ホーム > 就職お役立ち情報 > 座談会・統計で見るやまなしの生活 > 2023年11月11日開催 U・Iターン就職した若手社員との座談会レポート

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やまなし就職支援イベント@オンライン

第1弾『U・Iターン就職した若手社員との座談会・交流会』を開催しました。

2023年11月11日、U・Iターン就職を考えている大学生等に向けてオンラインで開催しました。U・Iターン就職して県内企業等で働く若手社員5名によるパネルトークの様子をお伝えします。

 

R5座談会

パネリスト紹介

株式会社オーテックメカニカル<装置メーカー>

 手塚銀平さん(Uターン、2年目)

株式会社はくばく<食品メーカー>

 真田琴音さん(Iターン、3年目)

株式会社山梨中央銀行<金融>

 雨宮光咲さん(Uターン、3年目)

株式会社ワイ・シー・シー<情報通信>

 岩間智樹さん(Uターン、5年目)

山梨県庁<地方自治体>

 青野大志さん(Uターン、6年目)

 

 

1.お勤め先での業務内容や、やりがいを教えてください。

手塚さん〈オーテックメカニカル〉

R51111_A弊社は、オーダーメイドの設備装置の設計や製作、販売を行うメーカーです。そこで営業担当の私が行う業務は主に3つです。1つ目は、お客さまがどのような設備を求めているのか、お客さまの立場で考えること。2つ目は、弊社の設備を役立てていただけそうなお客さまに対してPRをし、新規開拓を行うこと。3つ目は、打ち合わせの場でお客さまと弊社員をつなぐ役目を担っています。やりがいは、お客さまが当社の設備をご覧になった際、「すごいな」とお褒めの言葉や関心を示していただいたときに感じます。私が実際に装置の設計や製作を行うわけではありませんが、自分の提案でお客さまの手助けができ、それが回りまわって会社全体の成長に繋がるような感覚があります。そのような部分にも大変やりがいを感じます。

真田さん〈はくばく〉

弊社は、主にもち麦や雑穀を製造・販売する食品メーカーです。私は購買部原料開発課に所属しており、原料の契約や在庫管理、不適合対応や新規原料の探索を行っています。まず、原料の契約では、主に価格交渉や契約量の決定、商社との商談や作物の状況確認を行っています。在庫管理では、原材料不足で弊社の商品が生産できないことがないように一定量在庫を確保するよう調整をしています。不適合の対応では、当社で使用する原料に異物などが発見された場合に調査を行っています。新規原料の探索では、展示会などで興味深い素材を見つけたときに弊社の商品として使用できないか検討を行っています。最終的な決定権は上司が持っていますが、基本的には私が主導で業務を進めることが多いです。その分責任もありますが、上司も私の意見を尊重しアドバイスや考え方の選択肢をくださるので、成長ややりがいを多く感じることができます。

雨宮さん〈山梨中央銀行〉

現在の担当業務は、テラー業務といわれる窓口業務になります。私は主に個人のお客さまに対して、預金の出金入金、税金や振込手続きなどの受付から処理までを担当しています。また、お客さまにアプリやNISAのパンフレットをお渡ししたりそのご案内をしたりと、営業の種まきのような業務も行っています。お客さまと直接会話をする仕事になるので、お客さまのお役に立てたときや「ありがとう」と感謝の言葉を頂いたときに、やりがいを感じます。

岩間さん〈ワイ・シー・シー〉

健康診断で使われる健診システムに関わる仕事をしています。具体的には、システム端末の手配や、お客さまのニーズに沿ったシステム開発、その後の導入や保守に従事しています。やりがいは、お客さまのご希望どおりにシステムが作動したときや、お客さまから「導入してよかった」とおっしゃっていただいたときに感じます。医療に関する専門的な知識が求められる場面もありますが、先輩方にフォローしていただきながら私自身知識を深めたことで、ここまで務めることができました。

青野さん〈山梨県庁〉

私は現在、東京都内にある山梨県東京事務所という部署に所属しています。業務内容は、中央省庁などとの連絡調整になります。具体的には、中央省庁からいち早く情報を入手し、その情報を県庁に伝え、県の政策につなげてもらうことです。また、国の予算や補助金を活用するために知事や部局長が国へ要望にいく際に、東京事務所の職員がアポイントメントをとりアテンドすることもあります。現所属では施策や事業を持っているわけではありませんが、自身が関係した要望が県の施策に反映され、それが県民の皆さんに還元されていくところに非常にやりがいを感じています。

 

2.山梨で就職しようと思ったきっかけを教えてください。

手塚さん〈オーテックメカニカル〉

ストレスを溜め込むことなく発散できる環境に身を置きたいと考えたことが、山梨で就職しようと思ったきっかけになります。私は大学生の頃は横浜に住んでいました。学生の頃は楽しかったのですが、この先社会人になるにあたって、人混みや満員電車が付きものの都会で生活していきたいとはあまり思いませんでした。地元である山梨は気の知れた友人もいたり、私自身アウトドアが好きなので日常的にストレス発散ができる環境が山梨だと整っていたりするので、非常に快適な生活を送れています。

真田さん〈はくばく〉

R51111_B「はくばくに入社したい」と思ったからです。私は北海道出身ですが、静岡の大学に通っており首都圏に近い生活に魅力を感じていたため、地元に戻るつもりはありませんでした。また、理系の研究室に所属していたので研究室にいる時間も長く、大学時代はコロナが流行していた時期でもあり、外出する機会があまりなかったことも地元で就職しなかったことに影響しています。就職活動では地域は絞らず、自分が入社したいと思う企業を受けるようにしていました。その一つが弊社であり、内定をいただいたため、山梨で就職することに決めました。

雨宮さん〈山梨中央銀行〉

きっかけは、高校生の頃の話になります。当時、私は放送部に所属していましたが、その活動が地元の新聞で取り上げられた際、多くの方々から「応援しているよ」、「頑張って」と声をかけていただきました。そのとき、「何か地域に恩返しがしたいな」と思ったことが山梨での就職を考えたきっかけです。

岩間さん〈ワイ・シー・シー〉

Uターン就職をすることを前提に、東京の大学へ進学しました。Uターン就職を希望していた理由は、20年ほど山梨で過ごしてみて、地元である山梨県のために自分が力になれることがないかと考えたとき、やはり山梨で就職することが一番であると思ったからです。

青野さん〈山梨県庁〉

純粋に「地元だから」という理由が大きいです。大学1年生の頃から公務員志望でしたが、地元である山梨県やその市町村、もしくは大学近辺の東京の市町村どこで働くかは迷っていました。大学3年生から本格的に公務員試験の勉強を始めましたが、その時期には何となく県庁で働こうかなと思っていました。

 

3.山梨で就職をした決め手、もしくはお勤め先への就職を決めた決め手を教えてください。

手塚さん〈オーテックメカニカル〉

もともと山梨での就職を希望していましたが、全国転勤のある企業の説明も何社か受けました。ただ都会での生活にあまり憧れていなかったこともあり、自分の中でピンとくるものがありませんでした。様々な企業を比較してみた結果、これから先長く働くためにも慣れ親しんだ山梨で腰を据えて働きたいと思ったことが決め手です。

真田さん〈はくばく〉

弊社から内定をいただいた時点で、山梨での就職に迷いはありませんでした。私の実家は米穀店で、お店で弊社の商品を販売したり家族や親戚と一緒に食べていたりと、昔から馴染みがありました。私にとって弊社の商品は、家族皆で食卓を囲んで食べていた思い出の品でしたので、私も誰かの食卓を彩る思い出の品を作りたいなと思い入社を決めました。

雨宮さん〈山梨中央銀行〉

R51111_C私が山梨で就職すると決めた決め手は2つあります。一つは、地元に貢献できる点で働くモチベーションを維持できること。もう一つは、金銭面が関係しています。都内での一人暮らしと地元での実家暮らしを比較したとき、実家から通勤できた方が収入を貯蓄にまわせると考え、地元である山梨での就職を決めました。実際就職してからも、その点は良かったなと感じています。

岩間さん〈ワイ・シー・シー〉

幼少期からパソコン操作が好きだったこともあり、山梨の情報通信系企業への就職を考えていました。そのような希望を持ちつつ就職活動をしていましたが、今勤めている会社は自分のやりたいことにも合致したので入社を決めました。また、都内での生活を経験してみて、自分はあまり人混みが得意ではないなと感じたので、のんびりできる環境で働きたいと思ったことも決め手です。

青野さん〈山梨県庁〉

私は大学時代に防災関係のボランティア団体に入っていました。山梨県は自然災害が少ないイメージがありましたが、大学入学直前の2014年に県内全域が雪害に見舞われたことがあり、その際に山梨県の防災力に疑問や危機感を覚えました。そこで、ボランティアでの経験を活かし、微力ながら山梨県の防災に貢献したいと思い、県庁で働こうと考えました。また、親からの意見も参考にしました。私の親は、子どもには災害時などに近くにいてくれた方が安心できるという思いがあったらしく、そのような親の思いも踏まえて県内就職を選びました。

 

4.山梨にU・Iターン就職して感じたメリット、デメリットを教えてください。

手塚さん〈オーテックメカニカル〉

私は就職活動中にメリットやデメリットを感じました。メリットは、都内で就職活動をしていた友人に比べて、対面での会社説明会に参加する機会が多かったことです。と言うのも、やはりオンラインでは企業の雰囲気もあまり分からないので、一度会社に足を運んでみることで何となく企業の雰囲気を掴むことができたからです。これは後に企業比較する上で貴重な材料になるのでとても参考になりましたし、訪問したことがある企業の面接の方が気持ちも軽かったです。また、都市部は学生も多いので、人事の方に顔を覚えてもらうことも難しいですが、県内で就職活動を進める中で顔を覚えていただくことが多かったと個人的には感じているので、その面でも山梨でのUターン就職にはメリットがあると思います。デメリットは、県内では企業数がどうしても少なくなってしまうので、業種や職種の幅が狭まってしまうことだと考えます。

真田さん〈はくばく〉

メリットは、山梨は県内あらゆる場所に行きやすいところです。現在住んでいる所も、一時間あれば山梨のどこへでも行けるので、そこが非常に良い点だと思っています。また、行ってみたいと思える場所が多いところも魅力です。続いてデメリットは、私が北海道出身なので気軽に帰省ができないことです。帰省には飛行機が必須なのである程度前から帰省の計画を立てなければならず、思い立ったときにふらっと帰れないところはやはりデメリットに感じます。しかし、職場には千葉県と石川県出身の同期がいますが、二人とも週末になると頻繁に帰省しているので、実家と会社の距離も関係していると思います。

雨宮さん〈山梨中央銀行〉

メリットは、家賃など金銭面での負担が少なく、通勤で満員電車に乗らなくていいといったストレスフリーな生活が送れるところだと思います。また、山梨県が地元の方は、住み慣れた環境で働けることもメリットとして挙がると思います。例えば、私の場合は会社に知人がいたり、地元が同じだけで親近感が湧いたりと、職場環境に慣れやすかった記憶があります。同期には、中学、高校時代の友人もいるので、相談に乗ってもらうこともあります。デメリットは特に感じていませんが、都内に比べて企業数が少ないので選択肢が狭まってしまうことは、就職活動をする方にとってはデメリットになるのではないでしょうか。

岩間さん〈ワイ・シー・シー〉

R51111_Dやはり自然豊かな環境があるところ、また、東京と比べて物価が安いところが私はメリットだと思います。また、山梨は車社会なので、移動の際でも自分の空間を作ることができる点がいいなとも感じます。しかし、車社会の弊害として、通勤、退勤時にしばしば渋滞が起きることもあり、それを見越した行動をしなくてはならないときもあるので、それに関してはデメリットだと感じています。

青野さん〈山梨県庁〉

東京での一人暮らしを経験したこともあり、親への感謝の気持ちがより強くなりました。また、山梨で一人暮らしをする場合でも都会に比べれば家賃や物価が安かったり、澄んだ空気や美味しい食べ物があったりと、良い暮らしができるのかなと思います。ただ、都会は24時間営業のお店も多く何でも手に入りやすいので、それに慣れてしまうと山梨での生活にやや不便さを感じることもあります。しかし、そのもの足りなさがあることで、都会に遊びにいったときにはより都会の楽しさを感じることができるのではないでしょうか。リニアが開通すれば東京への移動時間もかなり短縮されるので、より魅力的な県になることを期待しています。

 

5.休日の過ごし方について教えてください。

手塚さん〈オーテックメカニカル〉

身体を動かすことが大好きなので、ジムに行ったり会社の人とゴルフに行ったりして休日を過ごしています。弊社が健康経営に力を入れているので、例えば、会社としてジムに契約していたり、社員みなで35キロを歩く『歩け歩け』というイベントを実施していたりします。実は今日、上司と私はその『歩け歩け』で10キロ歩いてからこの就職イベントに参加しています!このように身体を動かすことが好きな会社なので、自分にぴったりな環境だと思っています。

真田さん〈はくばく〉

料理が趣味なので、休日は平日には作れない手間のかかる料理を作ることが多いです。好きな料理研究家の方の動画を参考に、最近はラーメンや肉じゃが、コロッケを作りました。自宅で外食のような料理を作ることが好きなので、この他にも色々な料理に挑戦しています。最近はお菓子作りも始めて、ホールケーキを作れるようになるのが今の目標です。

雨宮さん〈山梨中央銀行〉

カフェ巡りやパン屋さんに行くことが好きなので、週末はよく県内のカフェやパン屋さんに出向いています。また、東京にも月一回ほど行き、そこでカフェやパン屋さん巡りをすることもあります。県内では、南アルプス市にあるクロワッサン専門店がおすすめなので、ぜひ行ってみてほしいです!

岩間さん〈ワイ・シー・シー〉

私はインドアなので、自宅でゲームをしたり絵を描いたりして過ごしています。休日は、仕事とプライベートを完全に切り離した、オンオフのある生活を送っています。

青野さん〈山梨県庁〉

R51111_E旅行が好きなので家族や友人と旅行に行くこともありますが、基本的には自宅で過ごすことが多いです。自分でゲームをすることもありますが、動画サイトでゲーム実況を観ながら休日を過ごしています。

 

 

6.学生に伝えたい、山梨で暮らす、働く魅力について教えてください。

手塚さん〈オーテックメカニカル〉

私にとって山梨は、心身ともにリフレッシュができる場所です。私は就職する上で、ストレスを溜め込まずかつストレスを簡単に発散できる場所で働きたいと考えていました。山梨の雰囲気や緑や自然が多い部分が、自分の理想とする場所と合致していると思います。また、自分のアピールポイントにストレス回避が得意なことを挙げ、就職活動に臨んでいました。人事や採用担当の方は、離職率や新入社員の育成方法をかなり気にしているのではないかと思われます。ストレス耐性を強みにして自分を上手くアピールできた点は、今就職活動を振り返ってみても良かったと感じています。私のように、仕事以外の部分もどれだけ充実させられるか、ワークライフバランスを求めてる方には山梨での生活はかなり魅力的に映るのではないでしょうか。

真田さん〈はくばく〉

山梨で暮らす、働く魅力は、身近に自然があり、かつ少し足を伸ばせば東京など都会に行けるところです。それに加え、美味しい果物がお手軽に食べられるところも魅力だと思います。私の同期はアウトドアが好きなので、週末には登山に行ったり、富士五湖周辺をランニングしたりして山梨での生活を満喫しています。私自身も自然が好きなので、昇仙峡に行って紅葉を楽しんだり渓谷でハイキングをしたり、また季節によっては果物狩りに出かけることもあります。また、有給休暇や時間休を利用して気軽に都内でのイベントやショッピングに行けるところも魅力的です。仕事もとても楽しく、かつ山梨にはたくさんの魅力があるので休日も楽しく過ごすことができています。魅力いっぱいの山梨が、皆さんの就職先の選択肢の一つになればいいなと思っています!

雨宮さん〈山梨中央銀行〉

東京から近い場所で綺麗な空気や豊かな自然があり、美味しいフルーツも身近にある点が魅力だと思っています。また、日々の業務を通じて、地域や人々との繋がりが強い点も山梨の魅力だと感じています。銀行での業務は地元の方々との信頼関係が非常に大事になるので、その点は強く感じます。

岩間さん〈ワイ・シー・シー〉

山梨は車社会なので、自分が好きなときに遠出ができたり、出勤時には自分の空間を作れたりする点が魅力だと思います。また、自然が豊かで静かな環境で暮らせる点も個人的には魅力だと思っています。最後に、山梨は製造業が盛んですが、弊社含め情報通信業や他業種にも皆さんの知らない魅力がまだまだたくさんあると思いますので、ぜひ幅広い業種に目を向けていただけたら嬉しいです。

青野さん〈山梨県庁〉

地域の方々と良好な関係が築ければ、新鮮な果物や野菜を頂くことができるところが魅力だと感じます。また、山梨は山々に囲まれているため、ハイキングや登山が好きな方にはぴったりの場所なのではないでしょうか。あとは、車さえあれば、静岡方面で海を見たり美味しい魚を食べることができたり、あるいは長野や岐阜方面の温泉地に行けたりと、県外各地へのアクセスが容易な点も良いなと思っています。リニア開通により将来的には関西圏までも身近になると思いますので、ぜひ山梨を就職先の選択に入れていただけると嬉しいです。

 

 

令和4年度開催の座談会の様子はこちらから

令和3年度開催の座談会の様子はこちらから

 


お問い合わせ先

所属課室:山梨県多様性社会・人材活躍推進局労政人材育成課

〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1

電話番号:055(223)1562

ファックス番号:055(223)1564

メールアドレス:rosei-jin@pref.yamanashi.lg.jp

 

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