪では、かなりパンク状態になるというお話がありまして、今後、すでに実例が出ている中で、県としては、県内15箇所の体制を強化する予定はありますでしょうか。
知事
おっしゃった点は、確かにひとつの課題でありまして、今、県としては15箇所の発熱外来が開設がされているわけであります。当面のところ十分なものでありますけれども、まん延ということで、急速に感染者が拡大をした時には、発熱外来がパンク状態になる懸念は確かにあるわけでありまして、その辺のところをどうするか、今、内々検討しております。厚生労働省でも、今回の新型インフルエンザが弱毒性であることを踏まえて、対応方針を再度検討しているということでありますし、それが、また近々出されると聞いておりますから、そういうものを見ながら、今おっしゃったようなこと、発熱外来の問題についても、本県としても検討したいと思っております。
以上