ホーム > 就職お役立ち情報 > 座談会・統計で見るやまなしの生活 > 2022年11月13日開催 先輩と語る「やまなしでの仕事と暮らし」レポート

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やまなし就職支援イベント@オンライン

第1弾 先輩と語る「やまなしでの仕事と暮らし」を開催しました。

2022年11月13日、U・Iターン就職を考えている大学生等に向けてオンラインで開催しました。U・Iターン就職して県内企業等で働く若手社員5名によるパネルトークの様子をお伝えします。

パネリスト紹介

R4座談会先輩社員タイトル

 

旭陽電気株式会社<精密機器製造メーカー>

 船津七海さん(Uターン、2年目)

株式会社はくばく<食品メーカー>

 金子奈都未さん(Iターン、2年目)

株式会社山梨中央銀行<金融>

 風間春香さん(Uターン、3年目)

株式会社YSK e-com<IT>

 有薗周良さん(Uターン、3年目)

山梨県庁<地方自治体>

 野口良さん(Uターン、7年目)

 

 

現在働いている会社等での業務内容や、やりがいを教えてください。

旭陽電気《船津さん》R4座談会若手社員1

総務経理課に所属し、主に従業員の勤怠管理をしています。また、広報の担当もしており、健康イベントの運営や会社のCM作成にも携わっています。イベントの際には、社員の方から「身体を動かせる機会ができてよかった」、「他部署の社員と交流できる機会があって嬉しい」といった言葉をかけていただくこともあるので、そのようなときにはやりがいを感じます。

 

はくばく《金子さん》

商品の開発や分析の業務を担当しており、成分の分析や商品の栄養素、賞味期限についての報告書を作成しています。また、⽇によっては丸⼀⽇⼯場に⼊り、製造現場の社員と新商品の製造試験を⾏うこともあります。今は、必要なスキルを⾝につけながら、お客様の健康に貢献できるような商品づくりに⼀⽣懸命取り組んでいます。やりがいは、新しい仕事を覚えることができたときです。⼀⼈で成分の分析ができるようになったときや、⾃分が開発業務に携わった商品が店頭に並び、それをお客様が⼿に取っている姿を⾒たときには最もやりがいを感じます。

 

山梨中央銀行《風間さん》

私は、窓⼝にご来店されるお客様へ資産運⽤などをご提案する仕事をしています。やりがいは、お客様の気持ちに寄り添った提案をし、そのニーズに応えることです。お客様は、家計や資産といったお⾦に対する様々な悩みを抱えています。お⾦を増やすのはもちろんのこと、税⾦や相続対策など、様々な角度からの運⽤を提案して、少しでもお客様の悩みを減らしていけるような働きかけをしています。お客様と対⾯でお会いすることが多いため、「話を聞けてよかった」、「相談してよかった」といった感謝の⾔葉をいただいた際には、この仕事をやっていて良かったなと強く感じます。

 

YSK e-com《有薗さん》

業務内容は、主に⾃治体様向けシステムの保守対応です。弊社が担当している⾃治体様は、システムを⽤いながら住⺠票や証明書の発⾏、対象者の検索などを⾏っています。そのシステムに対する問い合わせやシステム変更の対応など、職員の⽅々の仕事を円滑にすることがメインの業務になります。やりがいは、担当している職員の⽅から感謝の⾔葉をいただけることだと感じています。緊急の対応を求められることも多々ありますが、その中でも職員の⽅が求めていることを瞬時に理解して答えを導き出し、無事に業務が完了したときには感謝の⾔葉を述べてくださる職員の⽅もいらっしゃいます。

 

山梨県庁《野口さん》

現在は、⼆拠点居住推進課という所属で働いています。普段は、県庁の出先機関である東京事務所におり、企業誘致を担当しています。業務内容を簡単に話すと、企業を訪問して⼭梨県のPRをし、企業誘致につなげていく仕事です。やりがいは2点あると思います。1点目は、⼭梨県の未来を創れることです。最先端を⾏く東京圏の企業様を誘致することで、地域の活性化につなげることができるからです。2点目は、⾃⾝が携わったイベントがきっかけで、県内への企業移転を決めてくださった企業様がいることです。「イベントがきっかけで⼭梨に移転を決めたんだよね」と⾔われた時には、今の仕事をやっていて良かったなと思っています。

 

山梨で就職しようと思ったきっかけを教えてください。

旭陽電気《船津さん》

社会⼈になったら、家族との時間を⼤切にしたいなと思ったことがきっかけです。中学⽣の頃から県外での練習試合が多く、また、⾼校⽣の頃は寮⽣活をしていました。⼤学でも親元を離れて東京で⼀⼈暮らしをしていたことも、⼭梨での就職を考えるきっかけになりました。

 

はくばく《金子さん》R4座談会先輩社員2

勤務地を⼭梨県に絞って就職活動をしていたわけではなく、やりたいことを実現するために⼭梨の会社も視野に⼊れていたことがきっかけです。就職活動では、「⾷で⼈々に健康を届ける」ことを軸にして会社を探していたため、勤務地はあまり気にしていませんでした。また、実家から遠すぎない関東地⽅で働けるといいなという思いもありました。⼤学卒業まで実家で暮らしていて、⼀⼈暮らしへの憧れがあったことも、県外で就職をしようと思ったきっかけの⼀つになりました。

 

山梨中央銀行《風間さん》

⼭梨中央銀⾏のインターンシップに参加した際に教わったことが、⼭梨で就職しようと思ったきっかけになりました。それは、「⼭梨県は外から⾒た、県外の⽅から⾒た魅⼒はとても⼤きいが、中に住む⼭梨県⺠がその魅⼒を感じていない」という⾔葉です。私も実際、⾼校⽣の頃まではいまひとつ⼭梨の魅⼒を感じておらず、県外に出てキラキラした街で⽣活していきたいなという思いはありました。しかし、⼤学で上京してからは、⼭梨の⾃然が豊かなところや⼈も多くなく住みやすいところに、とても魅⼒を感じました。無意識のうちに帰省する頻度も増え、⾃分でも知らないうちに⼭梨のかっこよさをますます感じ、Uターン就職を本格的に視野に⼊れるようになりました。

 

YSK e-com《有薗さん》

昔からの友⼈たちが⼭梨で就職すると知ったことが、⼭梨での就職を考えるきっかけになりました。友⼈たちも私と同様、⼤学進学を機に県外に出るケースが多かったのですが、その友⼈たちがUターン就職すると聞いたことがはじめのきっかけです。⼤学2年⽣の頃までは、神奈川や東京での就職を考えていましたが、このように⾝近なところでUターンの話を聞いたことで、⼭梨に戻るという選択肢の幅が広がりました。その友⼈たちとは、現在でも趣味のサッカーを通じたつながりがあるので、⼭梨に戻ってきて非常によかったと思っています。

 

山梨県庁《野口さん》

私が就職活動をしていたとき、地域に貢献できる仕事に就きたいなと思っていました。⼤学時代は東京に住んでいましたが、そこへの愛着がないなと思ったことや東京で地域貢献ができる仕事が考えつかなかったことから、まずは地元の⼭梨県を豊かにしたいなと思ったことがきっかけです。

 

山梨で就職をした決め手を教えてください。

旭陽電気《船津さん》

やはり⼭梨が⼤好きだという気持ちが⼤きかったので、就職先は⼭梨しか考えていませんでした。また、学⽣時代に親元を離れていた時間が⻑かったため、家族に寄り添っていける地元がいいなと思ったことも決め⼿です。

 

はくばく《金子さん》

⼊りたいと思った会社が⼭梨県にあったからです。就職活動の軸である「⾷で⼈々に健康を届ける」という思いをこの会社でなら叶えられると感じ、また、⾯接の際などに社員の皆さんの温かい⼈柄に触れて、⼀緒に働きたいなと思いました。さらに、2、3時間あれば実家に帰れることや、⼦どもの頃によく家族で⼭梨に旅⾏に来ていたことから、⼭梨県を⾝近な場所だと感じていました。そのため、あまりためらうこともなく⼭梨への就職を決めることができました。

 

山梨中央銀行《風間さん》R4座談会先輩社員3

今後どこで⽣活していくか考えたとき、⼭梨県で過ごしていきたいなと強く思ったことが決め⼿です。就職活動をしていく中で、⼀つの拠点で⽣活していくか、それとも転勤をしながら⽣活していくのかといった勤務スタイルの違いが、企業を探す上で⼤きな分岐になりました。私は、ワークライフバランスを重視していたため、⾃分の⽣活を安定させながら働きたいという考えがありました。そして働く拠点についてですが、今まで⾃分を育ててくれた地元に住む⼈々のために働き、恩返しをしていきたいという気持ちがあったので、最終的に地元への就職を決めました。さらに、⼈⽣という⼤きな括りで考えると、将来家庭を持って⼦どもができたとき、⾃然豊かな場所でのびのび⼦育てをし、退職後のセカンドライフは⾃然の多い⼭梨で過ごしたいなという気持ちもあったので、総合的に考えて⼭梨での就職を決めました。

 

YSK e-com《有薗さん》

⼀番の決め⼿は、住みやすさです。⼤学に⼊学した頃は、東京の街並みや風景すべてが輝いて⾒えました。ただ、⽉⽇が流れるにつれ、⼈⼝密度の⾼さにこれからの⻑い⼈⽣耐えられるのか、不安に思いました。また、⼤学時代には何度も⼭梨に帰省し、広々とした⼭梨の住みやすさを実感していました。都⼼にいる友⼈の存在も⼤事ですが、毎⽇会うわけではありません。しかし、通勤は毎⽇のことになります。学⽣としてではなく社会⼈として⽣活していく中で、どのような場所が⾃分に適しているのか冷静に考えたとき、Uターン就職をするという考えに⾏き着きました。

 

山梨県庁《野口さん》

私は、本当に⼭梨が好きだからということが決め⼿です。やはり好きなことではないと仕事も続けられないと思います。先のことは分かりませんが、まずは好きな場所だから⼭梨に戻ろうと考えました。

 

山梨県へU・Iターン就職して感じたメリット、デメリットを教えてください。

旭陽電気《船津さん》

メリットは、家族や親戚との距離が近いことや、東京に⽐べてまったり、ゆったりしている雰囲気があるので、その点はやはり過ごしやすいなと思います。デメリットは、都内の⼤学から地⽅で就職するとなると、⾃分で県内企業の情報を探さなくてはならなかったので、そこが少し⼤変だったなという記憶があります。

 

はくばく《金子さん》

メリットは、 通勤が非常に楽なことです。⼤学⽣の頃は、毎⽇⽚道2時間かけて通学していました。現在は15分ほどなのでストレスもなく、その時間を他のことに充てられることが⼤きなメリットだととらえています。また、アウトドアが趣味なので、⾃然が非常に豊かなところも⼤きなメリットだと感じています。休⽇のアウトドアを楽しむために、平⽇は仕事を頑張ろうというモチベーションにもつながっています。デメリットは、⾞がないと不便なことや、学⽣時代の友⼈のほとんどが東京や地元で就職しているため、気軽に会いに⾏けないことです。特に、友⼈に会えないことは、⼊社した頃は⾟かったです。しかし、今は職場の⽅とご飯に⾏ったり、同期と出かけたりして楽しく過ごせているため、以前ほどデメリットは感じていません。

 

山梨中央銀行《風間さん》

実際にUターン就職をしてから感じたメリットは、家族の⽀えがあることです。仕事を始めた頃は、慣れない⽇々がとても⼤変で、⾃分が思っている以上に⼼⾝ともに負荷がかかっていました。しかし、家族の⽀えがあったおかげで、体調を崩さず毎⽇通勤することができました。せっかく就職活動を頑張って⼊社したのであれば⻑く勤められた⽅がいいですし、少しでも⾃分を守ってあげるためにも近くで⽀えてくれる存在がいることは⼤きなメリットかなと感じます。デメリットは、⼭梨は経済規模が⼩さいので来店されるお客様も都⼼と⽐べて少なく、資産運⽤などを取り扱うケースも少なくなってしまうことです。そのため、⼈によっては少し物⾜りなさを感じてしまうこともあるのかなと思います。

 

YSK e-com《有薗さん》R4座談会先輩社員4

Uターン就職のメリットは、やはり⾃分が今まで過ごし、慣れ親しんでいる環境で⽣活できることに尽きると思います。また、⼈それぞれにはなりますが、電⾞と⾞、どちらが移動⼿段として⾃分に合っているのかが⼤事なポイントでした。今の仕事は外出も多いことやプライベートでも出かけることが多く、⾞を使う機会が非常に多いので、オンオフ両⽅の⾯で⾃分が⽣活しやすい環境に⾝を置けていることは、Uターンしたメリットであると考えます。⼀⽅で、デメリットは、就職場所や職種が限られてしまうことです。⼊社前の想像と違っていたり、⼈間関係などの悩み事ができたりしたときに、新しい職場を探そうと思っても⾃分の希望や条件を満たす企業は限られてしまうのかなと思います。

 

山梨県庁《野口さん》

メリットは、地域の温かさや⾃然の豊かさ、東京までのアクセスの良さがありつつ満員電⾞がないところだと思います。また、良い意味で、時間の流れが都⼼と⽐べてゆっくりだなというのは感じます。デメリットは、思いついたところでは2点あります。1点目は、仕事でステップアップしようとしたときの転職先の選択肢が、まだまだ少ないように思います。2点目は、都⼼へのアクセスは良くても、⼼理的な距離をやや感じてしまうところがデメリットに挙がると思いました。

 

学生に伝えたい、山梨で暮らす・働く魅力を教えてください。

旭陽電気《船津さん》

⼭梨で暮らす・働く魅⼒は、⼈がとても温かくて⾃然が豊かなところ、かつ都⼼にも近いところだと思います。⽥舎も都会も楽しめる点は、とてもいいなと感じています。⽇々の⽣活で時間に追われることが少ないといった、都会とはまた違った時間軸で過ごせることも魅⼒だと思っています。また、弊社の健康イベントでは韮崎市出⾝のプロトレイルランナーの⽅とごみ拾いマラソンを⾏うこともあるので、そのようなときには⾃分の育ってきた⼭梨に尽きるな、と思います。

 

はくばく《金子さん》

⾃然豊かな場所で、穏やかな気持ちで暮らせる・働ける点が非常に魅⼒的だと思っています。たくさんの⾃然を楽しみつつ、近所には⽣活に必要なお店やおしゃれなカフェもあるため、⽣活に困ることはありません。都内へのアクセスも良く地元の友⼈がよく遊びに来てくれるため、県内の観光地を⼀緒にまわることができてとても楽しいです。また、職場や近所の⽅々がいつも気にかけてくださるので⼈のあたたかさも感じます。私と同じようにIターンを視野に⼊れている学⽣の皆さんは、いろいろ不安も⼤きいと思います。しかし、⻑い間実家暮らしだった私でも問題なく過ごせているので勤務場所が理由でやりたいことを諦めることがないようにしてもらえたら嬉しいです。

 

山梨中央銀行《風間さん》

⼭梨で暮らす魅⼒は、⾃然豊かでリフレッシュできる環境がある点だと思います。⼭梨には富⼠五湖や清⾥といったリフレッシュできる環境もありますし、特に今はコロナの影響で遠出をしにくい世の中なので、⾝近なところにそのような場所があるのは⼤事なことだと感じます。さらに少し⾜を伸ばせば都⼼に出られる利便性も、魅⼒の⼀つだと思います。次に働く魅⼒ですが、都⼼に⽐べて⼈との距離が近いので、特に接客業ではお客様のニーズに沿った提案がしやすい点です。当⾏では、地域密着を理念にしているので、地域のお祭りに参加して地元の⽅々と交流を深めることができるところも魅⼒に感じます。総合的に⾒て、私⽣活と仕事とのメリハリがつきやすいところが、⼭梨の魅⼒につながると思います。

 

YSK e-com《有薗さん》

私は、⼭梨の中でも⽥舎の⽅で暮らしており、⾼校⽣の頃までは家からの風景を⾒ては、⽥舎だなとしか思っていませんでした。しかし、⾃分がいざ都会に出てみると、⼭梨は落ち着きますし、空気も澄んでいて良いところだなと思いました。社会⼈になると、学⽣時代とは違った疲れやストレスはつきものです。そのようなとき、広々とした開放感のあるところで⽣活できることは⽇々の⽣活の充実にもつながるのではないかと、私は思います。疲れたときには深呼吸をして新鮮な空気を取り込んだり、私の地元では神明の花⽕⼤会もあるので来て楽しんでもらったりと、良い気持ちで過ごしてもらえればと思います。

 

山梨県庁《野口さん》R4座談会先輩社員5

⼭梨の魅⼒は、他の4名の⽅がおっしゃった通り、⾃然豊かで都⼼へのアクセスも良く、⾷べ物も美味しいということに尽きるのかなと思います。また、別の視点から申し上げると、今⼭梨は移住者が多く、U・Iターンの⽅が⼭梨を盛り上げているなという印象を受けます。今回の話だけでは魅⼒も伝わりきらないと思うので、ぜひ⼀度⼭梨県に来ていただけたら嬉しいです。

 

 

令和3年度開催の座談会の様子はこちらから

 


お問い合わせ先

所属課室:山梨県多様性社会・人材活躍推進局労政人材育成課

〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1

電話番号:055(223)1562

ファックス番号:055(223)1564

メールアドレス:rosei-jin@pref.yamanashi.lg.jp

 

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