栗のワイン煮
栗とワインは共に秋の収穫物であり、ワインは山梨の特産物です。栗の渋皮と相性の良い赤ワインを一緒に煮詰めて作ります。渋味成分のタンニンは褐色の原因となります。
〈主な地域〉
峡東地域、甲府市
レシピ
材料
- 栗 500g
- 重曹(食用) 小さじ2~3(茹でこぼす回数による)
調味料
- 赤ワイン 1カップ
- 砂糖 80g
- みりん 15ml
- 塩 お好みで少々
作り方
- 栗をボールに入れ、熱湯をかぶるくらい加えてそのまま30分程置く。(熱湯につけて鬼皮をやわらかくする)
- 渋皮に傷を付けないよう注意しながら、外側の鬼皮だけをむく。(底のザラザラした部分を少し切り、この切り口を手がかりにするとむきやすい。)
- 鍋にたっぷりの水と重曹小さじ1、栗を入れて火にかける。沸騰したら弱めの中火にしてアクを取り10分茹でる。温度を急激に下げないよう注意しながら、鍋に流水を加え水を替える。(2~3回繰り返す。)栗は傷つきやすく割れやすいため、流水があたらないよう、やさしく扱う。最後は重曹を加えず5分間茹でる。煮汁の色が透き通ったワイン色になるまで繰り返す。ぐらぐら煮ると実が崩れるので火加減に注意する。
- 1個ずつ表面の繊維や筋などをとり綺麗にする。太い筋は竹串を使うと取りやすい。栗の表面が木目のような模様になるのが目安。
- 鍋に栗が重ならないように並べ、栗がひたひたにかぶるくらいの水と調味料を加える。(砂糖は2回に分けて入れる。)落とし蓋をして、弱火で約30分煮る。(落とし蓋は、紙製などの軽くやわらかいものが良い。)
- そのまま冷まして余熱で味を含ませる。
やまなしの食★山梨県(クックパッド)にも掲載しています。