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更新日:2017年3月13日

やまなし水政策ビジョン

本県では、首都圏に位置しながら豊かな自然や美味しい水に恵まれ、水に関して高いポテンシャルを持つ森林県・水源県として、様々な分野での政策展開を「水」という視点で再点検し、流域内の水循環、水を巡る連携のあり方などを示すため、平成17年3月、水に関する施策や事業の総合的な指針として「山梨県水政策基本方針」を策定しました。

策定以降、この方針に基づき「水を創る」、「水を活かす」、「水を担う」、「水を守る」、「水を治める」の5つの方針に沿って、様々な施策、事業を実施してきましたが、策定から8年が経過し、水をとりまく環境が変化してきました。

21世紀は水の世紀と言われる中、山梨の豊かな水、そして、この豊かな水に育まれた農林水産物等のブランド化と販路拡大などが一層期待される一方で、本県の生活用水の半分以上を賄っている地下水など、県民共有の財産としての貴重な水資源を将来にわたって保護、保全していくための対策も求められています。

このため、平成23年度から2ヵ年にわたり水資源の利用実態・賦存量などの調査を実施するとともに、有識者による水資源保全検討委員会を設置し、水資源を活用した産業の振興や、山梨の水の魅力発信、地下水の保全による持続的・安定的な水需給の確保方策などについて、幅広く検討を行ってきました。

これらを踏まえ、基本方針に基づく施策の検証を行うとともに、水利用の現状や水資源の実態等調査の結果、水をとりまく環境の変化などにより水政策基本方針を見直し、健全な水循環系の構築と水を活かした地域振興を図るための指針として、新たに「やまなし水政策ビジョン」を平成25年6月に策定しました。

ビジョンの役割

  • 水に関する施策や事業の総合的な指針となるもの
  • 水に係る個別計画の基本的な方向を示すもの
  • 様々な主体が健全な水循環の確保に取り組む際の指針となるもの

政策目標・基本方針

このビジョンでは、「持続可能な水循環社会を目指して」を政策目標として定め、この目標を実現するために、次の4つの基本方針に基づき様々な分野における水政策を進めていきます。

基本方針1:育水と保全~健全な水循環の維持~

基本方針2:魅力発信と活用~水を活かした地域・産業の振興~

基本方針3:連携と相互理解~水を通じた交流の活性化~

基本方針4:暮らしと防災~安全な水の確保と暮らしを守る治水の推進~

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