ホーム > 就職お役立ち情報 > 座談会・統計で見るやまなしの生活 > 2021年12月11日開催 先輩と語る「やまなしでの仕事と暮らし」レポート

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やまなし就職支援イベント@オンライン 第2弾 先輩と語る「やまなしでの仕事と暮らし」を開催しました。

2021年12月11日、Uターン就職を考えている大学3年生等に向けてオンラインで開催しました。U・Iターンして県内企業等で働く若手社員5名によるパネルトークの様子をお伝えします。

パネリスト紹介

R3若手社員タイトル+写真(ミラプロ無し)

株式会社はくばく

 纐纈琴音さん(Iターン、3年目)

株式会社山梨中央銀行

 依田紗季さん(Uターン、3年目)

株式会社ミヨシグループ

 依⽥拓実さん(Uターン、1年目)

株式会社ミラプロ

 山田麻由さん(Uターン、2年目)

山梨県庁

 東山正希さん(Uターン、5年目)

 

 

現在働いている会社等での1日の流れや、やりがいを教えてください。

02wakateshain-04chugin山梨中央銀行《依田紗季さん》

現在の主な業務内容は、来店されたお客様や、外回りを中心に個人のお客様からの相談にお応えし、資産形成や資産運用を始め、お客様のニーズに合わせた金融商品の提案を行っています。働き世代の方やシニア世代の方など、年代や住んでいる環境によって提案する内容が変わるので、お客様のライフステージに応じたサポートができるように心がけています。お客様との会話から新たな知識などを得ることもあり、お客様に喜んでいただけた時やお客様からの信頼を実感できたときにやりがいを感じています。

 

はくばく《纐纈さん》

 

現在は主に配合を組むような製品設計を仕事とし、新商品を作る商品戦略部から提示されたコンセプトに沿ったものづくりを行っています。自分が作った商品や、他のカテゴリーで先輩や同期が作った商品をスーパーなどで見かけたときに、嬉しい思いとともにやりがいを感じています。

 

ミヨシグループ《依田拓実さん》

 

私はミヨシグループの国内販売部いわゆる営業の部署に所属しており、切り花の種や苗を販売するのが主な業務内容になります。ただ販売するだけではなく、種や苗の栽培過程で発生する障害や病気に対する技術指導も行っております。納めた花が母の日などの贈り物となり、贈られた側はその花を見て喜んでいただける、そんな場面に出くわしたときに非常にやりがいを感じます。また自社商品の白いイチゴ「初恋の香り」がユーチューバーのヒカキンさんに取り上げられるなど、メディアに出た時にもやりがいを感じます。

 

ミラプロ《山田さん》

私は現在総務部に所属し、主に電話対応や来客対応、勤怠業務を担当しています。来客対応や電話対応は想像がつくと思いますが、電話は担当者につないだり、来社された方をご案内するなどの業務を行っています。勤怠業務は、有給や早退の申請を取りまとめる事務作業を行っています。社外の方や社内の様々な部署と関わることが多いので、色々な人に名前を覚えてもらえることが楽しいです。

 

山梨県庁《東山さん》

私は山梨県庁二拠点居住推進課に配属され、山梨県への移住や東京と山梨県での二拠点居住の希望者に寄り添った相談など、支援制度の紹介業務にあたっています。また県のラジオ番組として、東京FMと組んだプロモーションの活動にも携わっています。自分のできることに全力でベストを尽くし、移住や二拠点居住を希望する方から相談して良かったと思っていただけることや、県内への移住へ具体的な一歩を踏み出すというところに繋がった時に非常にやりがいを感じています。

 

今後、今所属している会社等でやりたいと思うような仕事はありますか。

山梨中央銀行《依田紗季さん》

住宅ローンや個人のローンなどの融資に携わりたいと思っています。

 

はくばく《纐纈さん》02wakateshain-01hakubaku

私は現在、雑穀と乾麺の商品開発に携わっていますが、今後はすぐ食べられるようなものや、新しい可能性みたいなものを開発できるような仕事をしていきたいなと思っています。

 

ミヨシグループ《依田拓実さん》

弊社は主に営利向けの販売になっていますが、コロナ禍の需要の変化で、冠婚葬祭事業から家庭内で一般の生活者の方が使用するようなニーズが増えてきているため、新しい購買層に向けてSNS等を使って幅広く知っていただければと思い、今進めているところです。

 

ミラプロ《山田さん》

入社後まだまだ覚えることも多く、現在の仕事に精いっぱいとなってしまうことが多いですが、もっと知識をつけて自分から提案ができるような仕事の進め方ができるようになりたいと思っています。

 

山梨県庁《東山さん》

現在の業務のように企画や情報を届けることを中心にやっていければと思っています。

 

U・Iターン就職しようと思ったきっかけは何ですか。

山梨中央銀行《依田紗季さん》

大学4年間東京で生活したことで、東京のせわしい生活の中で、自分が働くイメージがつかなかったというのが理由の一つです。将来のライフプランを考えたときに、結婚や子育てをしながら長く働きたいと思ったことと、いずれは山梨に戻りたいと思っていたので、転職して山梨に戻るよりは初めから山梨で就職しようとは考えていました。また、4年間東京の大学に通わせてもらい、両親の近くで働くことが私の中の親孝行という思いがあったことも、理由の一つとなっています。

 

はくばく《纐纈さん》

私は働く場所よりも、自分のやりたいことを軸に就職活動をしていました。とは言っても、実家に帰省しやすいところを中心に探していましたが、はくばくと縁があり入社することを決めました。入社当初は、東京本社の商品戦略部に配属となり1年3ヶ月仕事をしていましたが、2020年10月に山梨本社の株式開発部に異動となり、山梨で働くこととなりました。就職活動では、山梨以外にも東京や神奈川、静岡など近郊で探していましたが、色々な会社を見て、はくばくに入りたいと思ったら結果として山梨だったということです。

 

03wakateshain-02miyoshiミヨシグループ《依田拓実さん》

大学4年間を東京で生活し、3年生になった頃に東京で長期インターンに参加していましたが、その際に満員電車のストレスから、体力的にも精神的にもこの先何十年も続くのは辛いなと思ったのが一つです。山梨を選んだ一番の大きな要因としては、友達や家族が近くにいる安心感から、気軽にストレスなく就職や私生活に取り組めるのではないかと思ったからです。実際それができていると感じています。

 

ミラプロ《山田さん》

大学4年間を東京で過ごしましたが、満員電車など人混みが苦手で、常に人と接していないといけない時間が多く、就職活動の際には都心での就職はやめようと思っていました。じゃあどうしようと考えたときに、住み慣れた地元に戻って地元に貢献できるような仕事をしたいと思ったので、山梨で就職活動をすることにしました。

 

山梨県庁《東山さん》

私は大学を卒業してから今に至るまで、山梨県庁で仕事が四つ目になります。色々なことに好奇心を持って転職を繰り返してきました。大学を卒業した後はJICA海外協力隊のボランティア活動で中米のドミニカ共和国で日本語の先生をし、帰国して東京で国際協力の仕事に携わり、その後、岩手県の陸前高田市で被災地の支援をしていました。そして今、山梨にたどり着いていますが、仕事をする中で、魅力を届けたい地域のことを良く知っているところで働くことが仕事と直結してくると感じ、地元山梨に戻ろうと考えました。山梨県の採用試験で自己アピールの試験があり、幅広い採用枠に魅力的を感じて山梨県庁に就職したいというきっかけになりました。

 

山梨県へU・Iターン就職して感じたメリット、デメリットは何ですか。

山梨中央銀行《依田紗季さん》

私はUターン就職になりますが、近くに友人や家族がいることで、プライベートの充実と、何かあれば気軽に相談できる環境が心の支えにはなっています。社会人になった最初の頃は、大学生活とのギャップを誰しも感じると思いますが、慣れない環境下でも、生活面の支えだけでなく精神面でのサポートがあるのは大きいと感じています。また、都会のような満員電車で通勤するストレスがなく、快適に通勤できることはメリットだと思います。デメリットは、車がないと不便ということと、休日に遊びに行く場所が少ないことです。

 

はくばく《纐纈さん》

Iターンのメリットとしては、意外と都心に近いこと、実家が県外ですが近くて便利なところ、物価が安いところをメリットとして感じています。デメリットは、山梨には友人がいないためコミュニティが狭くなってしまってしまいがちですが、同期や会社の同僚が気にかけて誘ってくれるなど、人の輪を広げてくれる環境があるため、とても恵まれていると感じています。車がないと生活に不便なところはデメリットかと思います。

 

ミヨシグループ《依田拓実さん》

私はUターン就職になりますが、一番強く感じたメリットは、地元の友達がいて安心感があることです。それ以外にも、趣味の温泉巡りやゴルフへのアクセスのしやすさ、東京にも高速道路を使えば1時間半程で行けることもメリットに感じています。デメリットとしては、東京に比べると企業数が少なくはなるので、おのずと選択肢は少なくなりますが、一社一社、インターンシップ等を通じて企業がどのような活動をしているのか理解を深めていく中で、自分のやりたいことが見つかったというような、メリットにも転換できるのではないかと感じています。

 

ミラプロ《山田さん》

メリットは、仕事後に自分の車に乗って帰ることで、自分だけの時間を都会に比べて作りやすいと思います。デメリットは、趣味が映画鑑賞ですが、山梨には大きい映画館が少なく上映しない映画があるので、娯楽に関しては東京の方が多くあって楽しいかなとは思います。

 

02wakateshain-05kencho山梨県庁《東山さん》

私は今、山梨にUターンしていますが、岩手にいた時はIターンでもありました。その経験から、今山梨で働いていて、自分自身の育った町なので、色々とイメージがしやすいと感じています。例えば、上野原市でこういうことをしようとか話が出てきたときに、上野原市の魅力などが思い浮かびやすいというのが、地元に帰ることのメリットと思っています。Iターンに関しても、外の視点も踏まえた上で物事が考えられるので、より新鮮な気持ちで仕事ができると思います。デメリットは、Iターンで特に感じましたが、人間関係を一から作っていくことに難しさを感じましたが、繋がれるとウェルカムに受け入れてもらえたので、自分自身で人間関係をつくれたという充実感を得られました。

コロナ禍で、仕事面ではどのような変化がありましたか。

山梨中央銀行《依田紗季さん》

県外店舗ではお客様とリモートで商談を行っているという話は聞きますが、県内店舗ではほとんどありませんでした。研修などは、ZOOMを利用したリモート研修に変わりました。変えたこととしては、マスク生活ではお客様に表情が見えないので、声や笑顔を普段以上に意識するようになりました。

 

はくばく《纐纈さん》

コロナが流行り始めた頃は東京本社で勤務していましたが、時差出勤やリモートワークを積極的に会社全体で行うようになりました。現在の開発部では、工場試験やサンプル作成など出社せざるをえない場合がありますが、終日打ち合わせの時などは、できるだけ在宅ワークにするといった工夫を今も継続しています。

 

ミヨシグループ《依田拓実さん》

弊社でも一番大きく仕事面で変わったのは、リモートの活用です。社内のミーティング会議や、海外の取引先との会議の場でも、リモートワークに慣れた上で、コミュニケーションに生かして取引ができるというところは、一番変わったところだと思っています。

 

ミラプロ《山田さん》

自社で職域ワクチン接種を早い段階で実施できたこともそうですが、都心などからの来客は原則禁止としたり、分散勤務やリモートワークの導入を行うことで感染拡大や予防への取り組みがしっかりと行えていたと思います。

 

山梨県庁《東山さん》

打ち合わせやセミナー等がオンライン中心になりました。また、職場で感染者が出た際にも業務が継続できるよう、仕事の仕方や勤務態勢にも変化があらわれており、リモートワークを活用する職員が増えました。

 

コロナ禍で、生活面ではどのような変化がありましたか。

山梨中央銀行《依田紗季さん》

飲み会や買い物などの外出は減りました。コロナ前は同期と大人数で飲み会をしていましたが、集まることができなくなり、コロナ前は東京で当たり前のように会えていた大学時代の友人たちとも会えなくなったりと、人との関わりは減りました。コロナ禍での生活面はマイナス面も多くありますが、コロナが流行してから始めた趣味として休日に同期とゴルフに行ったりと、飲み会ができなくなってしまった分、健康におけるプラス面は増えたかなと思います。

 

はくばく《纐纈さん》

外出控えの意識が強くなったというのもあり、インドアにさらに拍車がかかり、おうち時間の充実アイテムをたくさん購入してしまったというのがあります。山梨に異動してからは車の移動ができるので、感染対策をした上でにはなりますが、首都圏と比べてリフレッシュできる機会が増えたように感じています。

 

ミヨシグループ《依田拓実さん》

大学を卒業して就職したタイミングがコロナの感染のピーク時と重なったので、楽しみにしていた卒業旅行等の外出が全くできなくなってしまったのは残念でしたが、インターネット通販が広がって商品のバリエーションが増えたところに個人的には魅力を感じ、コロナ禍でも買い物を楽しんでいます。

 

ミラプロ《山田さん》

外出する機会が減りました。飲み会もリモート飲みをしていますが、例えば遠くの大学の友達なども気軽に誘いやすくなりました。

 

山梨県庁《東山さん》

音楽が趣味なので、ライブハウスでのライブや、地域のイベントに参加する機会がなくなったことが大きく変わったところです。オンラインを活用して、新しいアイディアや新しいやり方を考えるようになったところが生活面での変化で、それが仕事にも直結している気がするので、得られたものも大きかったと思います。


お問い合わせ先

所属課室:山梨県多様性社会・人材活躍推進局労政人材育成課

〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1

電話番号:055(223)1561

ファックス番号:055(223)1564

メールアドレス:rosei-jin@pref.yamanashi.lg.jp

 

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